「ダブル・シークレット」ゆりの菜櫻・著 イラスト・サアヤ 白泉社花丸文庫BLACK
2008年8月25日初版 244ページ 657円+税
ライトノベル風味のBLといった感じですが、エッチシーンは軽めではありませんでした(笑)。
ストーリーは・・・ニューヨークで小さな本屋を営んでいる涼には、人には言えない秘密があった。アメリカ中央情報局の謀報部員。それが涼のもうひとつの顔だ。ある日、ロシアで起きている連続猟奇殺人事件を調査しにモスクワに乗り込むことになった涼は、石油採掘権競売の会場でロシア屈指の財閥の総帥・ヴィクトールに出会い、気に入られてしまう。人外である彼の術に嵌り、淫猥な蹂躙を受けてしまった涼の身体には「悦びの種」が植え付けられてしまい…。瞳がルビーに変化する男。そしてもうひとり、同じ瞳を持つ男・ライアンと出会った涼の運命は… というもの。
BLでスパイものは、ままある設定ですが、シリアスな話が多いような気がします。
このお話はわりあいコメディタッチで、かつ文体がライトノベルっぽいし、イラストも耽美というよりはライトノベルにありそうなタッチなので、「もしかして、明るめ、軽めの話なの?」と思って読んでいましたが、そこは花丸文庫BLACK。エッチシーンは決してライトではありません。その落差にはいい意味で驚かされました。
同僚のCIAスパイが殺害され、容疑者のロシア人富豪・ヴィクトールと接触する涼。なんと、ヴィクトールはフィアンマ(吸血鬼みたいな種族らしい)だった。しかも、涼は1000人に1人程度しかいないと言われる「パール・ブラッド」の持ち主だそうで、パールブラッドはフィアンマにとってはすごいご馳走だそうなのです。
ヴィクトールは触手やら、狼のような下級魔族をつかって涼を陵辱。前も後ろも、尿道も、でございます。
そこに助けに入ったのが、ヴィクトールと同じフィアンマのライアン。
涼はライアンに助けられ、ヴィクトールと対決することになりますが、ヴィクトールは涼の身体に「悦びの種」なるものを植えつけていっておりました。対処法は、種をライアンの精液で溶かすこと。そんなわけで、ライアン×涼のカップリング成立です。
自信過剰で隙あらばエッチに持ち込もうとするライアンに涼は振り回されるところはコメディタッチで、ビクトールとライアンの呪文対決のようなところは本当にライトノベルちっくでした。
最初、読み始めたときにはどうなるかと思いましたが、結構楽しめました。
2008年8月25日初版 244ページ 657円+税
ライトノベル風味のBLといった感じですが、エッチシーンは軽めではありませんでした(笑)。
ストーリーは・・・ニューヨークで小さな本屋を営んでいる涼には、人には言えない秘密があった。アメリカ中央情報局の謀報部員。それが涼のもうひとつの顔だ。ある日、ロシアで起きている連続猟奇殺人事件を調査しにモスクワに乗り込むことになった涼は、石油採掘権競売の会場でロシア屈指の財閥の総帥・ヴィクトールに出会い、気に入られてしまう。人外である彼の術に嵌り、淫猥な蹂躙を受けてしまった涼の身体には「悦びの種」が植え付けられてしまい…。瞳がルビーに変化する男。そしてもうひとり、同じ瞳を持つ男・ライアンと出会った涼の運命は… というもの。
BLでスパイものは、ままある設定ですが、シリアスな話が多いような気がします。
このお話はわりあいコメディタッチで、かつ文体がライトノベルっぽいし、イラストも耽美というよりはライトノベルにありそうなタッチなので、「もしかして、明るめ、軽めの話なの?」と思って読んでいましたが、そこは花丸文庫BLACK。エッチシーンは決してライトではありません。その落差にはいい意味で驚かされました。
同僚のCIAスパイが殺害され、容疑者のロシア人富豪・ヴィクトールと接触する涼。なんと、ヴィクトールはフィアンマ(吸血鬼みたいな種族らしい)だった。しかも、涼は1000人に1人程度しかいないと言われる「パール・ブラッド」の持ち主だそうで、パールブラッドはフィアンマにとってはすごいご馳走だそうなのです。
ヴィクトールは触手やら、狼のような下級魔族をつかって涼を陵辱。前も後ろも、尿道も、でございます。
そこに助けに入ったのが、ヴィクトールと同じフィアンマのライアン。
涼はライアンに助けられ、ヴィクトールと対決することになりますが、ヴィクトールは涼の身体に「悦びの種」なるものを植えつけていっておりました。対処法は、種をライアンの精液で溶かすこと。そんなわけで、ライアン×涼のカップリング成立です。
自信過剰で隙あらばエッチに持ち込もうとするライアンに涼は振り回されるところはコメディタッチで、ビクトールとライアンの呪文対決のようなところは本当にライトノベルちっくでした。
最初、読み始めたときにはどうなるかと思いましたが、結構楽しめました。