ペコリーノのBL読書日記

BLスキーのペコリーノのBL読書日記。素人の感想&個人的な覚書です。100%自分向けのためネタバレ全開です。

私が気になるBL関連ニュース 2007年10月中旬版

2007-10-13 19:10:59 | 雑談
 9月に日本文芸社よりKAREN文庫Mシリーズが創刊された。
 第一弾のラインナップは吉原理恵子先生の「銀のレクイエム」など。
 小説JUNEに掲載されたのを覚えていて、書店で手に取り、立ち読みをした。
 改稿はあったのかもしれませんが、本当に懐かしかった。
 買おうかどうか悩んだのだが、とりあえずパス。
 後日、店を再訪すると、もう売り切れていた。

 んで、創刊第二弾で10月に発行されたのが、これまたお懐かしや、野村史子さんの「テイク・ラブ」。
 挿絵は雑誌掲載当時と変わらず魔木子先生。雑誌掲載時にすごく印象に残っていた見開き1ページのイラストもそのまま収録。
 同じKAREN文庫Mシリーズから10月に出たもう一冊が葛城ちか先生の「海に眠る」。
 裏表紙の説明を読むと、新人さんのようです。内容は・・・本屋であらすじを立ち読みしただけなので記憶が曖昧なのですが、へその緒がついたままコインロッカーに捨てられた主人公は、施設で育つが、虐待に耐えかねて施設の職員を殺害して逃走する~~みたいな話でした。
 話の内容や表紙のイラストから、ボーイズラブというよりはジュネっぽい感じがしました。KAREN文庫Mシリーズの「銀のレクイエム」や「テイク・ラブ」といったラインナップから考えると、今風のボーイズラブではなく、重めのJUNEっぽい作品をリリースしていくのでしょうかね。
 新人さんの発掘や新作も楽しみにしていますが、昔のJUNEの名作の掘り起こしも期待しています。
 ついでに、今井ジュン先生の「つかの間の夏の光りに」シリーズをリリースしてくれれば、盗作騒動のあった吉田ナツさんの「恋をしてはいけない」と比較ができるのに。

 と、思っていたら、テイク・ラブを買った本屋で小説b-boyを見つけた。
 私は雑誌はまず買わないので、いつもなら素通りするのだが、表紙に「吉田ナツ」の文字が。
 どうやら新作をひっさげてカムバックのようです。
 盗作騒動があったのが、ビブロスが倒産する直前だったので、有志による問い合わせなどが行われても、結局、ビブロス側からの返答などはなく、盗作問題で絶版→回収になる前に、倒産による回収になったため、盗作問題もうやむやになっていました。

 どのような理由で、リブレ出版が吉田ナツさんの起用を決めたのか、部外者の私には知る由もありませんが、小説b-boyの編集部が吉田ナツさんの盗作騒動を知らないとは考えにくく、よって、盗作騒動があったけれども、起用する=盗作問題に関して、リブレ出版としては無罪判定をした、ということでしょう。
 
 実際、盗作をしたのかどうかはわかりませんが、騒動があったというだけでも、小説家としてはマイナスなはずです。 
 そのマイナスを差し引いても、使いたいと思うほどの作家さんなんでしょうかね。吉田ナツさんて。
 まぁ、一応、ビブロス時代小説b-boyの小説賞の受賞者ですから、いわば、生え抜きなわけです。となると、守ってあげたいというのが編集部の気持ちなのでしょうか。
 それだけの力量が吉田ナツさんにあればよいでしょうけど・・・。
 とりあえず雑誌を勝って読んでみようかと思います。

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