Windows Vista RC1を、Boot Camp 1.1 Betaを導入したMacBookにセットアップしました。これまでの手間は一体何だったのか、と脱力するほどよくできています。
Boot Camp 1.1にWindows Vista RC1の詳細なインストール方法は一般ダウンロード開始後にお伝えするとして、今回は大幅に改善されたWindows Vista RC1のMacBookインストールレポートをご紹介します。
■インストール時の違い
・EFIパーティションを削除する必要がなくなりました! これによって、Boot Camp アシスタントによる、パーティションの復旧が可能となります。また、Mac OS Xの起動ディスクからWindowsパーティションが選択できるようになります。
■Boot Camp 1.1で提供されるドライバが不要となるもの
・Intel GMA950のドライバが、Mobile Intel(R) 945GM Express Chipset ControllerというWDDMリファレンスドライバとしてあらかじめ用意されています。これによって、Aero Glassが標準で有効になります。
・上記と同じく、Mobile Intel(R) 945GMのチップセットドライバもリファレンスドライバが用意されています。
・Atheros AR5006X Wireless Network Adapterもリファレンスドライバが用意されています。
■Boot Camp 1.1で提供されるドライバがそのまま使えるもの
・SigmaTel サウンドドライバ
・内蔵iSightドライバ
・Bluetoothドライバ
・マウスドライバ
・Apple Kerboardソフトウェア
・時刻修正(appletime.exe)ソフトウェア
・輝度調整(brightness.exe)ソフトウェア
■Windows Vista Beta 2での動作と変わらず動作しないもの
・起動ディスクコントロールパネルは正常に動作しません
・「¥」「かな」「英数」などの一部のキーは使用できません
■新たに発生した問題
・再起動に必ず失敗します。ブラックアウトしたまま、ファンが高速回転することから、フリーズしてしまっているようです。
まだまだ検証途中ですが、Windows Vista自体のUIもブラッシュアップされており、動作も見違えるほど機敏になっています。これまでBoot Camp環境にWindows XPをインストールされていた方も、是非この機会にWindows Vista RC1を試されてみてはいかがでしょうか。
また、「RC1では、ここはどうなった?」「これはできる?」といったご質問も、簡単な検証手順を添えてコメントいただければ、できる限りお調べしてお答えしたいと思います。
それでは、また。
私のMacBookでは微妙に状況が違いましたので記載します。
問題ないもの
Blutooth AppleWirelessMightyMouceで動作確認しました。
SigmaTel サウンドドライバ Boot Camp 1.1のCDで動作確認しました
内蔵iSightドライバ インストール直後の状況で正常に認識されていますが、Messengerなどでは動作しませんでした
Apple Kerboardソフトウェア、 時刻修正(appletime.exe)ソフトウェア、輝度調整(brightness.exe)ソフトウェア
CDからインストールできず
また、再起動時のフリーズですが、私の端末では発生していません。
おおむね(再起動時のフリーズを除いて)、私もO様と同様の状況です。
内蔵iSightドライバについては、現在検証中です。Apple Kerboardソフトウェア、 時刻修正(appletime.exe)ソフトウェア、輝度調整(brightness.exe)ソフトウェアについては、本ブログで紹介している手順で動作させることができるのですが、セキュリティ関連の挙動が変わっており、ログイン時の起動ができない状態です。ただし、UACをオフにすることで当面利用は可能です。
これらの問題がクリアになり次第、あらためてご報告いたします。