母ひとり娘ひとり あわせてふたり                             ~大腸癌を宣告された娘の記録~

2008年7月、たったひとりの家族である母が上行結腸癌にステージ3b、ママ頑張ろうといいながら自分への励ましブログ。

検査日1日目 -母の気持ち-

2008年08月08日 20時51分53秒 | 発病
いよいよ検査日初日。
私も今日は有休を取得して朝からついて行った。
母は検査の途中で私に先生が今日どんな話をされるか分からないけどステージは聞かないつもりやねん。って突然言い出した。

その時の様子で確信した。母は先生から事前に話を聞いていないと。
前回告知されてからも母とは毎日のように電話で話していたがものすごく明るい。
悪いとこ切って縫ってもらって2~3週間で退院できるし、へっちゃらよって
いったい、その前向きさと明るさはどこから出てくるのかと不思議な位だった。
5cmという大きさ、貧血が2年前から数字で指摘されていたこと、腹痛があったことすべて進行がんの特徴であること、母は知っている。だけど普段と変わりなく明るい。

だけど怖かったんだと感じた。怖さをはねのけるため、明るく過ごしたんだと分かった。
明るく過ごして電話でバカ話して笑って少しでも考えたくなかったんだね。
なんだか胸が痛かった。

本当は怖い。だからステージも聞きたくない。そりゃそうだよね。お母さん
私より大腸がんのこと知ってるもんね。
ママの明るさはアカデミー賞もんの熱演だったよ。

私は祈った。告知ありきの時代でも状態が悪すぎる内容だったら先生から母にいきなりは全て話しませんようにって