五里夢中於札幌菊水 

野戦病院へ出向予定。
医療崩壊に対して国民全てと共闘を夢想。
北海道の医療崩壊をなんとか防ぎたい。

思い出の焼酎

2006-12-31 18:21:28 | 焼酎

焼酎党になったきっかけの銘酒で今でも大好きな酒がある。
その思い出が詰まっているはずの山岳部の部誌をあさってもなかなか記録が見つからない。国家試験が終わって卒業山行ということで、メンバーは当時の1年生濱田君1人を連れての寂しい山行であった。

2003年3月、九州といえどもまだ寒かった。
準備もいい加減のまま鹿児島行きの便は無情にも迫っておりどたばたしたまま新千歳空港に着いた記憶がある。足りないものを現地のアウトドアショップで購入し、フェリーターミナルでテント泊。

翌日高速船とっぴーにのり宮之浦へ。途中登山届けを出そうとしたが、沢登を理解されている方がいなく、どこへいってもそんなことしたら死ぬぞと言われて拒否された。男2人でなんだか怪しげな感じであったのだろう。バスにて大川へ。千と千尋の神隠しのモデルになった千尋の滝へ行く。我々を見て外人さんがオーサワノボリと言った。やっとわかっている人に出会った。林道をガシガシ歩いて大川という川に入渓。国家試験のため2ヶ月間山に登っていなかったため体力はがた落ち。
よれよれしながら歩いた。ここらへんから記憶があいまいになる。
北大医学部山岳部のフラテの部誌にはノーザイルで行けたと書いてあったがどう見てものっこせない難所があり、万が一のために用意していたつもりのザイルが無いと言う事に気付いた。難所の右手の泥壁をなんとか這い上がったとき夕暮れになっていた。寝相が悪ければ滑落するんじゃないかというところにテンバを作る。落石の心配もあったがもう行動を取れるような状況ではなくなった。寝苦しいはずだったが疲れていたため即入眠。晩御飯はスープカレーだったような気がする。

翌日、疲れているはずなのだが前日の行動で体が記憶を取り戻したのかガシガシ行ける。源頭を出て8合目ぐらいにあった山小屋についたときにはひどい雨が降ってきていた。なんとか間に合ってラッキー。

3日目ピーカン。頂上付近は登山道はまだ氷っていた。豆腐のような変な岩がぼこぼこある。上空になにやら花火のようなものが見える。1年生はまだはロケットだと言い張るがそのわりにはしょぼい。夏道をひたすら下る。これは飽きた。

その夜行き当たりばったりで民宿に泊まる。そこで出てきた酒が三岳だった。
登山の成功を祝いがぶがぶロックで飲む。当時はそこらじゅうの商店で三岳がごろごろしていたとのことだが、今では全然手に入らないらしい。

ちょっと懐かしい記憶がよみがえる銘酒である。

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