ペコリーノのBL読書日記

BLスキーのペコリーノのBL読書日記。素人の感想&個人的な覚書です。100%自分向けのためネタバレ全開です。

書店勤務の方に話を聞く機会がありまして

2009-03-06 00:19:31 | 雑談
書店(結構、BLに力を入れているお店)勤務の方と話をする機会がありました。
 話の流れで、BLの話題になったので、最近のBLの売れ行きなどを聞いてみました。

 お店はけっこう大きな書店の、コミック専門の店舗。
 コミック専門店ということですが、ラノベやBL小説も置いてあります。
 けっこうマニアックなものまでカバーしており、サイン本フェアなどもやっています。
 立地は、都内のターミナル駅から数分のところ。

 ・BL本の売れ行きは頭打ち。ペーパーをつけたり工夫しているが、売り上げ
  アップにはつながっていない。
 ・沢山の人が買っていくというより、少数の人がまとめ買いをしていくことが多い。一人で10冊とか買ってい
  くこともよくある。
 ・ラノベなどに比べると、買う人の年齢はかなり高い。平均で30代半ばといったところ。40代、50代の人も
  珍しくない。
 ・限定バージョンなどは売れ行きがいい。入荷した分は完売することも多いが、そもそも、取次ぎからま
  わってくる数が少ないこともあり、売り上げの伸びにはつながっていない。
  
 
 昔は、なんつーか、若い子が通過儀礼・・・みたいな感じでBLというか、ホモっぽいものに興味を持つってことがあったと思うんですよね。
 私がなんでBLにハマったのか考えると、まぁ、あの時代、BLというか、ホモ系の名作がいくつか出たということが一番、大きかったような気がします。
 たまたま友人がかなり初期から「LaLa」を買っていて、借りて読むうちに「日出処の天使」とか「摩利と真吾」なんかにはまったのがきっかけだったのかなぁ。
 エロへの興味や欲求が、ストレートに男女モノに行かないで、屈折した感じで現れたりとか、男同士の究極の友情(!?)として、同性愛を見ていたのかもしれません。そういう女にはない男同士の友情へのあこがれなんかがあったのかもしれません。まぁ、生まれついて精神が腐っていたのかもしれませんけど・・・。

 私が学生の頃と比べると、少女向けのコミックのエロが相当激しいし、実際、中学生でH経験がある人も、昔に比べたら増えているわけで、実際やっちゃうと、所詮、絵空事のBLに「けっ」と思う部分が出てくるのもあるよね・・・。
 若い子で読み手が育たないと、マーケットとしては先細りだよねぇ。
 今市子先生の「萌えの死角」にも書いてありましたけど、昔はBL作品の数が少なかったから、少しでもそれっぽい描写が出てくるとドキドキしたりとか、「××って本にそういうのがあるらしいよ!」と聞くと、探して読んだり。
 かくいう私は、「さぶ」という本はホモの本だ!と聞いて、書店で「さぶ」を探し回り、恥ずかしいから店の人に「さぶってどこにありますか?」と聞くことができず、本屋中の本を見てまわって、山本周五郎の「さぶ」(新潮文庫)を購入したという苦い思い出があります。
 
 私が60代、70代になった時、定額給付金が出たらそれでBLを買うような人が出たりして・・・・・・。

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