「交渉人は振り返る」榎田尤利・著 イラスト・奈良千春 大洋図書SHYノベルズ
2009年6月3日初版 262ページ 860円+税
このシリーズ、まだ続くらしいですが私はこれで読み収めにしようと決意しました。
ストーリーは・・・元検事で元弁護士、そして優秀な頭脳と口八丁を駆使する美貌の男、芽吹章は、弱き立場の人を救うため、国際紛争と嫁姑問題以外はなんでもござれの交渉人として、『芽吹ネゴオフィス』を経営している。そんな芽吹が泣く子も黙ると評判のヤクザ、兵頭寿悦と深い関係になり、この頃では互いの存在に慣れつつあった。だが、生き方も違えば考え方もまるきり違う、おまけにヤクザなんて大嫌いだ、それなのに寝ている…ということに戸惑いがあるのも事実だった。そんなとき、芽吹はかつて関わっていたある青年と再会して…というもの。
とりあえず、シリーズ3作目のこの本まで買ってたんで読んでしまうことにしました。
読み始めるまで、勝手にこの本がシリーズ最後だと思ってたんです。榎田先生のSHY文庫でのシリーズ物は3冊で終了のものが多かったので。でも、この話はまだ続くんですね。ファンが多いのでしょうか。
3作目ですが、作風が変わったと思うのは私だけでしょうか?妙にコメディタッチというか、小さいギャグがところどころにあるのです。それが良いように作用していればいいと思いますが私はどうも笑えませんでした。
主人公の芽吹の仕事はタイトルにもなっている「交渉人」なのですが、交渉人として仕事をしている描写がほとんどないのも、私には物足りません。
女の子からちょいと声をかけられると、とたんにヤニ下がる芽吹。芽吹ってこんなナンパなキャラだったっけ??
終盤で芽吹が誘拐され、当然のように兵頭(と、七五三野)が助けに来ます。-受けがさらわれて攻めが助けに来るという榎田先生お得意のパターン。物足りないまま、話は終わってしまいました。
奈良先生のイラストも、ますます私の苦手な方向に行ってしまい、このシリーズを読み続ける気力がなくなってしまいました。このシリーズはこれで打ち止めにしたいと思います。
2009年6月3日初版 262ページ 860円+税
このシリーズ、まだ続くらしいですが私はこれで読み収めにしようと決意しました。
ストーリーは・・・元検事で元弁護士、そして優秀な頭脳と口八丁を駆使する美貌の男、芽吹章は、弱き立場の人を救うため、国際紛争と嫁姑問題以外はなんでもござれの交渉人として、『芽吹ネゴオフィス』を経営している。そんな芽吹が泣く子も黙ると評判のヤクザ、兵頭寿悦と深い関係になり、この頃では互いの存在に慣れつつあった。だが、生き方も違えば考え方もまるきり違う、おまけにヤクザなんて大嫌いだ、それなのに寝ている…ということに戸惑いがあるのも事実だった。そんなとき、芽吹はかつて関わっていたある青年と再会して…というもの。
とりあえず、シリーズ3作目のこの本まで買ってたんで読んでしまうことにしました。
読み始めるまで、勝手にこの本がシリーズ最後だと思ってたんです。榎田先生のSHY文庫でのシリーズ物は3冊で終了のものが多かったので。でも、この話はまだ続くんですね。ファンが多いのでしょうか。
3作目ですが、作風が変わったと思うのは私だけでしょうか?妙にコメディタッチというか、小さいギャグがところどころにあるのです。それが良いように作用していればいいと思いますが私はどうも笑えませんでした。
主人公の芽吹の仕事はタイトルにもなっている「交渉人」なのですが、交渉人として仕事をしている描写がほとんどないのも、私には物足りません。
女の子からちょいと声をかけられると、とたんにヤニ下がる芽吹。芽吹ってこんなナンパなキャラだったっけ??
終盤で芽吹が誘拐され、当然のように兵頭(と、七五三野)が助けに来ます。-受けがさらわれて攻めが助けに来るという榎田先生お得意のパターン。物足りないまま、話は終わってしまいました。
奈良先生のイラストも、ますます私の苦手な方向に行ってしまい、このシリーズを読み続ける気力がなくなってしまいました。このシリーズはこれで打ち止めにしたいと思います。