ポール・ラッシュ記念館 スタッフブログ

当館はキープ協会・清泉寮の創設者であるポール・ラッシュ博士の残した資料群と実際に住んでいた住居を保存・公開しています。

イベント「ポール・ラッシュの道を歩く」ご報告

2013年09月14日 | 展示・催し物について
皆さまは、フットパスという言葉をご存知ですか? もともとイギリスで盛んに行われている、森や田園、歴史的な街並みなど、昔からの風景を楽しみながら歩く楽しいアクテビティ。英語で書くとFoot Pathとなります。文字通り、小径を歩くことです。

先日、清泉寮の周りにあるフットパスのひとつ「ポール・ラッシュの道」を歩きました。その日は「学芸員と歩くフットパス」というイベント開催日でした。普段ひとりで歩くのとは少し違い、わいわいとポール・ラッシュ博士についてお話をしながらの楽しい散策となりました。


ポール・ラッシュ記念センターを出発し、清泉寮本館前のロータリーで富士山を眺めるポールさんにご挨拶。
解説をして、質問などにお答えする時間となりました。


その後、みちの反対側に移動して、最初の清泉寮の名残であるゲートの柱を見学。


森の中の小径を通って、牧草地から八ヶ岳方向を眺めたり、線路横の「ここからキープ協会(清里農村センター)ですよ」
という印の門柱まで歩いたりしました。


この門柱は、1960年にサンフランシスコ地域の高校生20名がワークキャンパーとして来日し、建ててくれた大切なものです。夜になると電燈が灯るのですよ。


門柱からまた道を上って、清里聖アンデレ教会に伺い、司祭に中を案内していただきました。
(聖堂内の写真は許可をいただいて撮影しました)
教会を出た後は、十字架の道行を司祭と一緒に歩きました。十字架の道行は、森の中で、ひっそりとしていて、気持ちが静まる場所なので、ゆっくりと歩かれることをお勧めします。
この後、強めの雨が降ってきたので、駆け足で農場などの施設を回り、記念センターに戻りましたが、充実したフットパスイベントとなりました。
普段は車で通ることが多い道も、じっくりと周りを見ながら歩いて、その歴史を感じることが出来るのがフットパスの良いところです。

「ポール・ラッシュの道」だけでなく、清里には「清里フットパス」のいろいろな道があります。
それぞれのマップが見られますので、リンクからどうぞ。
--> 清里フットパス
清里にいらっしゃる際は、ぜひ小径の散策を楽しんでください。

 staff H


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