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しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

子ども目線

2014-01-10 22:11:27 | 日記
仕事が始まって4日目。
長い4日間だったなあーーー。しかし、今年の方針をいろいろと考えされられる4日間だった。




「なげかけ方で生徒の反応が変わる」のを体験する出来事があった。
そしてその際、「子ども目線」がとっても大事だということ。

というのは、道徳の時間のビデオ視聴で、の出来事から。



うちの学校は、3年間かけて「平和教育」に力を入れている。

例えば8月6日の広島の原爆投下時刻には、テレビの放送と合わせて黙祷をし、
平和祈念式典をみんなで見る。ちなみにこの日は登校日。


3年生の修学旅行1日目の広島訪問に備えて(3日間で広島と京都という不思議な組み合わせだけど)、
1年生から戦争と平和について学んでいく。

今日は、グラフィックデザイナーであり舞台美術家でもある妹尾河童さんの自伝的小説「少年H」を、
NHKが一部アニメーションにした番組(アニメーションの間に妹尾さんご自身の解説が入っている)のDVDを観た。

妹尾さんといえば「河童が覗いた~」のシリーズが有名で、私も大学時代にしっかりとはまった。

細密描写とユーモア!!
最初、ヨーロッパ編を読んで、そこからインド、ニッポン、そして、トイレ、仕事場編まで読んだ。
一度読むと、絶対全部読みたくなるはず!



(大きさそろってない・・・・。)


でも「少年H」は未読だった。
実写の映画にもたしか、なっているはず。(しかし実写はあまり良くなかったらしい。)



学年の先生がDVDを持っていて、ぜひこれがいい!というので観たのだけど、
生徒の食いつきがびっくりするほど良かった。



平和教育といえば、生徒の反応が、
「戦争は悪いと思いますーー!」みたいなの一辺倒で、
本当に彼らの心の奥にしみ込んではいない気がずっとしていた。

けれど今回のこのアニメーションは、
妹尾さんが中学生の頃の軍事教練の話や、
近所で仲良くしていた「男姉さん」(女形をやっていた綺麗な男性のことをあだなでこう呼んでいた)が、
ガソリンが輸入されなくなって閉店したガソリンスタンドのトイレで、
徴兵されたけど戦争に行くのが嫌で首つり自殺をしていたのを、中学生だった妹尾さんが発見してしまった話、
外国からの絵葉書を友達にみせたら、「あいつはスパイだ」と密告されてお父さんが警察に連れて行かれた話など、
ものすごく具体的でしかもアニメーションでわかりやすかった。

そして何より、「当時の中学生の目線から見た戦争」ということで、ものすごく生徒が共感したらしかったのだ。

特に、当時の中学生が、勉強ではなく軍事教練や畑仕事をすることが義務づけられたというところで、
ぐっと興味をひいた様子だった。

当時の軍事教練というのがこれまたすごくて、アニメーションによると、
校庭に穴を掘って、人が一人隠れられるようにして偽物の地雷を持ってそこに入っておく。
戦車を模したリアカーをひいている兵隊さん(軍事教練の時は、教師ではなくて軍人が授業をしたという)がその近くを通ったら、
それめがけて激突して、「戦車」を破壊せよという訓練が行われていたらしい。
下手をしたら「自爆」する。

妹尾さんは子ども心にも「こんな方法で勝てるわけないじゃん!」と思うのだ。
それなのに、「日本は優勢」という新聞の見出しが毎日のように紙面に踊っている。
「マスメディアというのも、随分とウソが多いと思った。」という妹尾さんの解説が入っていた。



いつもなら振り返りの用紙にも通りいっぺんのことしか書かない生徒でも、
今回は、なんと枠いっぱいに感想を書いていた。
しかも1年生にしては、かなり内容が濃いではないか。



普通に仲が良かった友達によって密告され、父親がスパイ容疑で警察にひっぱられたくだりなどから、
「戦争の本当の怖さとは、親しい人とのつながりが切られ、誰も信じられなくなっていくことだと思った。」

本当は負けていたのに、戦争の優勢を語っていた新聞のことからは、
「マスメディアで流れていることを信じきってはいけないと思った。」

中学生の妹尾さんが周囲の状況を冷静に見て、こんなので日本が勝つわけがない、軍事教練はなんてアホらしいんだ!
と感じていたことについて、
「自分の頭で考え、自分の意見を持っておくことは、周囲に流されないようになるために重要だと思った。」




かなり学びがあった様子。
アニメーションも妹尾さんの語り口もすごくわかりやすかった。さすがはアーティスト。
というか、話を組み立てる妹尾さんの目線がとても素直だったから、
みんな入り込みやすかったんだな。
まさに「子ども目線」だったと思う。


投げかけ方が良ければ、生徒はこんなにも反応するのだ。。。。
うわー・・・・明らかすぎる。


というわけで、生徒の興味をどれだけひっぱってこられるかが勝負だと。
美術科でも学活でも、道徳でも、同じ。
子ども目線って、大事だなあ。

まあ、みんな最初は子どもだったわけだから、常に素直な心で、ということなんだろうな。
















朗らかなお正月

2014-01-05 18:09:58 | 日記
近年、稀に見る程、実家でのんびりのお正月だった。

といっても、昔のようにおせちを作るわけでもないし、お餅をつくわけでもない。おせちもお餅も既製品。
しかも1月2日にはおせちに飽きて鍋やらカレーにしてしまうし。
昔のようなお正月らしさがなくなって、年々簡素になってきているのがなんだかさびしい。

来年は、母と食べそうなものだけ入れたおせちを作ろうと約束した。今回、あんまりたくさん残してしまったので、もったいなかった。



一日は、家族で氏神様にお参りに。
毎年、お祓いをしてお札をいただくので今年もしていただいたのだけど、いつもいる神主さんの横にいる巫女さんがいなくて、
神主さんがお札と一緒に渡すはずのお米とお菓子を配り忘れるという神社のうっかりミスが発生。

毎年お祓いをしてもらっている母が、出口のところに準備してあるのに何故配らないのか不思議に思って、神主さんに言ったのがきっかけでそのミスがわかり、一緒にお祓いを受けてた方々をおっかけるはめに。人数が少なかったし、なんとか皆さんに渡すことができた。

新年早々、家族で何をしてるんだろう・・・。

この神社、パワースポットとしても近年有名になってきている。



その後、家で鍋。一日から鍋。父がお寿司まで買ってくる。
妹と二人、調子に乗ってゆす酒、梅酒、みかんのお酒2種などをのんだくれ。


二日も、テレビをみたり、時々仕事をしたりしながら、妹と飲んだくれた。
お正月って感じだなー。

三日は、妹が仕事始めでいないので、母と、母が年末に見つけて気に入ったというカフェへ。

物凄い山路を行くので焦る。昔、家族でよく行っていたレストランのすぐ近くにそれはあった。

母が好きなサイモンとガーファンクルやビートルズのレコードのコレクションがあった。どちらも昔、同じものを母は持ってたらしいが、弟に貸したらなくなってしまったらしく、思い出して怒っていた。

かなりコーヒーが濃く、一緒に食べたモカロールもボリューム満点過ぎて、美味しかったけど後で胃が少し痛くなった。


四日は、妹の職場のある倉敷・美観地区へ。
商店街がお正月らしくて、ほっこり。


妹が夕方に仕事をあがれるというので、彼女の職場にあるカフェで母と待つ。素敵なカフェ。窓の外にはお寺が見えた。
このカフェの下に妹の職場があるのだけど、三日、四日の二日間の売り上げ、ものすごかったそうな。

見上げると給食のパン入れやら泡立て器やら時計が電気の傘になってた。


夕方、仕事あがりの妹と母と三人で、昨年も行った、カミオリカオリさんのアトリエ兼カフェへ。妹はしょっちゅう行ってるみたいだけど、私は帰省したときだけお邪魔している。

カミオリカオリさんはアクセサリー作家。繊細な作風がとても素敵で、私も一点、昨年購入させていただいた。

1階のカフェ(カミオリさんのお母さんがやっている)でお茶しながらのおしゃべりが楽しい。癒される場所だし、素敵な雑貨の話などもうかがえる。学校にずっといると、感性が摩耗してくる気がするから、たまにはこういう場所で、素敵なものや人と接してないといけない気がした。

私は毎回チャイを。ここのはとても美味しい!
妹が頼んだチーズケーキもかなり美味しいので、横からちょっともらう。

2時間ほどいろいろお話をしたり、作品を見せていただいたりした。妹が一点お買い上げ。

そして、家で家族全員でカレー。
お正月って最終的にはカレーかラーメン食べたくなるんだよなあ。


素朴だけど、幸せで穏やかなお正月でした。振り返るとカフェめぐりみたいになってしまってた。楽しかったな。

ああ、また始まっちゃう~!

今年の抱負は、
○無事、引越しをすませる。
○美術室をもっときれいにする。
○興味を深める授業を。
○健康に気をつける、無理しない。

でいこうと思う。

















上手く飛べるかな

2013-12-31 18:16:12 | 日記
あっと言う間に大晦日がやってきた。

ただいま帰省で新幹線内。
名古屋を過ぎると、ぐんと人が減った。
山陽新幹線の区内だと、もうガラガラに。


冬休みに入ってすぐ、大掃除を始めた。2月に引っ越しを考えているけど、
教員にとって2月はとにかく忙しい。
できることを少しずつやっておきたい。


途中、発熱して寝込んだりもしたけど、調子を見計らって作業を続けた。
片付けって疲れるらしい。


10年以上暮らしてると、いらないものがずいぶん溜まってしまう。
自分でもびっくりする程、要らないものだらけ!
毎年マメに不要品片付けをやろう。。反省。

洋服もたくさん処分する用に分けたし、
昨日は古本屋さんに本を200冊以上引き取ってもらった。まだいくらになるのかはわからないけど。

それだけでもスペースがぐんと広がった。
まだまだ不要品はあるから来年も片付けを続けるけど、生きていくのに物ってあんまり要らないんだなと思った。

本も来年からは、画集なんかは原物が欲しいから仕方ないけど、小説はできるだけ電子化したものを購入することにした。


冬休み、こんなことを始めてから、もう2回も亡くなった祖母の夢を見た。
どうも何か知らせたいらしい。

今朝見たのは、「飛ぶ夢」だった。

私はヨロヨロと飛んでいた。
地上を見ると、変な、人間と動物の間みたいな二足歩行の巨大な生き物が何匹か全速力で駆け抜けていった。なんだかとても怖かった。


目前に高いビルみたいな建物が見えて、
あ、これは越えられない、ムリ!!堕ちる!
と思ったら、誰かが私の手を握っていた。

みると、亡くなった祖母が私の手を握って一緒に飛んでいた。

祖母の姿に安心したのか、何故か越えられる気がして身体を上昇させると、ビルを越えられた。
それだけの夢だった。



引っ越しというのは、大きな環境の変化だ。10年以上暮らした場所を離れるのだから(とは言え、引っ越し先は町名まで一緒のすぐ近所!)不安なことも多い。

そのせいかこの年末、熱が上がったり下がったりで、体調が不安定になってしまっている。
片付け途中でなんだかしんどいなと思って熱をはかったら、37.9度の熱で焦った。
心の不安が、すぐに身体に出るタイプなのは、昔から変わらない。


夢は、もういい歳なんだからしっかりしなさいよ!という、祖母の叱咤激励かもしれなかった。

てか、たぶんそうだなー・・。
(; ̄ェ ̄)。。。
「飛ぶ」にかけて、来年が飛躍の年になるといいなー、なんて。


帰省しながら、インテリアの本や雑誌で部屋づくりを研究?中。
楽しいけど、満足のいく家づくりって案外難しいものだなあ。
素敵なおうちに住んでる人、尊敬します。。。




そんなこんなで2013年も暮れていきます。
こんな長い呟きのようなブログを読んでくださっている皆様にとっても、
2014年が実りある良い一年になりますように。

では、良いお年を!










お休みに勇気を

2013-12-21 23:11:22 | 日記
金曜が三者面談の最終日だった。

学級通信の仕上げを学校でしたくて、
少し早く家を出ようと、いつもより1時間早く目覚ましをかけていた。
朝、目覚ましの音で目が覚めた。

しかし目を開けたら、視界が回っていた。
これは・・・。
前日は朝、気持ち悪かった。
メニエールの典型的症状だなと。


三者面談は精神的疲労度が高いからか、
『持病』が待ってました!とばかりに登場。
しかも、こういう日に限って、
授業もフルで休めないときている。


結局、めまいがひどいから早く出勤するのはやめて、
いつもなら立ち歩いて生徒の制作をみながら指導するところを、
1、2時間目の授業は座って、わからないとこらがあったら生徒から質問にきてもらう形でおこなった。


そのあとの授業や面談はなんとか普通にできた。面倒だー。


とは言え、こんなに頑張れたのも、
夜に女性部飲み会があったから。
面談終了後の開放感に浸りながらご飯食べたかったんだー。

面談終了後、すぐに同僚と新横浜へ。
日本料理ぎん、新横浜グレイスホテル内にある。

参加者は10名。18時スタートだったけど、三者面談最後の人が遅い時間スタートだった私や、
突然の面談が入った3年の先生は途中から参加。


上品。一つひとつが美味しい!

ふぐー!ふぐー!

天ぷらに、

お寿司。産地気になるね・・。
デザート。チョコケーキ。
たしかお店は日本料理店だけど、
そんなことはもうこの際どうでもいいじゃん!
ザクロジュース(ノンアルコール)も飲んだ。
もちろんホットコーヒーでしめ。
コーヒーも美味しかった。

先週に引き続き、
梅酒ロック2杯、ゆず酒1杯いただく。
飲み放題だし、いいお酒だったし。
お酒は良くないのかもしれないけど、
心を開放することが何より大事ですから!

飲むとケラケラよく笑う質なので、とにかくよく笑った。


その席で印象に残ったお話。

女性部でいつも素敵なお店の手配をしてくださる先生は、
今年、療休を取られた。
婦人科系の病気で、手術が必要になったから。1ヶ月ほど休まれた。

妊婦さんも2人参加してたのもあり、
(もちろん、飲まない。)
休暇の権利をちゃんと行使してる?という話になった。

今年、女性部では、私も含め4人の療休が出たのだけど、
そういえば生理休暇って取ってる?という話に。

以前、組合の仕事で借り出された時、
他の学校の先生が、この休暇を取った話をしていたけど、ふーん、という程度の関心しか持っていなかった。


正規教員になって7年、まだ一度も取ったことがなかった。

正直、生理だったら病気でもないわけだから休むのは気が引けるし、
何より、休むと周囲に多大な迷惑をかけることがわかっているから、そうそう休めない。

だけどその先生いわく、
生理という理由じゃなくても、
「生理休暇で!」と言えばいいのだし、
だいいちみんなで権利を行使してかないと、
せっかくある休暇制度は必要ないとみなされて、どんどん削られていってしまうから、と。

「教員の代わりなんていくらでもいるけど、自分の人生の代わりはいないわけだし。」
という言葉が印象に残った。

こんな話題が出たのも、妊婦さんである先生たちが今かなり無理な勤務をせざるを得なくなっていて、
片方の先生は、出血が起きているから。
ずっとそんなことが続いたら危険だ。


男性の先生がいたら話題にしづらいけど、かなり大事なことだ。

しかも、男性職員もわかってるようで実はあんまりわかってなくて、
(というのが最近よくわかった。。。)
妊婦さんに負担の大きな仕事を平気でやらせたりする。
何かあったらどうするのよ!と、
こっちが焦ってしまうくらい、無頓着なのだ。


自分のことは自分で守ってくしかないよ、
特に妊婦さんは子どもが無事生まれてくるためにも、ということだった。

男性職員を前に、生理休暇でとは言いづらいけど、
命を守るとか大事にするとか考えれば、勇気出して言える。
とりあえず、自習課題とか準備しとかないとー、と言うと、
「そんなのね、なんとでもなるのよ。」
と諭された。

・・・なんか沁みたー。


私の場合は命には全く関わらないけど、
メニエール特有の回転性めまいや吐き気がほんとに辛いときだけ使おうという勇気は持てた。

他の職業よりとりあえず権利は充実しているようだから、ちゃんと使わないとね。

今日、ステンド後、お茶でもしよう!
という話が出たけど、
めまいの余韻があって残念ながらお断りして、来年また宜しくね、と帰宅した。

薬を飲んで、眠る。
明日は美術部生徒企画のクリスマス会。
準備もあるし、元気で行かなくちゃいけない。


頑張ることが美徳だった自分の価値観も、
体験を通してようやく変わってきている。





























青空と反抗期

2013-12-17 21:50:31 | 日記
寒い朝。
明日は雪の予報らしいな。


いい青空具合だったから、出勤途中にパチリ。
雲がちょっと怪しかったけど、今日はなにもなかった。


面談1日目終了で、全体の4分の1が終わる。

中1後期は、反抗期の始まり。
保護者と生徒が口論したりで、アタフタ。

「好きだから本気で怒るんだよ、わかってあげなよ。」

、なんて気持ちは、大人になってからようやくわかること。

目の前で繰り広げられる、親子の気持ちのすれ違いに、やがてヤキモキ。

自分もこんなだったな、と振り返る。
そういえばこんなだった頃も、青空が好きだったなあ。




カーンと凍ったような空。
気持ちが、洗われたように凛とする。
この時期の青空が、一番好きだな。


自分は変わったのか、変わってないのか。



ただ、
親に反抗してた自分は、
恥ずかしくて仕方なかったりするよ。




























及第点

2013-12-15 14:43:46 | 日記
午前中は、新居の物件探し、
午後はステンドとステンド忘年会の昨日。
久々に気まま。


物件をみせてくださった担当のスタッフの方がフランク過ぎてむしろもう面白かった。

ある物件、2階と3階が空いていて、2階の方が見たかったんだけど、
「2階は以前使ってた人の使い方が荒くて、今は見せられないんすよー。3階でいいすかー?」とか、
「この物件、この設備の割には高いすねー。」とか・・。

最初は、神社が近く、駅から3分の物件がいいかなと思っていたのだけど、
ここ、残念ながら日当たりがよくなかった。

今のところの第一希望のところは、駅から9分というのが微妙だけど、
設備が綺麗、そして広い!!
バルコニーまで広く、日当たりもいい。
しかし初期費用が高い、くじけそうなほどに、高い。
ま、ボーナスでたし、なんとかなるけども・・・。
でも引っ越しで使い果たすのは、なんだか悲しいな。



重視したいのは駅からの距離、そして南東向きの窓が部屋のメインであること。
今の家は、駅から歩くと13~15分ほどかかる。遠い。
しかし、日当たりがめっぽういい。
朝日がすがーんと入ってきて、気持ちいい。
長いこと住んでいた理由はここにある。

結局、まだ決められない。
今の家を大きく模様替えしたりいらないものをたくさん捨てたりすれば、
引っ越した気分になるかも・・とか、ちょっと思っているとこもある。

結局どうしたいんだ、私。。。
迷いは深まるばかり。


午後のステンドは、制作を、忘年会出発前の夕方まで行う。
ここから、みんなで新宿に向かえばいい。

細かいカットも、後から美味しい料理が待ってるんだ!と思うと、進む進む。
カットした方がなぜか見栄えが増す不思議な手作りガラスで、
微妙なグラデーションが本当に美しい。

私は細かい作業がどうやら好きらしい。
ステンドで周囲の人に、
「疲れないの?」とよく聞かれるけど、大丈夫。
頭の中に、ぴーんと糸が張るようで、心地よい。

来年9月に作品展があるから、5~6点くらいは出せるようにしたい。
今のところ、3点くらいは出せそうだ。


新宿のベジダイニング、というお店で、野菜創作料理の女子会プラン。
一人4000円弱、先生の旦那さんも参加したけど、プラス数百円で良かった。
女子会プランって、案外フレキシブル!
凄く美味しかったのです、これが!

バーニャカウダから始まり、

アボカドと野菜の豆乳鍋、

野菜春巻き
キャベツとトマトのクリームコロッケ

かぼちゃグラタン

豆乳鍋にパスタを入れて、豆乳パスタ。横には梅酒ロック。
調子に乗って、3杯飲んだ。
半年ぶりのお酒、美味しかった~!

そして最後は、ホウレンソウの飲み物、これ、写真撮り忘れた・・。

ホウレンソウ⁉となるけど、グレープフルーツのような味で、凄く栄養があるという。サッパリしてて美味しかった。

野菜ばかりだとお腹がいっぱいにならないのでは?
と思うかもしれないけれど、とんでもない!
お腹いっぱいになることうけあい!!
しかも、翌日全く胃がもたれない。
ここは忘年会じゃなくても、友達と普通にご飯するのにも、もってこいな場所だなと。

最後に、先生ご夫婦が、クリスマス仕様の和菓子を手土産にくださる。
こういう心遣い、嬉しい。(向きが違うね)
しかも、この和菓子、美味しい!!
どら焼きを、お昼に食べました。


ここの工房、どんどん生徒さんが増えているのは、
きっと先生ご夫婦の温かい人柄のせいだと思ってる。

課外活動の人間関係、ほんと楽しい。
特に何か栄誉やらお金やらあるわけじゃないんだけど、
我ながらいい人生に、なってきたなと、
ちょこっと思う。


















笑って、忘れ。

2013-12-13 23:52:09 | 日記
寒くなってきて、朝が辛い。

時々、バスで一緒になる小学校の先生とは、
小中交流会で顔を合わせてから、いつの間にか挨拶をして少し話すようになった。
今日はバスで彼女は昨日の給食の残りのみかんらしいのを食べてて、
「もう、朝ごはん食べる暇なくて、お腹が空いちゃって。」
と笑って言っていた。
朝ご飯は、確かに食べる時間なし。
時々、チョコレートをコロッと口の中に入れることもある。
脳が働いてくれることを期待して。



教室には今年やっとエアコンが入ったけど、
美術室はまだストーブだから、早く行って灯油を入れなくてはいけない。
でないと、生徒も私も授業で凍えてしまう。
10キロある灯油を油庫からうんしょうんしょと運んで、ストーブに入れてから授業準備。
冬の朝はとても忙しいし、大変だ。


白いマスクが暗闇から出てきそうな13日の金曜日でも、週末だから嬉しい。


「なんで『13日の金曜日』って縁起が悪いって言うんですか?」
と、英語の先生に聞いてみたけど、知らなかった。
ついでにネイティブの先生も知らなかった。

調べてみたら、13という数字は最後の晩餐の時の人数で、
金曜日はキリスト受難の日の曜日だったから、という民間の迷信らしい。



そういえば。
うちの職場は『13日の金曜日状態』が続いていて、
生徒や保護者からも、大丈夫?と囁かれるような出来事が続いている。

「先生、この学校、呪われてない?」
今日、生徒に言われた。
まあ確かにここ数年ほど、いろいろ事件が起こってるよな。


多くの先生が病気で倒れる。そして事故。
入院から復帰した先生もいるけど、今度は別の先生が倒れる。
このまま順番に全員、なんらかの形で倒れるんじゃないか・・・。



近隣の学校で妙なことばかり起こる教室に、夜、お祓いをしたという噂は、
先生たちの間でもかなり有名な話らしく、
私は前任校の先生から聞いたけど、他の先生も知っていた。
うちもした方がいいんじゃない?職員室を、と真面目に言っていた。
直近では、来週の入試相談がいろいろ心配だ。


人の力ではどうにもできないことってあるのかも、と思う。
だって、忙しいのはどこの職場も同じはずだから。
なぜ、うちだけこんななんだ・・・?



帰りの電車で、同僚と偶然一緒になった。
彼女の学校、主に管理職への不満を聞きながら帰る。
もう、しゃべりだしたら止まらない勢いだった。
来週末の女性部忘年会でもっと話したい!と言ってた。
で、これから英会話のレッスンらしい。
なんだかんだ言っても、上手に楽しく暮らしているっぽいのはいいと思う。


みんなそれぞれの不満やストレスを抱えて、爆発寸前な人もたくさんいる。
管理職と職員がしっくりきていないのだった。
楽しい忘年会にしたいけど、不満大爆発大会になってしまうかもしれない。
ご飯を食べるのと、不満を受け流すのに徹するかな。


年末はもうそこに来ている。
明日はステンドの忘年会。
ここは、作品のことや、身の上話など、楽しい話もたくさん聴ける。
しかも、ご飯美味しそうなお店だし、楽しみ。


これから半月は、楽しいことが目白押しだ。
子どもみたいにワクワクしてても、咎めないで欲しい。
いろんなことに耐えてきた1年だったから。





















繭の中

2013-12-12 21:46:20 | 日記
12月は忙しない。
もう12日だね、クリスマスまであと半分だね、
と、生徒が言ってて、はっとした。
もう12日かー。現実感なし。




後期ビックイベントの1つ、福祉体験学習がようやく終わった。
生徒たちが地域にある福祉施設を訪れ、1日職場体験をさせてもらう。
近隣の約50カ所ほどの高齢者介護施設、ケアハウス、地域作業所、保育園などに協力していただいた。

今年は、職場の人にインタビューして本格的な職場紹介冊子を作るという(株)リクルートとコラボした企画も入って、
現場の方々も大変忙しい中、子どもたちの質問に丁寧に答えてくださった。

今日、報告書をまとめたり福祉体験で得たことをポスターにしたり、
お礼の手紙を書いたりと、担任はほぼ1日クラスはり付きで、かなり体力的にしんどい日だった。




福祉体験当日、駅でのチェックポイントを通過する一番早い班が7:20だったので、
いつもよりかなり早い時間に家を出た。

チェックポイントの仕事は辛い。
吹きっさらしの駅に2時間ほど立ちっぱなしである。
生徒が来ない時間帯を見計らって、熱いコーヒーを買いに行く。
卒業生が何人か、高校への登校時間で通り過ぎた。
いつの間にか、顔立ちだけでなく挨拶も大人っぽくなっている。



全班、チェックポイント通過が確認できたら、
担当の施設を回って生徒の様子を見たり、アンケート用紙を職員の方にお渡しして、
今回、お世話になっていることのお礼を伝える。

いつも横柄な態度で学校生活を過ごしている生徒でも、
こういうとき、全く違う顔を見せるから面白い。


私は車やバイクなどの交通手段がないので、
主に学校から徒歩圏内の保育園と高齢者介護施設をいくつか回る担当だったのだけど、
生徒指導関係で名前がよく上がってくる生徒がわんさかいたにも関わらず、
結構みんな、サマになっていた。


一番おおお!と思ったのは、
性格がきつくて、いつも周囲と軋轢を生むある男子生徒。

保育園での実習で、人見知りの激しい小さな女の子に最初大泣きされて困り果てていたらしいのだけど、
一生懸命に慰めていたら、その子が少しずつ近づいてきて、
最後は彼の足に、ハシっとしがみつくようになったという。

私がその保育園を訪問したときには、もうすっかり仲良し(?)で、
お手つないでお散歩していた。

職員の方が、
「あの子はなかなか人になじまないんですよ、◎◎くんは凄いですよ!」
と褒めてくださった。


女の子を連れて散歩しているその生徒のそばにいって、
「どう?保育園は。」と聞いたら、
「・・・・楽しい。」

と、今までみたこともない照れた顔でつぶやいた。可愛い。


いつも長い時間過ごしている生徒のことだから、
なんとなくだいたい知ってるような錯覚に陥ることもあるけれど、
こういう、校外学習の際などにみせる顔の意外さにはっとさせられる。
生きる力なんて、案外、学校が削いでいるだけなのかもしれない。
そして人間は、当たり前だけど多面体の心の持ち主なのだ。



バタバタと事後学習が終わり、お礼の手紙の誤字脱字や文章の流れなどを確認した。
体験で、人が学ぶことがいかに多いか。
そして机上で学べることは空虚・・・・。



もう今日は、営業は終了します、と18時頃退勤した。



3年生担任の先生たちは、これからが忙しい。
英検や漢検などの資格や入賞記録などのデータの整理や確認に追われている。
もうすぐ、高校の入試相談が始まる。



帰りにコーヒーショップで、黒糖豆乳コーヒーとチーズケーキを食べる。
これくらいいいでしょう。
来週の三者面談がラストの大きなお仕事で、今年も終わる。
あともう一息。



帰りの道があまりに寒い。風邪でも引きかけているのか。
家に帰ると手を洗って着替えて、一目散にヒーターをつけて、しばらくそこから動けない。
ようやく少し暖まったら、タマネギを切ってオニオンスープを作った。
簡単だけど、美味しい。


そしてちょっと様子がおかしい。
昨日から、また耳に膜が張ったようになっていて、世界の音が少し遠い。
用心のため、まだ残っている薬を飲んでおいた。
しんどくなると、弱いところにひずみが出てくるのだろう。

音が少し遠くに聞こえると、世界自体が遠い気がする。
薄い膜の向こうで、世界が動く。

繭の中みたいだ。

今は少しだけ、繭の中で何も考えずに眠っていたいなと思う。












































水の伝言

2013-12-10 20:57:06 | 日記
記憶は何かをきっかけにフラッシュバックする。
きっかけは、あの白樺湖だったのではないか。
湖の、水が。
水が、古い記憶を呼び起こした。
忘れがたい友人の記憶だ。



勘が冴える、というか何なのか、
昔の友人のブログ(同じgooブログ内)を見つけた。
顔写真出しちゃってるし。
あんまり変わってなかったので、すぐにわかった。
2児の父になっていた。

相変わらずの詩人で、文章ににじみ出る変わらない繊細さが嬉しかった。
昔のイメージそのままに、あんまり働いていないみたいだった。
卒業後、就職しなかったもんな。
そう、その彼はすぐにバイトで貯めたお金で中国に留学してしまったのだった。



いつも風来坊だった。行くところはいつもアジアだった。
人恋しいからアジア、と言ってた気がする。

そしてブログにも相変わらず、アジアの旅の記録が綴られていた。
そして、まだ幼い可愛い娘さんの写真もたくさんアップされていた。



良かった、裕福ではないのかもしれないけど、とても幸せなんだね。
ものすごくほっとした。
重荷が、とれた気すらした。







大学のうちのゼミ生みんな、ほとんど卒業後に就職しなかった。
文学部って、こんなもんだ。


一風変わった人だった。いつもキャンパス内を大股で歩いていた。
基本、無口だったけど、話すとわかる、
性格はのんびりとあたたかい、
飾り気のない、本当に思いやり深い人だった。


繊細さと大胆さが同居して、不思議な大陸的イメージを醸し出していた。
だから、私立でこじゃれた若者の多かった大学内には、
あまり友人がいない感じだった。

長い休みには、いつも彼は海外へ飛び立って行った。
休み明け、アジアで撮影した写真を旅の思い出を語りながらみせてくれた。
そのときの笑顔は、とても爽やかで良かった。



うちのゼミは、私以外、みな男性だったけど仲が良かった。
ゼミのあった日は、みんなでご飯を食べにいくこともあった。

男子は、ご飯を食べるのが基本はやい。
そして、なぜか、中華が好きだ。
そんな中で、もがもがと麻婆豆腐を急いで食べる私を、いつも笑っていた。



大学の卒業式の日、
大学の前のその中華料理屋さんに行き、
これがもう最後だねー、とか言いながらゼミ生でご飯を食べた。

ふと思いついてくしゃくしゃに丸まった紙をポケットから出してきた彼は、
「連絡つく住所と携帯、教えといて。」
と、その紙を私の目の前にとん、と置いた。

「・・・どうすんの、これから。」
「私、短大行くよ。」
「美術の?」
「うん。そっちは?」
「俺は、バイトして金貯まったら、中国にしばらく『遊学』に行ってくる。物価、安いし。」

それが最後の会話になると思っていたら、違っていた。





数年後、私は1年間だけだったけど、会社員になった。
慣れない生活で、手が震えたり痩せたり、なんだか大変だった。
そんな時、ふらりと中国から年賀状が来た。



その後数回、はがきのやりとりをした。
文通って、ああいう感じなのだろうか。
短い言葉にはいつも強さがあって、心を支えられた。



新宿駅の小さなコーヒーショップで、帰国した彼と話をした。
あれは大学を卒業して、5年ほどたった時のことだ。

海外での生活が、長かったからなのか。
口調は変わらなかったけど、タバコを吸うようになっていた。
何かが荒んでいる気がして、ならなかった。
苦しそうにみえたのだ。


日本にいることが苦しかったのだと思う。
就職しなかったことで、まず、居場所がなくなった。
元々、変わり者の彼のこと、友人もいなかった。

「俺、友達いないからな。」
自虐的にそう言う彼が、悲しくてならなかった。

しかし彼が、海外で体験したということを聞くにつれ、
私はだんだん恐ろしくなってきた。

君は踏み込んではいけないところに、踏み込んでないか?

口論はしたくなかった、責めたくもなかった。
けど私はその話を聞いて、
その後、彼と連絡をとることをなんとなく断ってしまったのだ。




私は怖くなって、友達の手を離した。
友達は、きっと辛くて苦しかったから、
踏み込んではいけない道に、踏み込もうとしたのだ。
それが頭ではわかっていたのに。
どうして、きちんと助けられなかったのだろう、
話を最後まで聴けなかったのだろう。
完全に裏切り者だ。友達を名乗る資格もない。






あれから十数年。
水の伝言。

友達だった人は、幸せに生きています。







自分は卑怯だと、涙が止まらない夜もあります。






















































信州幻想

2013-12-08 18:49:27 | 日記
白樺湖のほとりで宿泊したホテルの部屋があんまり広くて落ち着かず。

テレビをつけてみたけど、
普段みない生活してるからやっぱり落ち着かず。小説でも持ってくれば良かったな、と後悔。

深く眠れず、1時間半おきぐらいに目が覚める。
一人旅には慣れていたつもりだったけど、
行きつけない信州、
しかもあまりにお店とかないことがとっても不安になった。
都会での暮らしが長くなってきたから、便利なのが当たり前になってきてることを意識した。

標高の高いところにあるホテルだけど、宿泊のお客さんはたくさんいた。
若い家族連れや団体客、夕飯のときのバイキングは、わんさか人が並んでいた。
ファミリー層をターゲットに、
ホテルから出なくても遊べる施設も揃っている。


せっかくのバイキング形式で、お寿司やパスタもあったのに、
あまり食欲もなく少しだけシャケとかとって食べていたら、声をかけられた。

「下見の先生でいらっしゃいますか?」
不安そうな顔の従業員の男性と、管理職っぽい年配の女性の方。

「あ、はい、そうです、○○中職員の△△です。」
と答えると、ふっと安心した様子になった。

「下見にくる方はご年配の先生が多いので、もしかして違うかと思いました。」と。

決して若くはないけど、
一つの旅行計画を立てられるようにはとても見えなかったってことかな・・。私もまだまだだな。。

名刺をいただき、次の日の下見の出発時間やコースを打ち合わせた。

今日、8:30にスタッフの方がついてくださって、下見に行った。

生徒が宿泊する部屋やお風呂、班長会などに使えそうな場所の確認、
キャンプファイヤーの場所、飯盒炊さんでの水道やかまどの数、
食事のアレルギー対応や近隣の病院など、ホテルでの確認事項だけでも山ほどある。

旅行会社さんを通しても聞けるけど、
過去いろいろ不安なこともあったので、できれば直接確認したかった。

その後、車を出してくださって、
御泉水自然園へ。
雪道が怖かった!
しかし、着いてみると美しい光景が。


夏はまたちょっと違う風景だろうけど、雪景色で幻想的になっていた。

八島ヶ原湿原は通行止めになっていた。危険だとのことで諦める。

車山へ。-5度。
スキー場が始まっていたけど、雪はまだ少なかった。
今日も温かい方なんだそう。
-20度まで冷え込む日もあるらしい。

生徒が通過するところのトイレ確認をしたら、
なんとバイオトイレ、という有料トイレだった。
要検討。

一応、白樺湖付近の下見はそれだけなんだけど、
個人的に、藤城清治さんの影絵美術館に興味があることを話していたら、
従業員の方が連れていってくださった。
帰りも、とおっしゃっていただいたけど、さすがにそこまでは申し訳なく、
道がわかるのでホテルまで自分で帰ってみます、と申し出を辞退させてもらった。

白樺湖の四季を描いた大型の影絵が特に美しく、
その前でかなり長いことじっと絵を見つめていた。
図版でみると、美しさばかりに目がいくけれど、
近くだと手作りの跡がみえて、それがまた良かった。
制作に使用した道具も展示されていて、
ごくごく普通のセロファンやトレーシングペーパーやスティックのり、カミソリなど。
それで、こんなにも素晴らしい作品が出来てしまう。
美術部の生徒にぜひとも見せたかったな。



その後、白樺湖のそばを歩いてホテルに戻るも、
帰りのバスまで時間がある。

白樺湖の、湖のごくごくそばまで行ってみようと思った。

寒いので、真昼間でも人が歩いていない。
宿泊している人たちは、ホテル内でお風呂やその他のアミューズメント施設で寛いでいるのだった。

誰もいない静かな湖畔を歩くのは、
一種、感動体験だった。

誰か、犬の散歩かな?


湖面が凍っていて、天然のフロストガラス。

湖畔から、対岸に小さく洋館が見えた。
なにこの既視感。。。

しばらく考えて、横溝正史の「鬼火」という物語の舞台と、
そっくりであることに気がついた。

二人の従兄弟が激しく憎み合うという、
どうしようもなく暗い話なのだけど、
耽美的でもあり、
高校時代に読んでからも、忘れられない作品だった。

この湖の底には・・・とか、
物語を思い出して一人、妄想して戦慄する。
いや物語だから。。。
でも確かに、こんな光景が舞台だったはず。

すぐに携帯で調べてみたら、この物語が書かれた時、
横溝正史氏は信州の諏訪で闘病中だったとのこと。
諏訪はすぐ近くだ、もしかしたら、やっぱりここがモデルかも!
そう思っていると、
対岸の洋館も不気味に見えてくる(普通の施設です)。

そんな幻想を抱きながら、
お世話になった係の方々に厚くお礼を言って、ホテルを後にした。


スーパーあずさの車内で、
たけのこの里をパクパク。
疲れると、チョコが美味しいね。


素敵なショートトリップ(いや下見だけど)だった。

やることはたくさんあるけど、
こんな素敵な舞台があるのだから、
生徒がワクワクして感動して、
いろんなことを体験して、
仲間とか自分とかについてしっかり考える自然教室にしなきゃだな。





















光を育てる仕事

2013-12-07 17:23:10 | 日記
昨日はおそらく歴史に残る日だった。
良い方でないのが、本当に残念だ。

参議院の会議の中継映像を見ていた。
この存在はTwitterで知ったのだけど、
テレビではやっていなかったということで、ネットの力の凄さを感じた。

父や母の世代の人のメインの情報源はテレビ。NHKは何にもやらなかったらしいし、テレビって信頼できないなとあらためて。

私なんてテレビ大好きな世代の人間だから、何だか寂しいけどこれが事実だ。

暗い時代になるのかもしれないけど、自分で考え、感性豊かな人を育てていけば、世の中が良い方向へ進んでいくこともできるのではないか、と思う。


今日は、午前中の用事を終え、午後から次年度の自然教室の下見で長野県の白樺湖畔に。

八王子から特急あずさ17号に飛び乗る。お昼ご飯を食べる時間がなく、
コーヒーだけ車内で飲んだ。
茅野駅でも、最終便のバスは15:45であまり時間がなく、バスセンターでパンを買って食べる。
バスに揺られ、約1時間。
水面の凍った白樺湖が見えてきた。
バスを降りると、身体に震えがきた。
今年初の手袋をはめた。


今までも、長野県に自然教室に来ていたのだけど、今年から宿泊場所を微妙に変えることになった。
その結果、活動場所も内容も変更することになった。

クラス別・男女別のペンション分宿だったのを、全員が同じところに宿泊にし、
うちの学校では初のキャンプファイヤーをやることになった。
これは、主任の悲願だった。

あの原始的ともいえる感動や、仲間との一体感を体験させたい、と言っていた。
キャンプファイヤーは、最近の中学ではあまりやらないらしい。
「昭和的」な活動だと言われているそうな。
私が最後にキャンプファイヤーをやったのは、
自分自身が高校1年生のときの山の学校だ。
当時の担任の先生は全く笑わない美術の先生で、
当時の私にとっては、怖いし、わけわからないしで嫌な先生の一人だった。
けど、山の学校のキャンプファイヤーのときに初めて、先生が大笑いしたのを見たのだ。
衝撃的、というか、なんだかとても嬉しかったという記憶がある。
その後、その先生とはよく話すようになった。

炎には、人の心を動かす何かがあるのだろうか。
いずれにせよ、キャンプファイヤーは大賛成だ。

1日目は、プロジェクトアドベンチャー、という活動がメイン。

これは18名ぐらいを1チームとして、そこに専門のファシリテーターの方が一人つく。
生徒たちは、ファシリテーターさんから出題される様々な課題に取り組むというもの。
私たち教員は、子どもたちの手助けを一切してはいけない、という決まりがある(もちろん、怪我や病気などには対応するけれども)。
ただ、子どもの様子を観察するのだ。


例えば、丸太の上に一列に並ぶのだけど、丸太から誰一人降りずに、誕生日順に並び替えなさい、
という課題が出たりする。
丸太は細く、すれ違っての移動は困難。さあ、どうするかを18名で考える。

すごいのになると、高さ数メートルある棒によじ登り、より高いところにあるブランコに飛び乗りなさい、という課題で、
命綱は残りの生徒が持って支えているだけ。この子達が「命綱」そのものなのだ。
仲間を信じて空中を飛びなさい!というのもあるという。
これはかなり危険なので、うちではやらない予定だけど、
会社の社員研修などでも使われるらしい。

仲間を信じる、協力する、自分の頭で考えるという、ものすごくいい経験になると思う。
しかも、北アルプスを臨む森の中。

問題は2日目かもしれない。
体力のない子にとっては、相当激しいスケジュールなのだ。

午前中は班でオリエンテーリング。
午後、登山、夜間にキャンプファイヤー。
美術部で顧問をしていて、
美術館などに連れて行くと、少し歩いただけで疲れたり、
遠出すると気分が悪くなったりがしょっちゅうだ。

そんな子どもたちもいるから、
この2日目のスケジュールは不安。

この計画の骨子を立てたのが体育の先生と20代の男性教諭2名だから、
体力があることが当たり前になってるんだよな。
本当は、午前か午後のどちらかに工芸体験や美術館見学などを入れて欲しかったんだけども。

3日目は班での飯盒炊さんでのカレー作り。これはうちでもよくやる活動。




どんな人を、私たちが育てていきたいのかが、なにか活動をするときの柱になる。

暗い時代に希望の光を発する人間を育てるのが私たちの仕事だとあらためて思う。

戦時中、子どもたちを戦争に絶対におくらない、と主張し、処罰された教員も大勢いたと聞く。

私はそういう先生になりたい。

















冬の一日

2013-12-01 22:03:42 | 日記
昨晩食べたパスタはとても美味しかったのだけど、胃もたれ。
外食すると胃もたれ率が高いのは、年齢のせいもあるのかもだけど、
家で作るのよりも脂分が多いのだろうなあ・・。

仕事しなくちゃ!だけど、朝から自宅で仕事。
日曜日は学校に行くのもいいけど、自宅だとリラックスできる。
土曜日に足もつったし、ちょっと休みが必要だと思った。
足がつるときは、身体が疲れているとき。
ちょっとした身体のサインを見逃さないように、今日はお休みモードで。

生徒の作品にコメントを入れていくのは結構気をつかうので、
2クラス入れて布団に倒れ込む。小一時間ほど毛布にくるまって寝る・・・・。
自宅ではこうやって休み休みできるのがいい。


1日1杯は飲むコーヒーだけど、今日は控える。
しかし、毎日飲んでいるものを我慢するって辛い。タバコとかもそうなんだろうな。



先日、亡くなった祖母が出てくる夢をみた。
とても久しぶりに祖母をみた。

亡くなった人が出てくる夢はメッセージ性が強いと言われているので、
言われたことやあったことを思い出そうとしているのだけど、断片的にしか思い出せない。

「隣の部屋にはアイロンがぶら下がっている。」という言葉とか、
そこと反対側の部屋と私の部屋には隙間があって、そこから相手が見えるとか、
なんかそういう断片情報だけ覚えているのだけど。あと白い部屋。

よくわからないよ、おばあちゃん。
なんだか寂しいなあ。なぜ、夢の中の人は明確にしゃべらないのだろう。


何が寂しいって、わからないこともそうだけど、
おばあちゃんといたときのその空気や安心感を、
もう感じることができないってこと。死は、そういうことだ。
その人とともに、その人との間にあったいろんなものも失われた。



胃もたれが夜になっても解消されないまま、夕飯はオニオンスープとご飯だけにする。
オニオンスープはタマネギを煮込んで味付けしただけのものだけど、
こういうときには身体や、ことによっては心にも優しくていい。
湯気の立つオニオンスープは元気をくれて、また気持ちが仕事に戻って行く。






12月が来た。今年もすぐに終わってしまう。
小さな毛布やヒーターで暖まりながらぼんやりとしていると、
昔のことを思い出すけど、あれって今世のこと?っていつも思う。
前世の記憶なんじゃないかと思うくらい遠い。懐かしい。
そんなときに暗いことを考えなくなったのは、最近の自分の良いところでもある。

楽しい行事が目白押しだ。忘年会やクリスマス。
友達との忘年会の予定は、一度行ってみたかったお店でスケジュール帳に書くのもワクワクした。


暮れてく感じは楽しい。
みんなが忙しそうでも、どことなく幸せそうにバタバタしているから。
こんな毎日が続けばいい。

















週末の衝撃 2

2013-11-30 01:41:25 | 日記
最初はミュージックビデオだった。
ル ペープル・デ・ルヘルペというフランスのバンドの『トーキング・ザ・クラッシュ』という曲。
このジャンルの曲はよくわからない。エミネムの曲の感じに似てた、というとわかりやすいか。
これは映像がとてつもなく怖かった。
で、先日の学校での研修の内容を唐突に思い出した。


研修で、学習障害の生徒について、
本当に世界の見え方が物理的に違うことが原因であるということを勉強したのだった。

文章が耳からだと理解できるのに、読むことができない。
それはどうしてかというと、
本の行が視覚的にうねうねと曲がったり、
ところどころで文字の大きさが変わったりして見えているからなのだ。
彼らから見える世界を映像で再現したものがあって、
確かにこれでは文章が認識できないだろうな・・というレベルのもので驚いた。
まるでネットでの認証作業のときなどに、よく変形した英字や数字がでてきて打ち込んでください、
というのがあるけど、まさにああいうのが並んだ世界なのだ。吐きそう。。。



街の風景、顔、全ての物がひしゃげて、曲がっている。
その中でひたすら疲れきるまで働き、ただ砂糖を乞うブロイラーの群れ。
言うまでもなく、ブロイラーは私たち一般の人間を暗喩しているのだろう。
これ自体はよくある発想の仕方だけど、絵そのものがとにかく怖いのだ。
そして、その一般のブロイラーが暴れ始めたところから、
ものすごく表現のグロテスクさが加速する。
自由を求める闘いというのをイメージで表現すると、
ああも恐ろしいものになるのか、と戦慄。
日本人にはとてもできない、激しくて怒りに満ちた表現だった。



『アニインパクト』の名前に相応しい、衝撃的なものから始まった。

その他、半人半魚(顔が魚)の少年の絶望を描いた作品(これもものすごく怖かった)や、
荒廃した世界でやっと宗教(を表していると思われる)でオアシスを作ったと思ったら、
またそれを壊される恐怖と絶望を描いた作品など、
とにかく『マニア2』は世界に対する不安感や絶望を表現したものが多かった。
灰色と赤と黒の世界というイメージ。

一部、手法が実験的なものも含まれており、これがアニメ?と概念を覆されたりもした。
(『2週 2分』(カナダ)や『リサイクル』(中国)など)


言葉を介さず、イメージで本質を伝える。
アニメーションの素晴らしさや衝撃の強さを思い知った。
これは恐ろしい兵器にもなりうるなあ・・・。
「マニア2』で上映されたものの中には、
トラウマになりうるものさえあった。最初のとか・・。


それと、アニメーションの絵と同期した音楽のリズムの良さ。
音楽とリズムと映像がぴったりしたときの心地よいという感覚。
心にも感覚にもインパクト大だった。

21:00からの『インパクト3』は、『マニア2』とは趣が異なる作品だった。
詩的で、美しい表現のものがたくさん。
1時間20分の上演で7作品。
どれも良かったけど、一番気になったのは『パオ』(フランス)。
東洋の美しい風景、彼方への『旅』。心が震えた。
もう一度観たい、いや何度も観たい。DVD、早く出て!!!

『モンパルナスのキキ』(フランス)も、
多数の文化人と交流のあったキキの自伝をもとに作られたもの。
内容も、表現の手法も興味深い。美術部の生徒にみせたい。

他の国の作品も良かったけど、ダントツでフランスのアニメーションはいい。
日本人には理解しやすいのかもしれないな。

『テビュランの王 マルセル』(アメリカ)も、
抽象表現と具象表現が入り交じってとても美しかった。



そして海外のアートアニメーションをみるにつけ、いつも感じるのは、
生命力や創造力が、なんとなく日本では、
他国と比べると枯渇しているのかもしれないということだ。
私たちが知っている『自由』なんて、全然たいしたことないということ。
ずっとここにいると、案外、感じなくなってしまうのだ。

それは、もしかしたら教育によるものなのかもしれない。
なんか、大きな責任を感じるよ。
そういう意味でもインパクト大の映画祭。

アニインパクト ジャパン。
日曜まで。
ぜひぜひおすすめです!!





























週末の衝撃 1

2013-11-30 00:43:54 | 日記
3年生の評定提出もあり、慌ただしかった今週。
確認の表にはんを押して、全て終了。
こんな評定で内申点が決まって、行ける高校もだいたい決まってしまうなんて、
絶対早くなくなった方がいいよ、このシステムは。

疲れきっているところに、教育委員会からのアンケートやらいじめについての調査やら。
「多忙感について調査したい」とか、仕事を増やさないで欲しい~。
忙しいに決まってんじゃん・・・。
わけわからない事務仕事にあくせくしながらも、今日は楽しみがあった。

Twitterで流れてきた「アニインパクト ジャパン」という、
国際アニメーション映画祭での受賞作のみを集めた映画祭が、
昨日と今日、日曜日の3日間、
横浜のブリリア・ショートショート・シアターで行われている。

これ、木曜の午前中からやっていて、
ほんとは全て観たいのだけどそういうわけにはもちろんいかないので、
今日の夜の19:40の『マニア2』と21:00の『インパクト3』を観ることにした。
17:40の『インパクト1』も観たかったんだけど、学校を出られないから諦めた。

ネットで事前に調べると、『マニア2』は性的、暴力表現を含む作品がある、ということで、
注意のマークがついていたので、かなり内容が濃いことは予想できた。
『インパクト3』には興味がある作品があった。



19:00前にはここのシアターの最寄り駅につくことができた。
少し歩くのだけど、横浜のあのあたりは少し苦手だ。
人工的な街で、とにかく広いし、田舎者の私にはとても冷たい感じがするから。

金曜日だから少しは賑わってるのかと思いきや、
このシアターのある施設は人がいない。
1Fの路地では青い照明が誰もいないのに煌煌と光っている。ちょっと異様だった。

2Fのシアターにあがると、ようやく人影が。
といっても10人ちょっとくらい。でもほっとした。

開始まで少し時間があったので、
チケットを購入した後はラウンジでカフェオレを注文して、ソファーに座ろうとして、
前でお茶している人が目に入って、二度見してしまった。

山村浩二さんだった。
そういえば19:40の回の前か後に登壇してお話をする、というTwitterの情報はあったけど・・。
山村さんの作品はほとんど観たし、
しかもカフカ原作の「田舎医者」まではほとんどの作品をDVDで持ってる私からすれば、
神様のような人だから、普通に近くでお茶とか飲んでるととっても変な感じがした。


山村さんは日本人の方と、かなり濃い感じの外国人の方とおしゃべりしていた。
後から、その外国人の方は、
南アメリカの新進気鋭のアニメーション作家であるファン・パブロ・ザラメラさんであることが判明。
(パンフレットに顔が出ていた。)

豪華なのに、人が少ないよ・・・もったいない。夜の部だからか。


『マニア2』では約1時間、9本の作品が上映された。
その前に山村さんのトークがあり、この映画祭の行われる経緯や、
山村さんの注目している作品などが紹介された。

覚悟はしていたけど、しょっぱなから凄かった。













星々の距離

2013-11-22 23:52:18 | 日記
昨日の夜 PM7:00過ぎ、職員室。

中間テストが終わり、遅くまで残って採点作業をしている先生方。
私もその一人で、3年生から急いで採点を始めていた。
3年進路の成績は東京・神奈川の学校では12月初旬には出ていなくては入試に対応できない。
締め切りは来週に設定されているから大変だ。

そんな中、焦りつつ仕事をしていたら、
向かいに座っている先生の様子がなんだかおかしい。
お腹を抱えてうんうん唸っている。

「どうしたの?」と声をかけると、
「腹が痛いっす・・・。でもたぶん風邪とか、そんなんだから大丈夫だと思います・・。」
というのだけど、顔色がおかしい。

聞けば昨日、トイレにいったら出血してたというので、
それってとにかく病院へ!!!!と他の先生と言ったものの、
本人は、「いや、採点あるし、ちょっとしたら治ると思うから・・・。」
と、半分、机に顔をくっつけたような状態で採点を続けていた。

「病院、嫌いっす・・・」とか言ってるので、子どもじゃないんだから!!!
と、みんなで言っても、大丈夫っす、を繰り返すばかりだった。
その後、私はその先生よりも先に退勤した。


で、今朝出勤したら、いつも私より早いはずのその先生はまだ来ていなかった。
風邪ひきで今日は休むのかな・・・・と思っていたら、
なんと、
「腸が破れている部分がある。絶対安静です!!」と、病院のお医者さんに言われたとのこと。
既に一人、調子の悪い先生もいるので、責任を感じたその先生は、
「絶対、行ってはいけないのですか?ダメですか?」と、
しつこくお医者さんに食い下がったらしく、
「君は人の話が聞けないのか!!!」とこっぴどく怒られたとのこと・・・。
原因がわからず、ストレスではないかと言われたらしい。
うわあ・・・・・。


うちの学年は担任6名、副担任3名、個別支援担当の先生1名。
この中で、胆石で調子が悪くて今日は休んでいた先生1名に、この先生が1名休んだ。
今日は6時間目、12月にある福祉体験学習の事前学習がある日。
担任2人不在で、人が足りない状態になってしまった。


ちなみに他学年でも、各学年に1名ずつ、担任で入院している方がいて、
先日、救急車で運ばれた別の胆石の先生が1名、という状況だ。
かろうじて出勤している先生方の中にも、体力的にも精神的にも限界を迎えつつある人もいる。
病人、多過ぎるでしょ。



しかも今日は、生徒に怪我が多発した。
全く別の時間に、別の場面で起こったものだけど、
同じ日に、しかも先生の人数が足りないときなので、
本当に大変な状況になった。



まずは1時間目の家庭科のリンゴの皮むきのテスト中に、
うちのクラスの子が左手を大きく切って4針縫う怪我。
そしてその後の休み時間に、他クラスの女子が廊下を走ってきた男子とぶつかって捻挫。
帰り学活前、他クラスでふざけていた男子生徒2人のうち1人が、
床に強く顔をぶつけ、前歯の神経がダメになるという大怪我。

私はオール授業と福祉体験事前学習、その後、区の巡回展の作品の掲示などで、
ほとんど職員室にいなかったから、後でいろいろ聞いて驚いた。
自分のクラスの生徒のことも、4時間目が終わって、
4針縫って養護の先生と学校に戻ってきたときにようやく知ったくらいだった。


こんなに学年の生徒が同時多発的に怪我することなんて初めてで、
しかも学年職員があまりにも少なかったので、
養護の先生や事務方の職員さんにまで多大なご迷惑をかけてしまった。



忙し過ぎる。


これが全ての元凶だと、みんなわかっている。
こんな忙しいときに、何故、運営協議会や小中連携親睦会的なことを入れるのか。
授業の準備も大変なのに、放課後もがっちりと拘束されている。
病人が増えてくるのも当然だ。

私も、18クラス分もテストがあるのに採点する時間はいつも夜、
終わらないときは夜中の2時くらいまでやって、朝5時半すぎには起きる。
事務時間が全くないから、生活時間を削って行くしかない。
最近は、寒いってこともあり、なかなか朝起きられない。




昨日、保護者がいる前で、20代半ばの若い先生と管理職が激論になった。
どうして現実を見ないのか、夢物語のようなことばかり言って、
現場の職員を苦しめるのか、というのがその先生の趣旨だった。


その先生の言うことももっともだ。
こんなに病人の出る現場は、おかしい。
しかし、管理職が夢みている「学校」の姿にも共感できるところはある。
どちらも一歩も引かず、そして相手の意見に共感しないから平行線で話が終わった。
前提が異なるのだから、議論が成り立たない。
苦しくても夢を持って頑張ろう!という管理職と、
職員がいいコンディションであってこそ、良い仕事ができる、という先生。


なんだろう、このわかりあえない感じ。


今日はラストまで残っていた。
1学年の職員は怪我の対応で遅くまで学校に待機し、採点作業をしていた。
うちのクラスは、授業中の本人の不注意での怪我なので大変ではなかったけど、
子ども同士のふざけで怪我の場合、保護者同士でも話し合いなどが必要となるから大変だ。

幸い、今回の怪我に関わった生徒の保護者の方々は寛大で、
相手をひどく責めることもなく、円満に収まった。



今日は天気が良かったので、帰り際、星が綺麗に見えた。
月は大きく、月明かりも眩しいのだけど、星はよく見えた。
彗星らしきものがいるかな?と探してみたけど、もちろんよくわからない。

小さい頃は、こうやって、星を眺めるのが好きだった。
星座の本と空を照らし合わせ、あれは◎◎座!とか思うのが楽しかった。
同時に、広過ぎる空は怖かった。田舎の空は広大すぎて、星が見え過ぎた。
暗い夜、果てのないところに身をおくのが急に恐ろしくなり、
急いで屋根のあるところへ駆け込んだ。夜空は憧れだけど、怖い。




全然、距離もある場所も異なる星々が星座を構成して、
まるで一体のものとして扱われていることも、なんだか変な気持ちになる。
私たちもまるで、星座みたいだと思う。



互いのことをよくわからないまま、一つのものとして扱われる。
互いの距離は、本当は遠いのだ。


わかり合うって難しい、まるで何億光年も離れている者同士みたいじゃん、
って思った。