パソコンよろずQ&A

よろずと言いつつ、すっかりBoot Camp Only Blogです。現在、更新・コメント返信は一時休止しております。

MacBookの突然シャットダウンする原因や変色問題について

2006年09月04日 | Mac

相変わらずご無沙汰しております。

MacBookが突然シャットダウンする、という全世界的(?)な不具合について、ご多分に漏れず私のMacBookでも遭遇いたしました。ほか、白モデルのパームレストが変色するという現象もあり、修理に出しました。Apple Store, ShibuyaのGenius Barに持ち込んだ際に、Mac Geniusから聞けた一連の不具合の原因について、ご報告いたします。

■現象1:高負荷状態において、数秒~1分程でシャットダウンする問題

・再現動作
iTunesを起動し、ビジュアライザをオンにして音楽を再生

・管理人からMac Geniusに伝えた補足情報
CoreDuoTempで計測しながら調べたところ、ほぼ摂氏70度でシャットダウンする

・MacGeniusの説明(要約)
ヒートシンクのセンサー異常が考えられる。高温時に働くシャットダウンの機能が、摂氏60~70度の状態を100度近いと勘違いして働いてしまうようだ通常、摂氏100度近くまで高温になって働くはずのシャットダウンの機能が、60~70度で働いてしまうようだ

【2006/09/05訂正】センサーの動作温度について、意味の異なる要約になっておりました、申し訳ございません。お詫びの上、訂正いたします。

■現象2:MacBook 白モデルのパームレスト変色について

・再現動作
毎日10時間程度の使用において、使用開始から数週間前後でパームレスト表面に黄ばみが発生。

・管理人からMac Geniusに伝えた補足情報
特になし。対応(「パームレストが変色していますが、こちらも修理可能ですか」と)だけを依頼。

・MacGeniusの説明(要約)
特になし。ヒートシンクの問題とともに、対応を了解。

■現象3:トラックパッドボタンを押した際のきしみについて

・再現動作
発生時期は不明だが、使用数ヶ月でトラックパッドのボタンを押した際に部材同士がすり合わさるようなきしみが発生。

・管理人からMac Geniusに伝えた補足情報
特になし。対応(「トラックパッドボタンがきしみます」と)だけを依頼。

・MacGeniusの説明(要約)
特になし。現象を確認し、ヒートシンクの問題とともに、対応を了解。

■現象4:Mac起動時にまれに縦縞が表示され、フリーズする問題について

・再現動作
再現方法は不明。MacBook起動時、再起動時問わず、起動後OS起動直前で縦縞模様が表示され、OSが起動しない。

・管理人からMac Geniusに伝えた補足情報
特になし。対応(「起動時に縦縞が表示されます」と)だけを依頼。

・MacGeniusの説明(要約)
起動時に縦縞が表示されるのは、Mac OS X 10.4.7において起こるOS由来の問題であり、ハードウェアの不具合ではない。Mac OS X 10.4.6では発生しないので、しばらくバージョンを10.4.6で使用してほしい。

■対応

引取修理(無償)となりました。Apple Store店頭での受け取りと、自宅配送を選択可能です。現時点で修理完了まで4日かかるということでした。

具体的な交換パーツは、ヒートシンク、トップパネル(パームレスト部を含むすべて)、ベゼル(液晶周囲の枠のこと)の3つです。ベゼルは直接不具合のあるパーツではありませんが、トップパネルの材質と質感をそろえるため交換します、という説明がありました。

要約したために雰囲気は伝わりませんが、Mac Geniusの対応はスムーズで論理的かつ紳士的、大変納得できるものでした。ネット上では、OSの再インストールやダウングレード、省電力設定の変更など、さまざまな検証がされていますが、今回のGenius Barで説明された内容を考えると、すぐに修理に出された方がよいでしょう。私も随分、時間を無駄にしてしまいました。

Apple Storeに持ち込みが可能な地域にお住まいで、同じ不具合に悩まされている方がいらっしゃいましたら、是非Apple StoreのGenius Barにご相談することをおすすめします。こちらからご予約をお忘れなく。

蛇足ですが、Windows Vista RC1 + Boot Camp 1.1のレポートは、上記の理由でしばらく後になります。検証ができ次第、また本ブログに反映いたしますので今しばらくご猶予ください。

それでは、また。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
修理戻りの後日談 (管理人)
2006-09-05 13:09:31
本件には後日談があります。



投稿でもふれたとおり、Genius Barでの対応は素晴らしく、ヒートシンク、トップパネル、ベゼルを「交換していただける」と聞きました。修理期間も言われたとおりジャスト4日で完了しています。ここまでは100点満点です。



しかし、Apple修理センターから戻ってきた書類には、こう記してありました(要約)。



『作業中にシャットダウンする現象は再現できなかったため、ヒートシンクの交換はしませんでした。ヒートシンクの調整を行いました。』



このコメントは、まったくもってApple社の感覚を疑わざるを得ません。



修理後、MacBookは快適ですし、シャットダウンの現象もありません。交換したかどうかなど、大した問題ではありません。むしろ、使えるものを捨てる必要などありませんから、調整で直したことは良いことだと思います。



許せないのは、仮にも、自社が「Genius」と認めたスタッフと私の二人が見てる前で検証した現象を、Mac Geniusの署名入りの見積書に記してなお、認めないというその姿勢です。



どうか、これからGenius Barに持ち込む、という方は、是非、見積書に「詳細なシャットダウン再現方法」を記載してもらうよう、お願いしてください。あと、修理前・修理後の動作チェックを確実にさせるために、パスワードは解除しておきましょう。



Apple社は昔に比べて、相当ユーザーフレンドリーになったと思います。しかし、まだ頑なな組織が残っていたようです。サポート部門に自社商品に対する余計なプライドは不要です。誤りや不具合を素直に認め、手を尽くし、Appleというブランドを支える、という内なるプライドを持つ組織になっていただきたいと切に願います。
返信する