冷え切った冬の朝は、ベッドから抜け出すのに、ちょっとした勇気がいるものです。特に今年のように寒波が厳しいと、部屋の寒さが身に沁
みますね。おのずと身支度に時間がかかってしまい、朝のスタートが遅れがちになるわけです。ところが、コンビニPOSデータの健康ドリンク
カテゴリーの早朝の(朝5時から朝7時)売れ筋グラフを見ていくと、普段とほぼ同じ時間帯の購入が進んでいます。それも、健康志向の商品が
上位で推移しています。朝は1日のスタートであるだけでなく、前の日の疲れやストレスから心身をリフレッシュさせる時間帯でもあるわけで、多
少の寒さにかかわらず、規則正しい1日を始める人が多いわけでしょうか。こういった日常生活やライフスタイルの動向は、首都圏250店以上
のコンビニPOSデータを集計、売れ筋とトレンドがいち早く捉えられるPOSBANKのデータに現れてくるものです。
グラフ1.は、健康ドリンクカテゴリー、日別販売数量推移グラフです(第47週~第4週)。第4週での、朝5時から朝7時の売れ筋上位5商品
の推移をみたものです。グラフ上で、左右いっぱいに広がった2本の大きな推移が目につきます。1本は、ハウス「ウコンの力」。特に、12月21
日(金)と、年末の仕事納めの多かった28日(金)のピークが、忘年会の集中ぶりを物語っています。同じように、躍進がめざましいゼリア新薬
「ヘパリーゼW」も、ピークを示しています。悪酔い防止、二日酔い予防として早朝にも飲まれているわけですが、前夜の総決算になるのでしょ
うね。そして、もう1本の大きな推移が、定番の大塚「オロナミンC」。毎週、コンスタントに連続してピークを続けている様子が分かります。朝の
5時過ぎから、リフレッシュや気分の高揚に飲まれているわけで、寒い朝も何のその、ですね。安定した推移を見せている点では、仕事、勉強、
ドライブなどに頑張る人の応援ドリンク、ハウス「メガシャキ」、それとレモンドリンクのハウスW「C1000ビタミンレモン」の2商品の存在が上げ
られます。朝早くから頑張っている人の健康ドリンク、実にいろいろなバリエーションがあるものです。
表1.は、健康ドリンクカテゴリー、売れ筋ランキングです(第4週)。朝5時から朝7時の売れ筋上位5商品のランキングと、順位がちょっと変
っています(太字)。「ウコンの力」、「ヘパリーゼW」、「ウコンの力 スーパー」と、ウコン飲料3商品は、深夜から早朝にかけて飲まれている様
子が分かります。また、朝のビタミンC補給のハウスW「C1000ビタミンレモン」、目覚めスッキリのハウス「メガシャキ」は早朝の購入比率が
特に高い点も、それぞれの商品の需要性が反映されているのでしょうか(太字)。これから、まだまだ朝の寒さが続きそうです。その点、早朝の
売れ筋動向がどうなっていくか、首都圏250店以上のコンビニPOSデータを集計しているPOSBANKの次回以降のデータが気になります。
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グラフ1.健康ドリンクカテゴリー、朝5時~朝7時・日別販売数量推移(第47週~第4週)
表1.健康ドリンクカテゴリー、売れ筋ランキング(販売数量構成比・客層構成比・時間帯構成比、第4週)
※ 客層の年齢目安。子供:~15才。若者:16~29才。成年:30~49才。熟年:50才~
(POSBANK:首都圏コンビニエンスストア250店以上、調査)
抹茶は、お茶席とか特別な晴れの場で飲まれるものとばかり思っていましたが、いつの間にか味覚のトレンドとして、身近な飲物や食物に好
んで取り入れられるようになりましたね。若い人が最近はまっているのが、「抹茶ラテ」。欧米系コーヒーショップの看板メニューともいわれる人
気フレーバーになっているようです。またアイスクリームのフレーバーとして、ストロベリー、バニラに次いで抹茶は、コーヒーやチョコレートと並
ぶ人気フレーバーといわれます(日本アイスクリーム協会)。コンビニに入ってチョコレート売り場に目を向けると、各社の「抹茶チョコ」が目につ
いたりします。抹茶固有の深いコクや香りが楽しめ、飲物や食物に今までにない風味をもたらせているのでしょうね。その点では本家本元でも
ある、PETボトルのお茶に関しても、抹茶の深いコクと香りが求められ始めました。スッキリ透明系のお茶から、ちょっと濃い目のニゴリ系のお
茶へ。キッカケは、昨年10月にリニューアル新発売されたサントリー「伊右衛門」。さらに新発売以来ニゴリを追求し続けているコカコーラ社「綾
鷹」、毎年のように期間限定発売される伊藤園「お~いお茶 冬の緑茶」と、抹茶の旨みを追求している日本茶の動向が、首都圏250店以上の
コンビニPOSデータを集計、売れ筋とトレンドがいち早く捉えられるPOSBANKのデータに現われているのです。
グラフ1.は、お茶(小型PET・びん)カテゴリー、日別販売数量推移グラフです(第46週~第3週)。第3週の売れ筋上位5商品と、期間限定
発売の「お~いお茶 冬の緑茶」、合わせて6商品の推移を見たものです。グラフ左端、2つの最上部の「山」は10月2日にリニューアル新発売
された、サントリー「伊右衛門」で、第40週(10.1~)から第47週(~11.25.)まで8週間にわたり1位を占めています。さらに第51週でも1
位になるなど、コクと深みを追求した石臼挽きの抹茶入り新製品の魅力が、グラフの推移に現われています。グラフ左よりのひと際大きな「山」
は、抹茶ひとさじ、期間限定「お~いお茶 冬の緑茶」。新発売から2週にわたって1位にランキングされていますが、「伊右衛門」や「綾鷹」と同
じように、抹茶の味わいを求めて購入した人が多かったのでしょうか。そして注目は、グラフ右端の2つの「山」。期間限定「お~いお茶 冬の緑
茶」を除く5商品が接近した推移を見せています。この10週間の売れ筋1位の目まぐるしい変動と、直近2週間の混戦状態。ある意味では、「伊
右衛門」、「綾鷹」、「お~いお茶 冬の緑茶」と、抹茶入り3商品の激戦模様。お茶は、ニゴリ系の味わいが求められる時代に入ったわけです。
またPOSBANKのデータベースをさかのぼっていくと、ちょっと気になる、データが見られます。3~4年前まで圧倒的1位を占めていた伊藤園
「お~いお茶 緑茶」が、少しずつ販売数量推移グラフの低下傾向が見られるのです。最近のお茶(小型PET・びん)カテゴリーの激戦の理由
のひとつも、ここにあるのでしょうか。
表1は、お茶(小型PET・びん)カテゴリー、売れ筋ランキングです(第3週)。ニゴリ系のお茶が、売れ筋上位にランキングされています(太
字)。とくに、「伊右衛門」と「綾鷹」は、他のお茶と購入者に違いが見られます。成年女性と若者男性の購入比率が高めな点です。飲物や食物
のトレンドに敏感な人たちが、反応、愛飲を始めたのかも知れませんね。その点では、首都圏250店以上のコンビニPOSデータを集計、売れ
筋とトレンドがいち早く捉えられるPOSBANKのデータチェックが欠かせなくなってきましたね。
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グラフ1.お茶(小型PET・びん)カテゴリー、日別販売数量推移グラフ(第46週~第3週)
表1.お茶(小型PET・びん)カテゴリー、売れ筋ランキング(販売数量構成比・客層構成比・時間帯構成比、第3週)
※ 客層の年齢目安。子供:~15才。若者:16~29才。成年:30~49才。熟年:50才~
(POSBANK:首都圏コンビニエンスストア250店以上、調査)
爆弾低気圧。英語で、 bomb cyclone。直訳すると、爆弾低気圧というわけで、まさにこの数日の天候状態を言い当てています。気象庁の解
説によれば、短時間のうちに爆発的に発達した低気圧のことで、寒気と暖気がぶつかり合って上昇気流が発生する事で生じ、暴風、高波、大雪
が起こるといわれます。今年初の3連休となった、先の12日から14日にかけて、爆弾低気圧が日本列島を飛び交い、春の足音が遠ざかってし
まったように思われます。それでも、季節感先取りのコンビニは、もう春の品揃え。期間限定、季節限定のモモやイチゴといった色鮮やかな商品
が、色々なカテゴリーを賑わせています。首都圏250店以上のコンビニPOSデータを集計、売れ筋とトレンドがいち早く捉えられるPOSBANK
の売れ筋ランキングにも、現われているのです。
グラフ1.は、ジュース・野菜ジュースカテゴリー日別販売数量推移グラフ(第45週~ 第2週)。第2週の売れ筋上位7商品の推移を見たもので
す。このカテゴリーの特徴は、定番の「カルピスウオーター PET500」が1位を占める傾向があり、野菜ジュースや果実ジュースが続きます。直
近の10週間のグラフでも、「カルピスウオーター」が1位で推移を続けている様子が分ります。次に続いているのが、カゴメ「トマトジュース」。昨年
の2月にトマト、とくにトマトジュースがメタボ(内臓肥満症候群)に効果があるという研究論文が米国の科学誌に掲載され、これがキッカケとなっ
て、つねに売れ筋上位にランキングされています。購入されるのは、月曜日から金曜日。健康志向のウイークデイを、規則正しく送っている人が
多くなっているのでしょうか。そして、年間を通じて上位を占める定番商品に迫っているのが、季節限定ジュース。グラフの右側、12月上旬に新
発売された「あまおう&カルピス」も、先日発売の「小岩井純水白桃」も、新発売初日から大きな上昇カーブを描いています。特にこの時期になる
と毎年限定発売され、桃の果汁が定評の「小岩井純水白桃」の場合、限定は限定でも、「限定出荷」。そういわれると、早めに購入したくなってし
まう心境が、グラフに現われているわけですね。
表1.は、ジュース・野菜ジュースカテゴリー売れ筋ランキングです。果実ジュースと、野菜(トマト)ジュースの購入者が対照的なのは、それぞ
れの特徴を反映しているのでしょうか(太字)。果実ジュースは若者女性と成年女性。野菜(トマト)ジュースは、成年男性と熟年男性(太字)。メ
タボが気になる、30代から50代の男性の購入が推測されます。しかも、このカゴメ「トマトジュース」と、カゴメ「野菜1日これ1本濃い30品目」の
購入時間帯を見ると、朝5時から10時までの購入が40%以上(太字)。健康づくりは、朝からの習慣が大切というわけですね。ところで、これから
春に向って、ジュースの新製品の登場が予定されます。首都圏250店以上のコンビニPOSデータを集計、売れ筋とトレンドがいち早く捉えられる
POSBANKの売れ筋ランキングチェックを心がけたいものです。
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グラフ1.ジュース・野菜ジュースカテゴリー、日別販売数量推移(第45週~第2週)
表1.ジュース・野菜ジュースカテゴリー、売れ筋ランキング(販売数量構成比・客層構成比・時間帯構成比、第2週)
※ 客層の年齢目安。子供:~15才。若者:16~29才。成年:30~49才。熟年:50才~
(POSBANK:首都圏コンビニエンスストア250店以上、調査)
毎年のように冬から春にかけて猛威をふるうインフルエンザ。今年もやってきましたが、昨年の場合は12月中頃に流行り始め、1月にかけて
感染者が増加、2月の初めに急激なピークを記録していました。感染のスピードが速いだけに、感染予防のワクチン接種は勿論、マスクやうがい
での防御、さらに体の免疫力を高めてウイルスや菌に打ち勝つことが重要といわれるわけです。こういった背景の中、昨年初めに明治ヨーグルト
「R-1ドリンク」の大ヒットもあって、感染予防に効果のある乳酸菌を活用した機能性ドリンクヨーグルトが各社から登場。最近のコンビニの棚は
明治ヨーグルト「R-1ドリンク」を始め、各社の機能性ドリンクヨーグルトで賑やかになっているのです。首都圏250店以上のコンビニPOSデー
タを収集、売れ筋とトレンドがいち早く捉えられるPOSBANKの乳酸菌飲料カテゴリーのデータに、その傾向が現われています。
グラフ1とグラフ2.は、乳酸菌飲料カテゴリー、15週分の日別販売数量推移です(第39週~第53週)。第53週の売れ筋5商品の推移を見た
ものです。グラフからは、14週間にわたって「明治ヨーグルトR-1ドリンク」が連続1位を占めている様子が分かります。グラフ1.の左端、第39
週(9月24日~)から5週間ほどは、売れ筋1位から5位までが接近し並行して推移しています。販売数量が、あまり開いていないわけですね。と
ころが、週を追うに従って、1位と2位以下の差が開き始めると共に、1位明治ヨーグルト「R-1ドリンク」の「山」だけが、徐々に大きくなっていま
す。グラフ2.の中央部、第50週の12月10日頃から、「山」がひときわ大きく、2位の「明治ブルガリア のむYGプレーン」や、3位の明治プロビ
オ「LG21ドリンク」との差も大きく付けた推移を見せています。ある意味では、明治ヨーグルト「R-1ドリンク」独走の人気ぶりですね。また、こ
れだけ販売数量が増えているのは、新工場の完成に伴う増産の成果? たしかに今、コンビニに入ってドリンクヨーグルトのコーナーに目を向け
ると、品薄だった頃に比べて、真っ赤なパッケージの明治ヨーグルト「R-1ドリンク」が並んでいるケースが多くなりましたよね。ただ、それでも
売り切れのコンビニを時々見かけますが、やはりインフルエンザに備える人の購入が多くなっているのでしょうか。
表1.は、乳酸菌飲料カテゴリー売れ筋ランキングです(第53週)。「R-1ドリンク」が1位にランキングされていますが、2つの傾向が見られ
ます。第一は、販売数量構成比がとくに高く、約25%になっている点です(太字)。ちなみに前週の第52週の販売数量構成比を見ると、やはり
25%強と、乳酸菌飲料の中での「R-1ドリンク」の購入比率が高くなっています。昨年の今頃、テレビ番組で「R-1乳酸菌」入りの「明治ヨ ーグ
ルトR-1」が紹介され、これをキッカケにブームになりましたが、一年たっても「R-1乳酸菌」ブームというか、トレンドが継続していることになります
ね。それと、もうひとつが、購入客層。成年女性と、熟年の男女の比率が高めです。昨年のブーム時も、この階層の購入が高めでしたが、体力
が弱めで健康情報に敏感な人の健康防衛なのでしょうか。東京都インフルエンザ情報では、年末の20日に「都内インフルエンザ流行開始」を
発表。機能性ドリンクヨーグルトの動向が、ますます気になる季節になりました。その点、首都圏250店以上のコンビニPOSデータを収集、売れ
筋とトレンドがいち早く捉えられるPOSBANKの乳酸菌飲料カテゴリーの今後のデータに、着目したいものです。
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グラフ1.乳酸菌飲料カテゴリー、日別販売数量推移(第39週~第45週)
グラフ2.乳酸菌飲料カテゴリー、日別販売数量推移(第46週~第53週)
表1.乳酸菌飲料カテゴリー、売れ筋ランキング(販売数量構成比・客層構成比・時間帯構成比、第53週)
※ 客層の年齢目安。子供:~15才。若者:16~29才。成年:30~49才。熟年:50才~
(POSBANK:首都圏コンビニエンスストア250店以上、調査)
食品やお菓子、飲料といったカテゴリーNO1.ブランドや定番商品には、共通の特徴が見られます。それぞれ固有のブランド力・商品力を生
かした新商品が、次々と発売される点です。とくにスナック菓子、チョコレート、カップ麺、缶コーヒー、炭酸飲料あたりは、その傾向が顕著です。
最近では、アイスクリーム・氷菓カテゴリー(ノベルティ・スティック)の「ガリガリ君」があげられます。カテゴリーNO1.商品の「ガリガリ君ソーダ」
から派生して「ガリガリ君 白いサワー」、「ガリガリ君リッチ プリンプリン」、そして先々週は、「ガリガリ君リッチあずき大福」が新発売され、売れ
筋ランキング1位もしくは、それに準じる上位を占めています。ガリガリ君フリークとしては、楽しみが多い限りですね。ところで今年は、クリスマ
ス寒波に続き年末寒波がやってきて、例年にない寒さの連続。この寒さの中でも、氷菓、いわゆるアイスキャンデーが売れ筋上位を占めていま
す。とくに新発売の「ガリガリ君リッチ あずき大福」は、2週連続1位。ソフトなカップアイスもいいけれど、真冬でも、かき氷をガリガリ齧るような
ガリガリ君の食感が魅力のようで、炬燵で氷菓というわけでしょうか。こういった傾向は、首都圏250店以上のコンビニPOSデータを集計、売れ
筋とトレンドがいち早く捉えられるPOSBANKのデータに現われています。
グラフ1.は、アイスクリーム・氷菓カテゴリー、日別販売数量推移グラフです(第43週~第52週)。第52週の売れ筋上位5商品の推移を見た
ものです。真冬のアイスクリーム・氷菓カテゴリーの「山」の高さは、真夏、春や秋に比べ低下した推移を続けますが、ガリガリ君の新製品が出た
場合には、他の季節と同じようなピークを発売当日か翌日に描いています。グラフ中央の左寄りのグラフは、11月13日に新発売の「ガリガリ君
白いサワー」の推移です。第46週から5週連続1位を占めている様子が分ります。この「ガリガリ君 白いサワー」は、ヨーグルト味のキャンディー
に、ガリガリした食感が特徴のヨーグルト味のかき氷を入れたアイスキャンディーですが、新発売の翌日にピークを描いています。ヨーグルトの爽
やかな味わいと、ガリガリ齧るかき氷の食感が魅力なのでしょうか。続いて第47週に新発売の赤城「ロイズアイスデザートスティック」。毎年この
時期に期間限定で登場、あのロイズの生チョコをはじめ3種類のチョコレートが楽しめる贅沢気分のアイスクリームバーですが、今年の冬も安定
した推移を見せています。もう、季節限定の定番なのかも知れませんね。この年末、ちょっと注目なのが、赤城「ガリガリ君リッチ あずき大福」
の動向です。ミルクかき氷に包まれたツブあんが、餅風味のアイスで覆われたアイスキャンディーで、グラフを見ると新発売翌日の19日に大き
なピークが見られます。さらに気象庁のデータでは、移動性高気圧に覆われて快晴だったとはいえ、ソコ冷えの厳しかった29日にも小さなピーク
が現われています。この日は正月休みに入った人も多く、ガリガリ君でオフタイムの開放感を味わった? 「ガリガリ君ソーダ」も、「ガリガリ君白
いサワー」も、同じように小さなピークを見せていますから。
表1.は、アイスクリーム・氷菓カテゴリー、売れ筋ランキングです(第52週)。上位5商品のうち、4商品を赤城の氷菓が占めています(太字)。
そのうち、ガリガリ君は3商品(定番の「ガリガリ君ソーダ」が2位にランキング)。ちなみに、POSBANKのデータベースで昨年の第52週(12月
19日~25日)と第53週のアイスクリーム・氷菓カテゴリーの売れ筋をランキングを見ると、どちらの週も上位3商品は「ガリガリ君」。冬、とくに年
末・年始に良く齧られている「ガリガリ君」ですね。また、売れ筋ランキング1位の「ガリガリ君リッチ あずき大福」の購入者を見ると、熟年男性の
比率がかなり高め。定番の「北海道 あずきバー」も熟年世代に人気ですが、あずき味は幅広い人たちに人気の氷菓なのかも知れません。寒波
の襲来が続いても、コンビニのアイスクリームケースには各社の氷菓が並んでいます。売れ筋商品の季節性はだんだん薄れてきたわけですが、
さらに寒さが厳しくなってくる1月~2月の氷菓の動向が気になるものです。その点では、首都圏250店以上のコンビニPOSデータを集計、売れ
筋とトレンドがいち早く捉えられるPOSBANKのデータに着目したいものです。
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グラフ1.アイスクリーム・氷菓カテゴリー(ノベルティ:スティック)、日別販売数量推移(第43週~第52週)
表1.アイスクリーム・氷菓カテゴリー、売れ筋ランキング(販売数量構成比・客層構成比・時間帯構成比、第52週)
※ 客層の年齢目安。子供:~15才。若者:16~29才。成年:30~49才。熟年:50才~
(POSBANK:首都圏コンビニエンスストア250店以上、調査)