マリーの死から、1週間が経ち、ようやく冷静に客観的にマリーの死因を考えることができるようになった。
獣医と2度話したが、?の部分があるが、ようやく自分なりに彼女の病気を、素人判断ではあるが理解できて来たように思う。
以下は死に至る1ヶ月前の西川動物病院の獣医の投薬
4月12日
エリスロマイシン(抗真菌剤)、シクロスポリン(免疫抑制剤)、ケトコナゾール(抗真菌剤)を与え、同日に狂犬病ワクチンの投与
塗り薬ビクタスS軟膏
シクロスポリンはずっと服用していた薬である。
他のサイトでは、ケトコナゾールとシクロスポリンの併用は危険とされる(シクロスポリンがケトコナゾールの副作用を増強する)
さらにシクロスポリン服用中は狂犬病ワクチンの接種してはいけないという情報もある。
これに関しては、その日の彼女の状態を見て、父は獣医に確認したが、 全く問題なしとしている。それは後日質問しても同じであった。
4月15日
血液検査 の結果
FTA(フリーT4、遊離サイロキシン) 成績1.1 参考値0.5-3.0 →基準内
コルチゾール(副腎皮質ホルモン) 成績0.2未満 参考値1.0-7.8 → 低い
TSH(甲状腺刺激ホルモン) 成績0.47 参考値0.08-0.32 →高い
この結果からTSHが高いのは、甲状腺ホルモンが低く、その甲状腺機能低下症の症状に心当たりがある。
コルチゾールの値がやたら低いのは、4/12に服用したケトコナゾールの副作用で異常値が出ているらしい
4月21日
ソロキシン(甲状腺ホルモン)
4月15日の結果から甲状腺ホルモン値を上げようと投与
この後、容態が急激に悪くなる。4月26日頃から顔の浮腫、顔に広がる皮膚疾患、脱毛
どう見ても普通じゃない。
5月1日は容態悪くもまだ吠える事は出来た。
5月2日、吠える元気もなく、かなり容態は悪くなったようだ。顔の浮腫のために眼が殆ど開いていない状態。
結局その夜死去。
素人判断であるが
ステロイドの長期投与とビクタスSの長期使用により、免疫不全(エイズの様な状態)に陥り、さまざまな感染症を
引き起こし全身に広がった。
甲状腺機能低下症の上に、ケトコナゾール(抗真菌剤)とシクロスポリン(免疫抑制剤)を併用投与したことにより、副作用として
副腎皮質機能を下げてしまい、急性アジソン病を発症し、死に至った。
彼女は4歳で足の湿疹が一向に治癒しなかった事から、 もともとアジソン病を慢性として持っていたのかもしれない。
すべてが、悪い方向に動いた・・・のだと思う。
副作用を知らず、良くなる事だけを願い薬を与え続けた両親にも心が痛むが
それを知って薬を出し続けた獣医にも疑問が残る。
もう少し、親身になって治療を考えてもらえてたら・・・と思うと残念でならない。
まだまだ、疑問が残るが、どういういきさつで死に至ったか・・・という事を理解しようとしたことで、1歩進めたような気がする。
かけがえのない家族を失った悲しさは消えないが・・・・
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