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しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

ランナーズ・ハイ

2014-06-21 17:58:46 | 日記
忙しくて、ブログに書きたいことはたくさんあったけれど、書く時間もなかった。

所属学年で、今年は生徒指導も増えてきた。
下校時、ご近所に迷惑をかけている生徒がいて、
自然教室前後はなんとなく落ち着かなかった。
1年生のときとはやはり少し成長した生徒、思春期真っただ中。

ただ自然教室でキャンプファイヤーや森の中の冒険やらのドキドキワクワクする体験を通して、
どこのクラスもなんだか仲良くなったと感じた。
特に隣のクラスは行事前までは常にシーンとして、お互いの様子見のような変な雰囲気だったけど、
行事後、いきなりはっちゃけたように明るくなったし、よくしゃべるようになった。
やっぱり3日間もがっつり一緒にいると、気心が知れて来るのかも。

クラスで。
美術部のおとなしい生徒たち3名(しかしよくよく話すと面白いのだけど)と、
クラスのギャル(?)系3名の子達が同じ部屋になってしまい、
美術部の子達からするとギャル系の子は勢いがあり過ぎてちょっと怖い存在の様子、
ギャル系の子たちからすると、美術部の子たちとは話が合わない感じで、
決まったときに、互いが「・・・・。」。
なので担任としては心配していたのだけれども、
一泊目、その部屋に写真を撮りに夜行ってみると、予想外の大盛り上がり。

後で美術部の生徒に「で、部屋はどうだった?」と聞いてみたら、
「最初は怖いって勝手に思ってたけど、しゃべってみたらすごく面白かった。」とのこと。
ギャル系の子達も「美術部の子ってオタクで暗いって思ってたけど、話がすごい面白いじゃん!」。

互いへの先入観がなくなって、宿泊から帰ってみた今も普通に会話するようになった。
いつもクラスでうるさくて勉強も大嫌いなSくんが、
プロジェクトアドベンチャーで自然とクラスのリーダーとしてみんなをまとめる姿が見られた。
チョロチョロして落ち着きの無いKくんが、最終日、ホテルのスタッフの方に
「いろいろ気遣ってくださってありがとうございました!」と丁寧にお礼を言っていた。

3日間をがっつり一緒に過ごすことで、良いところも悪いところも、浮き彫りになる。
一人ひとりの性格や気質がよく見えた行事だった。
担任として、クラスの生徒みんながよりいっそう、好きになった。
中学2年生は、おバカだけど、可愛い。


そして今、前期の中間テストが終わり、17クラス分の答案が。
2週間前から教育実習生さんも入り、指導案のチェックも始めた。
通常3週間の実習だけど、彼女は大学の事情で4週間の実習。


実習生さんは先の震災で、卒業した中学校を失ってしまった方で、
本来なら卒業中学へ教育実習へ行くのだけど、彼女はそれができなくなってしまったのだ。

数年前から参加している夏の講座や技術研修などでお世話になっている大学の先生からの依頼で、
彼女をうちの学校で受け入れることになった。

素朴で温かな性格の人で、人としての基盤がしっかりしているように思う。
東京都で今年、採用試験を受験するという。私にとっては5人目の実習生さん。
そのうちの2名は、既に採用試験を突破し、
横浜市の小学校と中学校で教員として活躍している。

彼女も、絶対合格して欲しい人だ。
たった数週間でも密度の濃い毎日を一緒に過ごすから、実習生さんの今後は気になる。
戦場のような恐ろしくバタバタした毎日だから、「戦友」のようにいつも感じてしまう。


金曜の夜、私が採点していたら、
実習生さんが帰る前に「先生、大丈夫ですか・・?」と声をかけてくれた。

前の日、例の小田急線の脱線事故にひっかかって帰宅が23時半過ぎになり、
そのあと実習生さん紹介パート2の学級通信をまとめていたら、
寝る時間が2時を過ぎてしまい、完全に睡眠不足だった。

先週の学級通信では「教員を目指す実習生さん」の比較的真面目なインタビュー記事を載せた。
今週は、美術大学での生活をメインにした「学生さんとして」の記事を載せた。
実習生さんがたのしくイラストで解説を入れてくれているから、かなり面白い記事だ。


中学生にとってお姉さんお兄さんがいれば別だけど、
そうでなければ大学というのは全くわからない世界。

あと数年したら、大学生になっていく生徒もたくさんいると思うので、
実習生さんが来た年は、毎回こういうのをクラスで発行している。
私が持つ実習生さんは必然的に美術大学、もしくは教育学部の図工美術専攻の学生さんだけど、
バイトや普段の生活、授業のことなども書いてくれるので、生徒にとってはイメージしやすい。


「あと1クラス採点したら帰るよ、お疲れさま。」と実習生さんを見送って、採点を続ける。

いつの間にか、ほとんどの先生が退勤してしまっていた。
2、3学年の先生はほとんどおらず、1学年の島だけに先生がいて、
そろそろ帰ろうか、という話になっていた。

そうか、今日は私がラストかーと思って採点を続けていたら、
1学年の先生たちが私の顔をじーっと見て一言、
「・・・・もう今日は帰った方が良くない?」と。

あと10名で4クラス目が終わるから、やってから帰りたいなあと思ったけど、
なんとなく一人が寂しい気がしたので帰ることにした。



帰宅して手を洗っているときに、何とはなしに自分の顔を鏡で見たら、
ものすごく濃いクマが目の下に。

帰った方がいいよな、これは確かに・・・・・。




どうやら、ものすごく疲れていることが自分でわからないらしいということが、わかった。
ランナーズ・ハイ、あとからがくっとくるパターンか。
気をつけないとなあと思った。


日々、いろんなことを学んでいる。












時間と空間を共に

2014-05-24 07:48:03 | 日記
木曜日にあった体育大会の天候は散々。
午前中は日が出ていたものの、午後から真っ暗な雲が迫ってきた。
遠くに、そしてやがて近くに稲妻が走り出して午前中のプログラムでいったん中止。
黒い雲が迫り、空を覆う様はまるで、
CGで作った学園ものの映画のやなことが起こる雰囲気のワンシーンのようだった・・・。
12時から1時間ほど教室内での待機で、1時からの天候で再開するかどうか決めることになった。
なんとか1時には雨はやみ、再開したものの、また雨。
3年生の学年種目と学級対抗リレーは、体育大会の花形だけど、
この頃に雨脚が強くなってきた。で、終わったあと晴れた・・・・。

天候は散々だったけれど、
内容としては、私としては今までで一番面白い体育大会だった。



クラスの団体競技である大縄跳びは、クラスを20名の2チームに分けて、
3分間どれだけ跳べるかを全クラスで競う。
午前1回、午後1回ずつ競技が行われる。
これに向けて、5月初旬からクラス毎、お昼休みなどに自主練が行われていた。

目的はもちろん跳べることではなくて、
クラスのメンバーとよく話し合い、協力して行事を乗り越えていくという経験そのもの。
だから正直に言えば、結果的に跳べなくても別にいいんだけども。


うちのクラスも生徒たちの企画で週3回くらいは練習をやっていたけれども、
ほんとに悲しいほど跳べなかった。
うちのクラスだけでなく、2年生全体がなぜかあまり跳べないのだった。

今年の1年生はよく頑張るし、
3年は縄を回すスピードまで研究していて、ものすごい速さで20人が跳ぶ。
2年生だけがなんとなく跳べなくて、
うちのクラスのAチームなんて予行の2分間で8回しか跳べなかった。
跳べる方のBチームでも2分間で38回。

だからといって、こちらから強制的に練習しなさい!とか言えるものでもなく、
しかも休み時間を削ってみんなで練習してるし・・。
どうしてなんだろうとずっとみていたら、あることに気がついた。

かけ声が小さい。
縄を回すタイミングはかけ声が大きいほどとりやすい。
男子から全く声が出ていないことに気がついた。
なので男子側の縄を回している生徒に、
最初の縄を回すタイミングがうまく伝わらず、少しずれてしまうのだった。
そうすると跳びにくくなる。

それを生徒に一応言ってみると、
女子は今まで以上に声が出るようになったのだけども、
男子は出ていてもやはりかなり小さかった。
こういうのでだいたい、
「男子、声が小さい!」と女子VS男子の闘いが始まるのが恒例行事なので、
うちもやっていたけど、中学生男子なんてマイペースだ。
女子はうまく行事と自分の達成感をリンクさせてやる気を出せるけど、
男子はそうではない。

なので、本番もし跳べなくても仕方がない、と半ば諦めていた。


けれども。


大縄跳び本番直前、ある男子が、「声出すぞ!」と気合いを入れた。
「おし!行くぜ!」と男子達がおそらくはじめて本気になった。

そして、なんと3分間で130回を超えてきたのだった。
半月練習してきて、一番良い記録を本番で出した。
練習中には、1年生に負けていたのだけど本番で大きく1年を引き離した。

「俺が一位になって、クラスの得点増やすから!」と公言したSくんは、
個人種目1500mで、本当に一位になった。
練習中は終始かったるそうにしていたKくんは、学級対抗リレーで前を走っている子を抜けなくて、
「俺のせいで2位になった・・・」(←全然違う)と終了後に号泣した。

結果は、総合2位で準優勝。
1位となんと1点差だった。
ここまでやれるとは、(失礼ながら)担任は思ってなかったんだよ!
100点満点なら、150点だ。


「本気になった男子って、なんかかっこいいよね。」

うちのクラスの女子が言っていた。本人達にも聴かせてやりたいよ。

最後に撮ったクラス写真の笑顔がとても良かった。
今回の体育大会は、生徒たちの真の姿を見られる良い機会だった。


そして次は6月最初に宿泊行事を控えて、
キャンプファイヤーのスタンツ練習が始まっている。
こちらは男子も最初からなぜかものすごいやる気だ・・・。
アナと雪の女王のパロディーで
「ノブと炎の女王」という5分間のショートストーリーをやる。
主役は「ノブ」と呼ばれている、クラスの盛り上げ役でもある男子。
サッカー部員で背が高くごついのだけど、女装に立候補してきた。
学級委員も女装するらしい。なんでかやる気全開だ。

むちゃくちゃなストーリーで、
突然踊りだしたりするインド映画のような脚本を生徒が作ってきて(・・天才だと思った)、
休み時間に全員で踊るダンスの練習をしている。
かなり楽しみだ。


学年職員としては、宿泊行事、特に今回のような大自然の中での行事は様々な危険を伴うので、
実は心配なことがいろいろある。
妊娠している学年職員の先生が2人いて、2人とも行かないことが決定しており、
職員の数も例年に比べて少ない。
だから、いつも教室にいるときのようにぼや~と弛緩(?)している状態ではなくて、
生徒たちには本当に五感をフルに働かせて危険を察知しながら3日間を過ごして欲しいと思う。

一つ一つの行事を乗り越えていく毎に、生徒たちは少しずつ大人になっていく。
時間と空間を生徒たちと共有して、その姿を間近で見て、
『人間っていいものだなあ』と思えるところが、
この職業で一番幸せなところでもある。

















スプーンを作るだけじゃなく

2014-05-06 12:01:45 | 日記
微熱があったけど、せっかく予約したWS。行くぞ!


というわけでゴールデンウイーク3日目、こどもの日、
今回は、以前も革細工WSで2回ほどお世話になった世田谷・等々力の巣巣さんで、
『miyazono spoon WS』に参加した。
スプーン作家さんである宮薗さんの指導で、木のスプーンを制作する。

昨年度より1年生の授業で木彫スプーンの制作を入れ、いろいろ調べてやってみたのだけど、
まだまだ改良の余地が多く、何か制作や指導のコツが見つかればと思ってのこと。
授業では、直方体のホウ材からスプーンの形を彫りだすので、それなりに時間もかかるのだけど、
このWSではヒノキで、あるところまで形が出来上がっているものを使う。


知らなかったのだけど、今、伐採されたスギやヒノキの木材が余っているらしい。
今回のWSでもらったパンフレット『東京の木+つくるきっと もののこと』によると、

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

日本の戦後の復興のため、木がたくさん必要になった時期、
広葉樹からなる天然林を伐採した跡地や
原野に、スギやヒノキなどの建築用材として需要が高まっていた針葉樹をたくさん植えた。
ちょうどその頃、木材や薪が中心であった家庭燃料が、
電気・ガス・石油に大きく切り替わっていき、
都市に薪や炭を供給する役割を持っていた里山の雑木林の価値が薄れていき、
里山でもまた広葉樹を伐採し、針葉樹に置き換えられていった。
スギやヒノキが育つのが早いといっても、
建材として使用できるまでに5~60年という長い時間が必要なのだが、
昭和39年に木材輸入が全面的に自由化となって、
国産材に比べて安く、かつ大量に安定供給できる外国産の材の需要が高まった。
輸入量は年々増大。
昭和30年には、9割以上あった木材の自給率は、
現在では約8割を海外からの輸入に頼る状態に。
日本の林業は衰退し、人の手が入らなくなった山は、今、悲鳴をあげている。

東京都では、平成18年度から多摩のスギ材を伐採し、
花粉の少ない品種のスギ等に植え替えを実施、
森林整備と花粉症対策に取り組んでいる。
現在、伐採された木材の利用を呼びかけているが、大量に余ってしまっている現状がある。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

とのこと。

というわけで、このWSは、ただ単に木でスプーンを作って終わり、ではなく、
森を育て、木を生かして生活するという、
失われた循環について考えようという企画でもあったのだった。

*詳細に興味ある方は、『宮薗スプーン×KINO』と入れて検索してみてください。



宮薗スプーンの名前で活動されている宮薗なつみさん、
笑顔がとてもキラキラしている素敵な女性。
一緒にいるだけで元気になれそうな人だ。

1時間ほど彫ったところ。すくう部分の曲線が結構大変・・・。


それからまた彫る。ひたすら彫る。無言。左手が痛い。
持ち手まで2時間ほど彫る。それからやすりがけ。
スポンジに巻いた80番のやすりから始まって、180番、240番、400番と進む。

授業のときには、ミツロウワックスをかけたけど、ここでは食用のナッツを砕いて、
その油脂を布のしみ込ませて使う。
ミツロウワックスはにおいが気になったから、この方がいい。
ただ、ナッツ類のアレルギーがある生徒がいないか確認しないと、とか考える。





参加者9名のスプーンが出来上がる。いい感じ!!




そしてご飯は料理制作ユニットGoma中村亮子さんが担当。
使うお米はお米農家山崎さんの無農薬のお米。ほんとに美味しかった!!

*どうやっても、写真が逆さになる・・・無念!!!


そして、食べて「ごちそうさまでした~!」で終わるはずが、
なんとシークレットスペシャルミニライブが!!

明日の回のWSでは告知されていたミュージシャンの野崎有真さんの飛び入りライブ!
ご自身の曲を2曲、最後に井上陽水さんの曲も。
温かみのある声で、伝わる詩。また聞きたいな。

スプーン制作の宮薗さんとミュージシャンの野崎さんは、
『カホンプロジェクト』という箱形の楽器を創作するWSで共にお仕事をされている仲間とのこと。
今後もこういう取り組みをされていくそう。視野が広い!!
若い人たちが、環境のために自分のできることを一生懸命にやっているのが素敵だなと感動した。



等々力の巣巣さんは、こういう視野の広いアーティストさんの活動の場になっている。
今回も、楽しみながら勉強させていただきました。







パワーをいただく 

2014-05-04 03:53:46 | 日記
ゴールデンウイーク初日は、
家で山ほど持ち帰った仕事をする予定だったけれど、
あまりのお天気の良さにフラフラと外出。せっかくだからなあ。

行きたいと思っていた展覧会に行ってしまうことにした。
意外にも電車は混んでいなかった。


まずは国立新美術館の『イメージの力』展。

今年、授業の参考になるかと考えてのことだった。



国立民俗学博物館の膨大なコレクションの中から選ばれた約600点の資料は、
造形的にまず相当刺激的であるし、想像の世界のものを何とか形にしてみた!という強力なエネルギーを感じる。

入場するとすぐ、壁面に所狭しと飾られた世界各国の仮面がお出迎え!!
うわあーーー!!怖っ!!!

こっちが見ている側のはずなのに、向こうから見つめられているような気持ちに。
祭りや祈りの場に活用された仮面、不思議な力がある。


・・・まず、そこで結構な時間、見入ってしまう。
どうしても画像が欲しい!と思ったので、高かったけど最後に図録を購入した。
これは、仮面制作の導入でぜひ生徒に見せたい。面白過ぎる。


最後の方では文化の交流によってもたらされた新しい造形物も展示されている。
ガーナの棺桶がポップ過ぎて、足をここで思わず止めた人も多かった。
イカの形、ジェット機の形、酒瓶の形。まるでバラエティー番組の着ぐるみ?のよう。
色鮮やかだ。
それぞれ生前に漁師だった方、ジェット機の操縦士だった方、そして言わずもがな・・・の方のための棺桶。
生きた時間をこうして讃えられ、明るく送り出される。なんて幸せな最期だろう。


また、『武器をアートに』というモザンビークにおける平和構築の取り組みも紹介されていた。
戦争の傷跡が生々しく残るモザンビークで、
人々が未だ持っていたり、埋められて隠されていたりする銃などの武器と、
鍬や自転車など、生活に役立つものを交換し集めた武器を解体して、その部品でアート作品を作るという取り組み。
作品が展示されていて、映像でその制作に携わった人のインタビューや様子が公開されていた。

興味があったので、図録とともに販売していた『みんぱく』(国立民俗学博物館の月刊誌)の中の、
このことに関する特集号も購入。

楽しく力強く、自由に生きるというパワーを感じた展覧会だった。
これは行って良かった。

道々のカフェには、昼間からお酒を嗜む人も大勢いた。
休みって、ほんと幸せだなあ・・・。


まだ時間もあったので、帰り道にあったサントリー美術館『のぞいてびっくり江戸絵画』へ。

こちらは5月11日までとあってか、混んでいた。

江戸時代後期、オランダとの交流から入ってきた遠近法や望遠鏡、顕微鏡などの文明の力を、
当時の日本がどんな風に消化していったかがわかる。
プラス500円で音声案内をつけたので、より一層、興味深く鑑賞できた。

個人的には、司馬江漢がほぼ完璧に遠近法を使用して制作する以前の作家の、
室内は遠近法がかなり正確に使われているんだけど、障子の外の世界は俯瞰という過渡期の作品群が面白かった。
チラシの絵にもなっている歌川国芳の『みかけはこわいがとんだいいひとだ』などに見られるような、
遊び心のある作品もたくさん展示されていた。
立ち止まってじっと見ちゃうから、混むけどこれは仕方ないだろう。

外に出てまだ16時。明るい。
六本木の地下鉄の近くでテイクアウトのカフェモカを買い、歩く。
お天気がよく華やかな街(しかも混んでない)は、歩いているだけでもうきうきするものだ。


自宅に帰ってもまだ明るい!! 普段ならこんなことはない。
ベランダに出て、暮れていく風景を見ていた。
3月に引っ越してきたけど、ゆっくりと風景を見る余裕がなかった。
暑くも寒くもない、いい季節。
部屋が暗いなと感じるまで、ずっとぼんやりとしていた。
何かをチャージしてるな、今、と思った。



今日はなんだか、生きてることに幸せを感じる瞬間がたくさんあった日だった。





















親子で京都修学旅行 その3

2014-04-27 18:50:04 | 日記
昨日、美味しい梅酒とゆず酒をたくさんいただいたこともあり、
不覚にも予定時刻に起きられなかった。
…6時50分起床。
しかし、そこからの追い上げ?があり、朝食7時半で、出発が8時20分。
ほぼ予定通りとなった。


昨日、朝ごはんが美味しすぎて調子に乗って食べ過ぎ、胃もたれがひどかったので、
今朝は惜しみつつもあっさりとパンとおかずを少しだけ。

毎日、三食を規則正しく食べている母にとっては、朝ごはんをきちんと食べることは普通なのだけど、
朝、食べたり食べなかったりマチマチ、昼ごはんすらバタバタしてたら抜いてしまう私だと、
三食、特に朝をきっちり食べると胃もたれしてしまうのだ…。

今日は市バスの一日乗車券を購入。500円也。市バス1回で230円。できればもとをとりたいなー。


市バス9系統に乗って、堀川通を上っていく。朝が早いので混んでいない。
二条城横を通過。まだまだ上って、
堀川今出川で下車、そこから徒歩1、2分。
西陣織会館へ到着。ここで母と9時から西陣織体験なのだ。

ほぼ9時ちょうどに着いたので、会館に入ろうとしたが自動扉が開かない。
急いで、警備員さんがロックを開錠しにやってきてくださる。

そういえばそうだった。
2年前、3年担任の時の修学旅行。
クラス別工芸体験をここでさせてもらったのだけど、早く到着しすぎて20分ぐらい駐車場のバスの中で待ってたんだった。
9時からだけど、9時過ぎないと開かないのだった…。やっぱり今もおんなじやん。

まずは体験料一人1800円を受付で支払い、機織り機がたくさん並ぶ別室に案内され、説明を受けて体験開始。
右足を踏む時は右から糸を入れて、みたいな感じで、最初だけ少し戸惑ったけど、すぐ慣れる。

母、奮闘中をパチリ。
私もこんこんこん!と機を織る。
だんだん楽しくなってきた。
二巻き分の糸を織ったらランチョンマット的なものができあがる。
私は、30分もかからないで終わってしまった。母も40分ほどで仕上がる。
まだ10時にもなってないよー。

朝早すぎて誰もいない…。

がらーん(笑)。

お昼過ぎから団体さんがはいってるらしかったけど、この時間帯は私たちのみ。
スタッフさんが、たくさん写真を撮影してくださった。
出来上がりも、初心者でも綺麗に仕上がるようになっているし、満足度高い。母大喜び。もっと作りたい!とのたまう。

いかにも修学旅行っぽいな~。

当初の予定ではもう少しかかるはずだったので時間が余る。
近くの晴明神社へ。陰陽師の。



星型かっこいいなあ。


それでも時間が余るので、9系統の市バスで行けるところを探したら、上賀茂神社付近にバス停あり。

調べたら、上賀茂神社は京都で最も古い神社とのこと、行こう!

ところが朝あれほどスイスイ動いていたバスが、上賀茂神社に近づくにつれ、全く動かなくなってしまった。

というのも、毎月第四日曜日には上賀茂神社で『手作り市』というのが行われているらしく、
これ目当てで県外(市外、だった・・)から車で来る人がものすごくたくさんいるので道路が混み合うのだとか。

銀閣寺道付近の『お菜どころ』というお店に11時半と早めのお昼ご飯予約を入れていたのだけど、この渋滞だと間に合わないかも、
と、電話したら12時半に変更可能とのことで変えていただいたことで、比較的ゆっくりと上賀茂神社をみて回ることができた。
もちろん、手づくり市も!


葵祭りでも走る馬。
人を乗せて、ものすごいスピードで疾走してて、あれは乗ってる人は怖いだろうなあ。

そして神馬。
話しかけてはいけません、って。






手作り市をそぞろ歩く。母は小物をいくつか購入してた。
私は手作り市に出ているお店『ふくろう珈琲』でコーヒーソーダを買って飲む。続いて母も同じお店でホットコーヒー。ここのコーヒー、とっても美味しかった!

京都は快晴。空の下でコーヒー、気持ちいい。
そういえば昨日の夕方、京都駅前のビルの最上階では、ビアガーデンが始まっていて、多くの人で賑わっていた。
なんとも幸せな光景だった。

上賀茂神社でゆるゆるしてたら時間がやばくなってきたので、タクシーへ。
タクシーの運転手さんが、大文字焼きのことや京都三大祭りのことなど、
京都のお祭りについて詳しく語ってくださった。

行く道で左側に鴨川。菜の花の黄色と新緑が美しい!
そしてとても気持ち良さそうだった。


銀閣寺道へ。
お菜どころへ到着。

お豆腐をたくさん使った定食を食べる。豆腐ってこんなに美味しかったっけー?!

手作りのお豆腐はなんともコシがあってモチモチしてる。
母が、
「私、若い時に友達とこのお店にきた記憶があるわ!」と。そのときも、なんてお豆腐美味しいんだろうと思ったらしい。

市バス100系統(洛バス)に乗って京都駅へ。
ちょうど銀閣寺へ観光にきた方々がたくさん降りたので、席に座ることができた。
京都駅まで約40分、居眠り。

14時前に京都駅到着、新幹線は15時半過ぎなので時間あり。
母の希望で、駅前の小川珈琲へ。

母が若い時に、京都の西の方にある小川珈琲本店で飲んだコーヒーが美味しかった!と。今回も美味しいと満足気。
食べ物の記憶ってかなり長く残るらしい。

お土産を買い、15時20分には各自、ホームへ。
今や、一種のギャグの様相を呈している『家に帰るまでが修学旅行です!』を合言葉にして。

母は、とあるコンクールで賞をいただき、新聞にエッセイが掲載されたことがある。
なのでそれで勢いを増して毎年、エッセイコンクールになにがしかの文章を書いて出している。

今年はこの旅行のことを書こうかな、
と意気込んでいる。
とりあえず前向きなのはいいことだと思う。

私は母が明るく元気でいてくれればそれでいい。
親離れしてないのかもしれないけど、いつか強制的に離れなければならないその日まで、親離れしなくてもいいとひそかに思っている。

何はともあれいい旅でした。
次は、どこにしようかな。


京都駅やっぱりなんか変…。




























親子で京都修学旅行 その2

2014-04-27 16:31:06 | 日記
朝6時起床。
ここら辺はお互い教員、きちんとする。
部屋からは電車の運行状況が丸わかり。
電車好きな人には、このホテルはたまらないだろう。

朝ごはんをしっかり食べて、8時40分発の、今度は京都ひるバスに乗り込む。
京都の寺社仏閣は、交通の便が良くない。バスも時間通りに来なかったり混んだりする。
その不便さを解消すべく登場したバスで、
北野天満宮や金閣寺、銀閣寺など名所を巡る。
乗降は一日中自由で、一日10本運行している。
予約制で、車内が混み合うこともないし、時間にも大変正確だった。

乗車するときには、このチケットの裏側に印字された日付を見せる。

ひるバスが停まる場所には、このマークが。

まずは始発バスで金閣寺に。
金閣寺、
日本人よりも外国人の方の方が多かった!!

キンキラキンに青空が美しい。
韓国の方らしき若者の団体さんに写真撮影を英語で頼まれたり、
フランス人の男性たちのファッションがすごく素敵だったり、
ここはほんとに日本?ってぐらい、日本語以外の言語がそこらじゅうに飛び交っていた。

ひるバス再び、次は銀閣寺へ。
王道過ぎるけど、母、行きたいみたいだったし、いい。

金閣寺と比べるとかなり地味だけど、こっちのが好き。


最近、花を育てるのに凝っている母は、庭園に咲いている花が気になって仕方ない。花の写真ばかり撮っていた。
花を大事に育てるのも、生徒を大事に育てるのも似てるとこがあるのよーとのこと。

次はまたひるバスで、平安神宮へ。
途中の町家で、鐘馗さま?に出会う。
魔除けだったかな。


昨日もきたよ平安神宮。昼間のお姿。

このあたりでお昼ごはんの予定。
平安神宮から歩いて3分の『だる満』に予約をいれていた。
地のもの、無農薬・有機栽培で育てられた野菜で作られたおばんざいが美味しいお店。
おばんざいは京都の家庭料理的なお惣菜。

おばんざいバイキング(ご飯とお味噌汁付き)が美味しかった!食べ過ぎた!



コーヒーまでゆっくり飲んで14時。
次は知恩院。昼間の姿、爽やか。


長い石段を上り切って、山門をくぐったら、そのあたりに腰掛けてくつろいでいる人をたくさん見かけた。
みな穏やかで楽しそう。
私も母と石段に腰掛け、新緑をしばし鑑賞した。初夏、緑の美しい季節。

畳敷きの堂内では、法事をやっているようだった。
お香のかおりと読経、気持ちが正される。気持ちがいい。
知恩院の七不思議の解説パネルなどを読みながら、ぼんやりと時を過ごした。
お寺の中、何時間もいたくなる。

まだ時間があるので、ちょっと足を伸ばして南禅寺へ。こちらはタクシーで。


瓦に一枚一枚、『南禅』って書いてある!


ここにきた目的は、ここ。
境内にある水道橋。明治期に作られたそうで、和の建物の横にこのレンガ作りの橋。そしてこの橋、なんだか絵になる。



最後にまた平安神宮付近に戻ってひるバス乗車。清水道へ。
ここはひどく混んでた!中国、韓国などアジアの方々が大勢、観光に来られていた。


この写真の道沿いには、若い方々が店を出していて、若い感性と伝統的な技術がクロスして、見たことのないユニークなデザインの商品がたくさん販売されていた。

ポチ袋や便箋などの紙もののお店や、
刺繍のお店、新しいデザインの浴衣のお店など、思わず欲しくなってしまうオシャレなものがたくさん。
そぞろ歩きながら、見入ってしまう。

清水寺に向かう道は大混雑。
私も母も、清水寺には数度行ったことがあるし、あまり人が多すぎて疲れて来たので、帰路につく。
ひるバスに何度乗ったかわからないけど、最終便で京都駅へ。

荷物を置きにホテルへいったん戻り、1時間ほどのんびりする。
京都駅に宿泊場所があるって便利。

烏丸線で烏丸御池へ、京都市立博物館付近にあるごはん屋さん『五けんしも』に19時半に予約していた。
ここは身体に優しい素材や、薬になるものをたくさん使っているとのこと。

腸に第一期のガンを持っている母なので、食べ物にはかなり気を使ったけど、
結果として、母は私よりよく食べていた。
元気だ。


京町家をそのままお店として使用しているので、まるで家のよう。
梅酒やゆず酒を飲みながら、おばんざいやお魚を食べながら、
仕事のこと、これからのことをのんびりと母と話した。
仕事でも人生でも大先輩である母の言葉は、私の今後の指標でもあるし、
何より、母とのんびり過ごせる時間が幸せだ。
母は現役時代は常に忙しく、常に不在だった。
やっと今、ちゃんと親子ができてる気がする。それが何より嬉しい。


いろいろ食べたけど、アボカドのお豆腐和え、特に美味しかった。

カウンターに案内されたので、最初はそういうのに慣れてないし、他のカウンター席の方々が常連さんの様子だったからかなり緊張してたけど、
調理の様子が見えたり、お店の方といろいろお話もできて楽しいひとときだった。

長くなってしまった。
そこからはホテルに帰ったあと、24時まで記憶なし。
熟睡してた。
母に起こされ、お風呂。
子どものときと変わらないなあと思いながら、就寝。












親子で京都修学旅行 その1

2014-04-27 15:35:26 | 日記
25日の金曜日は、こんな日に限って5時間全て授業で、
6時間目の学活は体育大会の選手決めで長引く。
学活と帰り学活と掃除が終わったらだいたい15:50だから、
1時間の年休もらって脱出!と思ってたのに、選手決めで時間が押してしまい、やっとこさ16:10過ぎに退勤。
副校長先生に、超早口で
「すいません、1時間年休取りますっ!
掃除終わりました、部活はお任せしてます!」
と言って届けを出す。
副校長先生は、
「はいはい、いってらっしゃいー、お疲れ!」
と。旅行のことは学校の人には誰にも何にも言ってないけど、なんとなくわかるんだろう。

予定の新幹線に乗り、駅弁を買い、一路、京都へ。
母との京都修学旅行?一日目。
岡山からやってくる母とメールで連絡を取りつつ、
お弁当食べるわ、買うだけ買って読む暇が取れなかったブルータスの合本、日本美術、西洋美術特集をまとめて読んだり。

京都到着は19時過ぎ。
京都駅で母と待ち合わせて、まずはホテルにチェックイン。
京都駅構内にある「ホテル近鉄京都駅」。
ここほんとに近い!
新幹線の中央改札から約1分!

受付で、厚紙のカードキーを受け取り、部屋へ。
エレベーターを降りた向かいの窓は京都駅!


で、指定された部屋に入ると。

あれ、なんか狭い…ワイドツインだったのに、と思って横をみたら、
な、なんと誰かの荷物がー!!


焦ってフロントに電話、すぐに従業員の方が来てくださるとのこと。
部屋の中で待つわけにはいかないので、部屋の外で待ってると、
その部屋に宿泊しているらしい、品のよい老夫婦がちょうど帰ってこられた。

部屋の前に佇んでる私たちはかなり不審者なので事情を説明する。
「あら、ダブルブッキングかしら?」と奥様が心配してくだっていたが、
私はフロントの人が間違った部屋の案内をしてしまったことはわかっていた。
だってここ、どうみてもワイドツインじゃない…。
普通のツインがもう満室とのことでワイドツインにしたのだった。

しかし、それを口にするのはなんかすんごく失礼なので言わない。


ほどなくして、従業員の方がやってきて、
「お部屋を間違えてました。大変申し訳ありません!!」と、新しいカードキーを持ってこられた。
こんなこともあるんだなあ。
その後、謝罪?のお手紙をいただいたり、お菓子をいただいたりと丁重に詫びられた。相手の方にもそうしたという。
母は、さすが大手は違うねーと、変なところで感心していた。

このホテル、位置的にも便利で良いし、部屋も大変美しく、
そして朝ごはんもとても美味しいので、
そんなに丁重に謝らなくとも今後の観光に使うことはもう決定。
(しかももうチェックアウトのときにはそのことも忘れてて、「大変ご迷惑をおかけしました。」と従業員の方に言われたときも、母も私も一瞬、???って思ったぐらいだ。)

そんなアクシデントもあったけど、夜の京都観光に繰り出す。
京都駅前の新・都ホテル付近に迎えにくる京都よるバスに乗って、京都市内一周。
提灯をもったガイドさんが迎えてくれるなんて、なんだか風情あるなあ。

ライトアップされた東寺を皮切りに、
西本願寺や二条城、京都大学、平安神宮、知恩院、青蓮院、八坂神社などなどを巡りながら解説してくれる。

バスの運行に合わせたライトアップ、平安神宮


知恩院


平安神宮も知恩院も2日目の昼間に行く予定ではあったけど、
夜の雰囲気はまた違って面白い。
母は、京都の街並みが、やっぱり独特だよね~と窓から熱心に外を見てた。


バスの中は、走行中はランプは消えていて、外の風景がよく見えるようになっている。
解説も面白い。一人1600円、ネットのチラシを持っていくと100円引き。
記念の乗車証をもらった。


22時前に京都駅に戻ってきた。約1時間半の観光。なんだか夜の夢の中のようで、不思議な感覚に。オススメ。

母が軽く何か食べたいというけど、22時過ぎには、京都駅構内の飲食店は全部閉まっている。
うどんがいい、というので、近くのなか卯へ。
ごめんー、1日目夜は食べてくると思ってた…。ミスー、私のミス!

でも母はなか卯のシステムがとても珍しかったらしく、
しかも旅行者らしい外国人の方がいっぱいいて相席だったりしたので楽しかったようだった。
3日間、どこに行っても外国人の方が大勢だった。京都は国際観光都市だなあ。

ホテルに帰ると、私も母も疲れ切ってるから、お風呂後すぐにバタン。
私も母も授業やってからきてるし。

積もる話はまた明日ってことで。
小さく電車の音を聞きながら(でもものすごく近いわりにはほとんど聞こえないのだけど)、就寝。
























ここでは難しい

2014-04-20 23:41:30 | 日記
一週間が長い。
いろいろ感じることや思うことが多いのが4月だからなのか。

同僚の先生が長期療養に入ることになるというショックな知らせもあった。
以前から療養に入っている先生の、療休延長の知らせも管理職からあったばかりだ。

そうかと思えば4月から、
昔いた大変優秀な先生が臨時任用で戻ってこられて、いろいろフォローしてくださったりもしてる。
それはとてもありがたいことで、金曜日の学年飲み会で話をいろいろ聞いてもらったりもした。
久しぶりにカルーアミルクを3杯も飲んだ。昔、一番好きだったやつだ。
職員の中に、学生時代にバーテンダーのバイトをしてた人がいて、
カルーアミルクは実は強いお酒だ、ということを教えてくれたけど全然酔わなかった。
・・・・もしかして、意外とお酒に強いのかなあ疑惑が生まれた。


4月から職員打ち合わせの時間が10分早くなり、
しかも何故かバスの本数が4月から減り、
いつも乗っていた学校付近までいく8:00発のバスがなくなってしまった。
なので、いつもよりだいぶ早い時刻に家を出なければ、同じ路線のバスに乗れなくなった。
打ち合わせ時間が早くなったので、名目上は退勤時間が10分早くなったのだけど、
16:50に学校から帰ることのできる中学校教員なんてそうそういないでしょ。

生徒は部活で18:00までいる。
結局、出勤時間が伸びただけの話となった。


職員の病気の多さは、間違っているよ、軌道修正しないとまずいよ、という合図な気がする。
職員の声は、管理職まで届いているはずなんだけど、職員会議でも議論しているのだけど、
何にも反映しない。
このままでいくと、とってもまずいことが起こりそうな気がする。
そういう予感って、人間誰しもあるよね。動物的カンってやつか。



伊藤まさこさんの「京都さんぽ」シリーズ2冊を買って読む。
行きたいところがまた増えて困る。
この人いろいろネットで叩かれてるらしいけど、私は好き。
この人の視点で見る京都は、もっともっと味わい深い。


京都旅行の2泊目の昼ご飯に平安神宮付近のお店を、
夜は烏丸御池の、
3日目の昼は銀閣寺付近のお店を予約した。
この時期は、予約しておかないと入れないかもしれない。

西陣織の体験もとれた。もうあとは行くだけ。
暇じゃないのに、全8ページの旅のしおりも作った。
要するに、とっても嬉しいんだと思う。私は。


先日の学年飲み会で、
いろんな人から「自由だねえー。」と言われた。
旅行に行く、習い事、ほんと自由だよねえ、と。

でも全部自己負担・自己責任でやってるからねえ。
で、いろんなリスクも自分で背負ってるからねえ。
そこんとこ全然わかってないなあと思う。
精神的にかなり強靭でなければいけないんだよ。

自分の価値観や幸せの基準を押し付けてくる人は何故か男性がほとんど。
ほっといて欲しいんだけどなー、と思いながらニコニコ聞いている。

基本的に私の気持ちや価値観は無視してるよなあ。これが一番嫌なんだ。
なんか言っても無駄だから、いつも何も言わない。


あなたは私じゃない。私はあなたじゃない。いつも思う。
中学時代から、イギリスの文学をよく読んでいたけど、いつもそれは基本だった。
だからこそ人と人の間にはコミュニケーションが必要なのに、
お互いの違いを認める素地が日本にはあまりない気がいつもする。


ゴールデンウイークまであと少し。
お休みの日は、家の整理をもっとしないと。
仕事にかまけて中途半端になっちゃっている。
旅に行きたいけどゴールデンウィークはみんな出歩くのだから、きっと混んでいることだろう。
日本って、そういう国なんだと思うこと多し。




































「おもてなし」企画

2014-04-13 20:13:12 | 日記
早くも体調を崩している職員が数人いる。
やっぱり年度始め、4月ってハードだ。

今年度は20時を限度にして退勤するように私はしているけど、
中には帰宅が午前様の先生達も今は大勢いるようで・・・大丈夫なんだろか。


学級懇談会を終え、新年度っぽいイベントはひとまず終わり。
木曜から授業が始まった。1年生がまだなんだよなあ・・・。
最初が肝心。昨年と同じにするか、全く変えるか。
今年は、昨年足りないなあと思った「表現する」ってところにもう少し力を入れたいから、変える必要がある。


忙しい中でもやっぱり楽しみは必要で、3月中に行けなかった母との京都旅行がそれ。
少しずつ時間を割いて、ガイドブックを読んだり、ネットで調べたり。


京都は観光シーズンでなくても市バスが混む。
しかもわかりにくいときてる。

思えば修学旅行のときにも、班別自主行動のときにバスに乗り間違えた班があって、
時間を大きくロスしてしまった。
交通手段は地下鉄もあるけど、どうせなら風景を見ながら移動したい。

いろいろ調べていたら、
定期観光バスのところに「京都ひるバス」「京都よるバス」っていうのを見つけた。


「ひるバス」の方は、土日祝日のみの運行。

西本願寺、二条城、金閣寺、下鴨神社、銀閣寺、清水寺 (世界遺産6か所)
・晴明神社、北野天満宮、大徳寺、平安神宮、知恩院、八坂神社、高台寺、三十三間堂

を1時間に1本ほど走る。乗降は自由。
例えば金閣寺で降りて観光したら、1時間後の後続のバスに乗って移動し次へ・・という具合。
これはいい!と早速予約。一人2100円は、市バスがいつもギュウギュウな京都では、
いろいろ考えると快適で安いのかなと。

「よるバス」は、ひるの方の予約が済んだ後に見つけた。
金曜日の夜に新幹線で移動し、夜間拝観できるところへ行こうと思ってたのだけど、
桜の時期を微妙に過ぎ、夜間拝観・ライトアップが見られるのが高台寺・青蓮院あたりだけになってしまっていた。
もっといろんなところへ行きたかったけど、真っ暗な時間帯に行ってもなあ・・と思っていたところだった。

このバスがすごい。
平安神宮の応天門と知恩院の三門は、このバスの通過時間に合わせてライトアップしてくれるそう。
以下がルート。




これは贅沢。しかも京都駅出発が20時過ぎ。うん、行ける。
こちらもさっそく予約。一人1600円。


母は西陣織の体験がぜひしたいというので、
修学旅行のときにうちのクラスがお世話になった施設に予約をとる予定。
生徒がすごく喜んだし、素敵なお土産にもなった西陣織のランチョンマット制作体験。

美味しいご飯も食べたい。
母は消化器系に病気があるから、食べるものには細心の注意がいる。
夕ご飯の場所、混むだろうから前もって調べて予約しておく必要があるだろう。
薬膳料理や湯葉の料理など、身体に良さそうなところをたくさん調べている。



なんだか、修学旅行(大人版だけど)を企画しているような気持ちになってきた。
そういえば南禅寺にも行きたいなあ。これは私個人の気持ち。
でも今回は、母を楽しませる旅行だから。



今朝、素敵な夢を見た。
車で、美しい花(チューリップは覚えている)が咲いている町を走っている。
到着したところも、花がたくさん咲く住宅街だった。
とても幸せな気持ちで目が覚めた。


幸せにしたい人がいるっていうのはなんだかいいことだ。
母は今、病気だけど、楽しい旅行気分を味わって欲しい。
もちろん、私も母と楽しい思い出をたくさん作りたい。

だから修学旅行大人編、頑張って企画する。



























背中で語れ

2014-04-07 23:51:57 | 日記
ついに始まった新学期。

寝不足だった。
昨晩遅くまで、明日の旧クラス学活で生徒に渡すDVDをひたすら37枚も焼いていた。
部活の生徒に貸してもらったSEKAI NO OWARIの曲がなんだかしっくりきて、
かつ、生徒たちの表情がとても豊かな写真がたくさんあって、
自分で言うのもなんだけど、とってもいいものになった。
写真はたくさん撮っておくものだ。行事の際にはとにかくカメラを持って歩いていた。
そして最近は私みたいな人でもムービーを簡単に作れてしまうからありがたい。


今日は新クラス発表。
喜んでくれた生徒もいて、もうそれはストレートに嬉しかった。

ほっ。

新クラスはわりとおとなしいのかなあと思っていたけど、
いざ始まってみれば、前のクラスにちょっと似ている感じ。
とはいえ思春期ど真ん中、これからどう変わっていくのか。



1日目から家庭訪問をしなくちゃというのもありかなり気が重かったけど、
自分から手を挙げて引き受けたから1年間やり通すしかない。

いつか彼女が本心から笑う日を見たいと思ったから。
今年1年間かけてやる担任としての最大の仕事は、これなのだ。

養護教諭とともに家庭訪問。
本人とも会うことができ、そして少し笑顔を見ることもできた。
彼女はぬいぐるみを片時も離さない。
それだけ対人における不安が大きいのだろう。

あとは明後日の自己紹介などが行われる怒濤の学活続きに、学校に来られるか否か。
今なら全員がお互いをほとんどわかっていない状態で、
そしてみなが一様に緊張している。
入るなら、今だ。
ここを逃せば1年間、教室復帰はできないかもしれない。
閉じこもるだけの日々が続くかもしれない。
部活だけでも来てくれるといい。うちの部活の生徒なのだ。


もし来ることができたら、あとは実は楽なのだけど。
「教室に来ること」が彼女にとっては大きな壁になっている。

学級通信などを持っていったのだけど、
何と驚いたことに、LINEでいち早く学級通信を美術部のうちのクラスの子から画像でもらっていた。
もう読んでいた・・・。
興味を持って読んでくれたのは嬉しい。




今日はちょっと間に合わないかなと思ったけど、なんとかギリギリ習い事に間に合った。
身体は疲れているけど、学校の生活とは無縁の時間は、気持ちをリフレッシュさせてくれる。

9月にチャリティーコンサートがあり、群舞だけど舞台に出ることになった。
嬉しいような、怖いような・・・。
難しいことはできないけど、練習には欠かさず出て、それなりのことはできるようにしたい。
緊張して振り付け真っ白になるのでは・・・・という不安がないわけでもない。でも。
普段とは全然違う自分に出会えるように思えるから、楽しみでもある。



自分はこうなんだと決めつけてしまわない方がいい。
動けば、自分を信じれば、まだまだいろんなことができる。
子どもたちの可能性を発掘しつつ、自分の可能性も発掘しようとしている。
ダメでもいいし。
いろんなこと試してみる方が面白いだろう。
楽しく生きたいし、そういう背中を子どもに見せられる大人でありたい。
言葉で言って聴かせるよりも、何十倍も効果がありそうだ。


最近、そういうことも考えるようになった。





始まる前に

2014-04-04 23:17:52 | 日記
職員出勤日。月曜から新クラスがスタートする。

行ってから驚いた。
私って、今日、日直だったのね・・・。知らなかった私もすごいな。

とはいえ、今日は全員出勤日なので、特に日直の仕事はなし。
メール便の受け渡しと少しの電話の応対と、水やりくらい。
普通に書類の整理なんかしてたとき、前の席の先生が黒板を見て、
「あれ、名前あるよ。今日、日直なの?」と言ったことで、10時頃に始めて気がついた・・・。
この発言がなかったら、何にも気づかず過ごしていた。新年度から何やら全開中・・・。




今年は一段と面白い学年メンバーになっている。
産休の先生に代わって他学年から来た女性の先生がもうチャキチャキ、しっかり者だし、
その先生と同じ学年からやってきた先生も、天然なのか鋭いのかわからない発言が面白い。
今日も、厳しめの先生のプライベートに思いっきりつっこんであたふたさせていて、
遠くから聞こえていて思わず吹き出した。

もう一人の女性で、今年やってきた先生は、もともと今の学校に数年前までいた人だし、
何より平均年齢がまた若くなってる。
そして今年は女性のパワーが強い学年になりそうだなあ・・。
そんな中で、ポツポツと新年度準備。私の場合は、眩暈が出ないように。



副担任の先生は、私とほとんど年も同じ、強面だけど心優しい。
昨年は専任で、でも次の年は専任を辞めてうちの学年で担任をやるという話だったけど、
いろいろな人事の都合か今年も引き続き専任で、出張が更に増えるという。
担任持ったら、いい雰囲気のクラスにしそうな良い人なんだけど。もったいない。


私が学級通信を書いているのを覗き込んで、
「あー、俺も担任持ちたかったなあ・・・・。」と今日も隣の席でぼやいていた。
職員室の席替えして4日目、毎日ぼやかれる私の身にもなってくれー。


でもなんだかあんまり気の毒なので、学級通信に度々登場してもらうことにした。
第一号を今日、書き終えたのだけど、そこにとりあえず自己紹介を書いてもらった。
この先生スペースを毎回作ることになった。ちょっと喜んでいた。
「私が倒れたら、うちのクラス宜しくね~!」と言っておいた。これはほんとに冗談じゃなくて。


学年の先生たちが子どものことがほんとに好きで、
温かくて元気で、それはとってもいいことだと思う。



真面目な勉強熱心な生徒ばかり、というのがうちの地区の子どもの特徴だった。
けどここ数年、明らかに子どもの「質」は変化している。
今日の生徒理解研修のときの話でも、みんなが似たようなことを薄々感じているのがわかった。

真面目さ、勤勉さをバカにするような傾向。怠惰さ。


定評のあるうちの区でさえも、それが感じられるようになってきたことは驚きだ。
この前の友達(2人とも同じ市の教員)との旅行でもその話は出た。

保護者の要求も年々強くなってきている。
同じ区の先生で、それで気を病んで療休をとった人もいる。
他の学校だけど、LINEやTwitterで先生の悪口を、その先生にわかるように保護者が書く、なんてこともあったらしい。
親の後ろ姿を、子どもは見て育つわけだから。いわずもがな。



報われないことも多い仕事・・・。
辛いことも多いし、誰の声も聞きたくない、一人にしてくれってほど疲れる日もまたきっとある。
それがわかっているのに、みんな明るくて温かくて、偉いよね。
私は、眩暈で自分自身が思うようにならない時もあるから、少しビクビクしてるけど、
みんな全力でぶつかってるからすごい。


先生って、みんな頑張ってるんだよ。

もうすぐ始まる今、いろんな人に、わかって欲しいって思ってしまう。



















巡礼、懺悔の旅 奈良の旅 その2

2014-03-31 22:59:38 | 日記
2日目の今日。
朝5時20分起床。
朝からみんなに小川珈琲店のコーヒーを淹れる。
濃くて、でもスッキリしてて美味しいコーヒーだった。さすがは京都の有名店コーヒー!


6時40分にチェックアウト。
55分発のJRに乗って、吉野へ。長い旅。
JR桜井線で高田まで、JR和歌山線に乗り換えて吉野口。

ここから近鉄吉野線に乗り換え、吉野へ。すんごくのんびりしてる。
しかも朝早過ぎて、誰もいない。

しかも、近鉄電車は空きすぎてて、座席で寝てる人いた!




吉野に到着したのは8時50分ぐらい。
まだ人がいない。
私たちが吉野を後にした昼頃から人が増えてきていた。

吉野は、古く飛鳥時代から修験道の聖地といわれ、どの季節でも美しい景色が見られるパワースポットでもある。

自然を敬い、神も仏も大事にするという日本の心が残るこの場所は、心に巣食いそうになる傲慢を叩き出してくれるような気もした。
自然の中に人間が「お邪魔します」と入って行くような感じなのだ。


たまたまいたバスに乗り、中千本という場所の桜本坊へ。

ここは予定にはない場所で、たまたまバスの終点だったからきただけなのだけど、しだれ桜がとても美しい。
しかも今日は空が青くて桜色が映える。






途中、参道にあるお豆腐屋さんを覗いたら、
「これ持って帰って!」と、
作業中のおばあさんにオカラを一人一袋、タダでもらった。
手に取るとまだ温かい。

お豆腐屋さんで出来たての豆腐ドーナツを買い、温かい出来たて豆乳を飲んだ。
めちゃくちゃ美味しいんだなこれが!!

元気が出てきた。

さて、ここから地図上で近い如意輪寺に行くのだけど…。
参道には「ここから500m」とあったので安心して向かったら、えらいことになっていた。

これは直線距離にして500mだったのでは??と気づいたときは、
もう戻るにはもったいないところまで来てしまっていた。

修験道の聖地というだけある。

アップダウンのきつい、足元の悪い山道を歩かなければ行けなかったのだ。
息が切れてくる。

なんでいつもこうなるんだろ?


お地蔵様~!!



やっと門!20分かかる。500mは絶対嘘!!

山深過ぎ。

そしてもと来た道を戻り、参道へ。



このお堂、不思議な形。

胃薬?のお店。ガマくんが店番!


辿り着いた金峯山寺・蔵王堂。
ちなみに金峯山寺は「きんぷせんじ」と読む。ユネスコ世界遺産。


まだ桜が咲いてないんだよね、寒くて。





拝観料を支払うと、秘仏・金剛蔵王権現立像の開帳の特別拝観のプレゼント?か布バックとお札をいただく。
こういう旅のときって、お土産やペットボトルやら、細々とした持ち物があるから、まとめられる小さい布バックって便利だし嬉しい。
まあ、赤い文字で『金峯山寺』って書いてあるから普段使いはできないけども…。


秘仏はガイドブックの写真から。
本物はやはり巨大でど迫力!
小さな障子のしきりの中から、懺悔してお祈りができた。
左から「過去」「現在」「未来」を意味する仏像らしい。


今回の旅、寺社仏閣に詣でることがあったら、母のことをお願いしようと思っていた。
十数年前、母は胃ガンで手術をしたのだけど、つい最近、定期検査で食道に異常が見つかり、細胞検査を受けていた。
その結果がわかるのが今日だった。


どうかどうか、悪いものでありませんように。

今回、こんなにたくさんの寺社仏閣にいくとは思わなかったけど、
全部の場所で同じことをお願いした。


金峯山寺の帰り、ロープウェイに乗り込む直前に、母からメールがきた。


レベル1で、手術ではなく投薬治療で様子を見ると。
とりあえず、ほっとしたよ、と。


ほっとしていいのかどうかはかりかねるけど、手術しなくてもいいなら、悪くはない。


悪くなければ、京都旅行にいこうと約束していたので、メールで、

「じゃあ、行こうね! 宿探すから。」

と書くと、

「うん、やった!楽しみ!」

と帰ってきた。


そういえば、一つ、すごいことがあった。

昨日、一番最初に行った安倍文殊院で、おみくじをひいた。
寺社仏閣にはいろんな種類のおみくじがあるので、3人で軽い気持ちでひいたのだけど、開けてみて驚いた。


大吉に驚いたのではない。
私、かなりの確率で大吉をひくラッキーさんなのだ!じゃなくて…。


和歌に驚いたのだった。

今年1月にもおみくじをひいた。
おみくじはTwitterに載せた、これ。


上と見比べてみて欲しい。
全く同じだったのだ。


たくさんおみくじがある中で、同じものをひくなんて。
友達も驚いていた。

「もうひくな、頼るな、
こういうわけだから、やるべきことをしっかりやりなさいよ!」

ってことかも、と思った。

母のことは心配ではあるけど、そんなに今は心配しなくても良さそうでほっとしたし、
大吉だなって思う。

なんだかよくわかんないけど、ありがとうございます。


吉野の自然は、人間を超えた何かがある気は、確かにした。


神も仏もいるかいないのか。
人は何かを信じて頼りたい、辿り着くものが欲しいって思うから架空のものを設定しちゃうのかもしれないけど、
まあ、いるって思ってた方が、張り合いがあるってものだ。

で、日本の神様や仏様が、とても美しい景色の中にとけて在るのかなと思うと、
木々の中にいることをとても幸せに感じた。

国宝や世界遺産をたくさんみてこの感想はなんなんだ、だけども、
なんとなくまだまだ自分って小さいな、
いろんなものに支えられてやっとこさなんだな、と感じた旅だった。


P.S.

一日目の唐招提寺にいらっしゃる『千手観音立像』。
これ、ほんとに手が千本近くあるらしい!(953本)。
すごい迫力だったのに、紹介し忘れてしまってました。
写真はもちろんパンフレットから。
これも国宝です。


















巡礼の旅? 奈良の旅 その1

2014-03-31 22:01:37 | 日記
3月30日、31日と今年度最後の二日間、いつもの友人たちと3人で奈良旅行へ。
宿泊先と新幹線だけはとっておいて、行きの新幹線の中で行き先を決めるといういつものパターンで。

最初は、奈良でのんびりカフェにでも、という軽いノリだったはずなのだけど…。
そういうワケにいかないのが、私たちの旅なのだ。


春休みでもあるし桜の時期でもあるので、
ちょうどいい時間帯の新幹線は予約した2月にはすでにいっぱいで、新横浜発6時18分に。

家を出たのは朝5時。まだ周囲が暗い。
始発から二本目の電車もガラガラだった。

心配だったのはお天気。
全国的に太平洋側は『春の嵐』になるとの予報だった。

新横浜から京都、そしてJRで奈良へ。
新幹線の中で雨脚が強くなってくる音を聞く。

JR奈良駅に着いたころには結構強い雨になっていた。
それにしてもJR奈良駅と近鉄奈良駅がかなり離れてるなんて知らなかった。

JR奈良駅に直結している、宿泊先のホテル日航奈良へ荷物を預け、
徒歩で10分ほどで近鉄奈良駅。
ほんの少し歩いただけなのに、靴の中が雨でぐっしょっりとなった。

新幹線内で、どこへ行く?という話し合いの中で出てきたのが、
仏像を観に行きたい!という意見。
あれ?今回はもっと軽い感じじゃないの?と思ったけど、
どうやら新聞記事や雑誌で、春の特別開帳などの情報をみて行きたくなってしまったらしい。
特に吉野の金峯山寺の秘仏である金剛蔵王権現立像の特別開帳。

新聞記事の切り抜きを、友達は持ってきていた。これは本気だ。


奈良には国宝級の仏像がたくさんある。
正直、今回は寺社仏閣の話が直前まで全くでなかったので、
カフェや雑貨屋さん巡りメインなのかなあと思っていたけれど、
蓋を開けてみれば、がっつり寺社仏閣メインの旅となっていた。
プラス、華やかな桜の景色と。


前々回(?)の京都・奈良の旅の時に、
京都とは街のスケールが異なるから注意!ということを私たちは学んだ。

地図上では近いところにあるように感じられても、実際かなり距離があったり、
駅から異様に遠かったりするのが奈良の寺社仏閣だ。

加えて交通網も便利ではない。
1時間にバス一本、あるかないかだったりする。
そこが京都とは大きく違うところだ。
なので、タクシーをメインに使うことにした。3人で割ればそれほどでもないはず。

まずは国宝があるという阿部文殊院へ。JR桜井駅からタクシーに。

ここは、奈良時代の遣唐使 安倍仲麻呂や陰陽師で有名な安倍晴明が生まれた寺院でもあり、陰陽道の源流でもある有名な寺院だという。
っていうか、安倍仲麻呂の子孫が安倍晴明だって!
知らなかった!! 知らないって!

で、ここには快慶作の 『渡海文殊菩薩群像』という国宝がある。
仏像の写真は基本的には撮れないので、下の写真はパンフレットから。


桜井駅から離れていて、しかも雨だったこともあり、人は少なく、とても落ち着いた雰囲気。

着くとすぐ、温かいお抹茶とお菓子をいただく。とっても美味しい!
ちなみに参拝した人全員に丁寧に振舞われる。

のんびりと昼前まで見学し、タクシー会社直通の無料電話でタクシーを呼ぶ。バスがほとんどないし、
周辺には見どころがたくさんあるものの、その一つ一つの距離が離れている。

桜井駅近くは『山の辺の道』などをはじめとする古道があり、この道々に見どころが点在している。

次に行ったのは、聖林寺。タクシーだと10分もかからない。
ここには同じく国宝の『十一面観音立像』がある。
テレビの『美の巨人』などでも紹介された古寺ということだけど、あまりに交通の便が悪いためか、
なんと私たち3人しかいないという大変贅沢な状態で国宝を拝見することができた。
とても静かで、鳥の鳴き声しか聞こえない。






徐々に空にも晴れ間が。



最初に出迎えてくださったのは十一面観音様ではなく、『子安延命地蔵菩薩』様。

これはパンフレットの写真。
実物がものすごくでかいの!!
そして、触れられるくらいの距離で無造作に置いてある。

地蔵菩薩様を堪能したあと、
フェノロサや岡倉天心も絶賛し、
ミロのヴィーナスとも比較されるという『十一面観音菩薩』様のところへ。

もちろんこれもパンフレットの写真だけど、これも大きい。
指先や身体つきが優雅。
顔は知り合いにいそうだなあと思ってしまったけど…スミマセン。

天平期の仏教彫刻の傑作であり、顔が天武天皇の孫である智努王という人のお顔なんだとか。

ここは本当に大好きになった。
ワサワサしてる心が穏やかになってくのがわかる。


ここから先、桜井駅まで帰って法隆寺に向かうか、それともこの周辺を回るか迷う。

明日は吉野方面に行くから、このまま法隆寺に行かなければ、もう行けないとわかっていたから。
タクシーの運転手さんに話してみると、
「法隆寺は16:30で閉門だったと思うから、今から行ってもほとんどみれないよ。」とのこと。
その時点で15時過ぎ。
電車もすぐにはないし、行くにも時間がかかるし、法隆寺をみるにも2時間は欲しいと聞いていたので諦める。
奈良は広いから、しかも見どころがものすごく多いから、とにかく時間が足りない。

じゃあどうする?ということに。
桜井の古寺で最も有名なのが、山を登ったところにある談山神社というところだと教えてもらった。

確かに、ガイドブックにも紹介されていた。大化の改新で大きな役割を果たしたところだそう。

しかし。

かなり山を登る…。

タクシー代、かかるよね、とお互い目で会話。
しかしせっかく来たのだから、と腹をくくっていくことにした。

まあ結果、往復で4000円かかったけどね!!







談山神社は、大化の改新で有名な中大兄皇子と中臣鎌足が極秘の談合を行った場所として有名らしい。

とにかくものすごい山の中なの!!
霞まで出てた…。
わりと暖かい日だったにもかかわらず標高が高いから寒いのなんの!

時の権力者である蘇我入鹿を倒すのだから、こんな山深いところまで来て相談しなきゃいけないほどのことだったわけだ。

中臣鎌足が藤原姓を与えられ、藤原氏がここから始まるし、大化の改新によって中央統一国家や文治政治が完成したというわけだから、歴史的に大きな意味がある場所なのだ。


タクシーの中から撮影。
こんなのがずーっと続く道。
こんなとこまでよく来たよなー。昔の人は。


もう今日はこれで寺社仏閣は回れないかなと思っていたら、
タクシーの運転手さんが、
「薬師寺と唐招提寺ならここから近いし、行けるよ。」と教えてくださった。

近鉄桜井駅から電車で西ノ京駅に。
駅を出るとすぐ、薬師寺や唐招提寺がある。
そして、後でガイドブックを見直していたら気がついたのだけど、
2つとも世界遺産だった…。

閉門時間が早い唐招提寺から先に。
唐の鑑真を祀ってあるからなのか、中国からの観光の人がたくさん。





桜がとても綺麗だったけど、背景が曇天の灰色なのが少し惜しい。

5分程度歩くと薬師寺。
赤が華やかな印象の金堂。


こちらは西塔。
白鳳時代からある東塔は平成30年まで解体修理中。
東塔はその美しさから『凍れる音楽』とも言われたそう。

東院堂という建物では、
聖観世音菩薩とコラボして、長渕剛の奥さんの志穂美悦子さんがフラワーアレンジメントを展示していた。
花々と仏様、まさに極楽のイメージだ。

それにしてもすごい、この建物も国宝なのにー!!


風か強くなってきた。

爽やかな色の金剛力士像。
これは撮影大丈夫だった。



ここも桜が美しい。
桜、最近じっくりみてなかったから、可愛らしくてふわっとしてる様に魅入られる。
潔い、というより、桜って可愛い。



ちょうど17時。閉門直前まで薬師寺にいた。
近鉄西ノ京駅から近鉄奈良駅へ。

ならまちをブラブラしながら買い物しよう、という話だったけど、奈良の夜は意外に早かった。

18時に閉まってしまう店が多く、あまりたくさんのお店には行けなかったけど、友達が行きたがってたここには行けた。

ここのお弁当包みとペットボトル入れをもらったことがあるけど、可愛いし使いやすいしで重宝してる。

友達が買い物したいとかなり熱心なので、ならまちで20分ほど別行動。
私はたまたまみつけたコーヒーショップでモカコーヒーをテイクアウト。
のみながら歩く。

写真がぶれてしまったけど、ならまちのサブロクというコーヒーショップ。個人経営の小さいショップみたいだけど、コーヒー、とても美味しかった。
途中で合流した友達の一人も、
私が飲んでると欲しくなったようで、コーヒーを注文。
買い物してる友達を探してそぞろ歩き。

それにしてもならまちの夜はほんとに早かった。。どんどん閉まってく19時前。ならまちはどんどん光が消えて暗くなる。


夕飯は友達が予約してくれたお豆腐づくしのお店へ。





お豆腐のコロッケやら、お豆腐そのものやら湯葉やら。
最後のプリンも豆乳だし、カフェオレも豆乳入り。
お腹に優しくて、腹八分目。


来年度の授業のこととか、クラスの悩みとか、いろいろ話す。二人は、来年度は三年担任だ。

私たちの旅も京都奈良、岐阜、出雲に続いてもう4回目になるけど、
悩みや授業改善に関するマジメな話もいつもかなりする。
実際、授業を組み立てていく際に、意見を参考にしたりしてる。
こういう話ができる友人に恵まれたのは幸せって思う。


そういえば、ならまちの民家の軒先に目に付いていたこれ。何だろう。
気になる!


お店の人にこれってなんですか?って聞いてみたら、
この地域では普通に使われている魔除けだという。
写真がブレブレでみにくいけれど、
人がブリッジしたみたいな形のものがいくつかぶら下がっている。
とても不思議な形をしてる。

まだ知らない日本がたくさんあるらしい。

歩いてホテルへ帰る。
途中、スーパーに寄って朝ごはんや、その他欲しいものを各自購入。
私はオニギリと小川珈琲店のドリップコーヒーを購入。
朝に飲みたい。そしてご飯食べたい。
友達はオニギリとイチゴ購入。もう一人は、バナナとヨーグルトと豆。
家での食習慣が出てるから面白い。


翌朝は6時55分発の電車で吉野へ行くから、
朝ごはんをゆっくりホテルで食べていられないのだ。
吉野、同じ奈良県でも2時間ほどかかる。


そういえば昼ごはんも食べず寺社仏閣めぐりをしていたのだった。
お腹空いたと思った…。

朝が早かったこともありぐったり。
お風呂に入って23時頃、みんな倒れるように就寝。

どうしてもいろいろ行きたいから、強行軍になってしまう。
でも、一日で2つの世界遺産を回れる奈良って、恐るべし!































仕事上での理想的な姿

2014-03-27 00:40:15 | 日記
一年間が昨日で終わってしまった。


最後の学活は、一人ひとりにクラスみんなへのメッセージをしゃべってもらった。
行事なんかではなかなか賞は取れないクラスではあったけど、
個性豊かで笑いの絶えない、穏やかで明るいクラスだった。
「このクラスで中学への不安が消えた。たくさん面白い友達ができた。」
というコメントなどなど、担任として嬉しい言葉がたくさん聴けた。
最終学活後、何名からか個人的に手紙をもらった。
特にいろいろあった生徒とのつながりは深く、ほろっときそうになった。


副担任の先生は今年度を最後に定年退職なので、クラス全員で色紙にメッセージを書いた。
最後の学活中にその先生を教室に呼び出して、
一番その先生に迷惑をかけた生徒から色紙を先生に渡し、
全員で記念写真を撮った。
1年生だし、まだまだ一緒に中学で過ごす人たちだから、さすがに卒業式のように号泣ってことはないけど、
次の日からクラスが消滅してしまうのはさみしいと思った。
このクラスを担任できて良かった。

このクラスで私が学んだのは、
「変に頑張らなくても(生徒を頑張らせなくても)いい。」ということだったように思う。
それぞれのペースで、周囲を大事にしながら過ごせばいいと思えたのは収穫だった。
彼らの個性が、私にそう思わせた。肩の力が抜けた。
目の前にあることに、自分が学ぶべきことはきちんと用意されているんだなと思う。



昨日の学年打ち上げはたくさん飲んだ。
全くもってよく飲んだ、にしては二日酔いにもならないという。
来年度の人事が決定し、一抹の不安もあるけど、
思えば非常勤時代を含めれば教員になってはや9年、担任業は8年目に突入でもう私も中堅の域、
少し難しいこともクリアしていかないといけない。

要録を今日で書き終わって、今年度の仕事、後は要録点検と教室整備を残すのみとなった。



そんな中、ようやく自分ちのダイニングテーブルやらチェアやら購入。駆け込み増税前。
くつろげそうだから円形とか楕円にしようと思っていたダイニングだけど、
仕事用でも使いたいことを考えると四角い方が広く使えると思い、変更。
結局、くつろぐより仕事優先か・・・。

何度も何度もお店に通って、しつこいくらいに使い心地を確かめた。
私にしては大きな買い物なので、とてもドキドキした。
ほんとは洗濯機も買い替えたい。しかし見に行ったら思ったよりもかなり高いではないか。
しばらくは今のが使えるので、我慢。
自分のお財布と相談しながら、
でも、陶器(←これが高い!)ですごく欲しいのがあって、どうするか・・・、
などなど。


少しずつ使いやすいように整えたり考えたりしてると疲れるけど、なんだか楽しい。
来年度は仕事も家での生活も充実したものにしたい。

副顧問の先生と話しているときに、
「もうちょっと年をとったらなってたい先生像ってある?」と聞かれた。
うーん、そういえばはっきりないなあ・・・。
彼女は今、自己啓発系の本にはまっているとのことで、
仕事上での理想を具体的に持つのって大事なのよ、と教えてくれた。


そういえば自分が将来なりたい像っていうのも結構揺れていて、
制作がもっとやりたい、時間がとにかく欲しいって思うこともあれば、
生徒と全く離れて生活するなんてあまりに寂し過ぎる!!と思うこともある。

で、一応考えてみた。

不可能かもしれないけど、一番理想的なのは、
週の半分か4日は教員の仕事をしっかりやり、残りの日は好きなことや制作できる日にすること。
やっぱり、教員ってしんどいけど面白いし、でも自分でも制作はしたいし、
どちらも捨てられない。ちなみに教員としての地位は別に低くても構わない。

ここまで書いて、これだと『釣りバカ日誌』のハマちゃんみたい・・・と思った。
いや、ハマちゃんは仕事あんまり一生懸命してないかな・・・。でもいいか。



だから、
「考えたら『釣りバカ日誌』のハマちゃんが理想の姿だった。」と言ったら爆笑された。
でも私にとっての幸せの形はそれなんだから仕方ないじゃん・・・。



































風に揺れる

2014-03-21 23:49:43 | 日記
三連休初日は、美術部3年生の追い出し会。
もう卒業はしているけど、部活としての恒例行事で、1、2年生が工夫を凝らして卒業生をもてなす。

カレーとサラダ、手作りお菓子とパフェと、ゲーム大会、そして部長のギター演奏。
朝9:00から1、2年生と共に家庭科室を借りてカレーの下ごしらえ。
34合もお米を炊いたり、大量の野菜を切ったり。

2年生たちがテキパキと仕事している様子から、すっかり安心していたら、
お肉とたまねぎは炒めているのに、人参とジャガイモが置きっぱなし。
油断してたよ・・・・。

「これ、どうするの?炒めないの???」
と2年生に聞くと、
「え!炒めるんですか!?」とのこと・・・・。
しかも、固い野菜であるジャガイモと人参から炒めるんじゃないかい??

生徒たちは、「水を入れてから人参とジャガイモ入れるんだとばかり思ってました~!!」と。
そして、水の量をはからずに入れる・・・。

カレールー1箱につき1000mlって箱にも書いてあるのに、全く見てない。
なので、6つのお鍋のうち2つがシャバシャバのスープカレー状態になってしまう。

3年生にこれはまずい!と思ったので、余ったジャガイモを投入。
そして、他のカレーと合体させて火を通し続けてかき混ぜ続けて1時間ほど。
何とかいい感じになった。
終わりよければ全て良し・・・・ってことで・・・・味も普通にカレーだったし・・。



2年生、なかなかしっかりしてると思ってたけど、簡単なカレーですらこういう状況なので、
家でもあまりお手伝いをしていないと見た。
しかも野菜の屑などをそこらへんに散らかしまわっていた。

調理が終わってから卒業生がやってくる12時までの間に、生徒とともに生ゴミを拾って片付け、
ゴミの仕分けをし、シンク周りの掃除や調理道具などを洗った。


12時になって宴会?が始まり、
食べ終わったカレー皿やサラダの入っていた器が大量に家庭科室に戻ってきたので、
生徒たちがゲーム大会で盛り上がっている間に、
副顧問の先生とおしゃべりしながら全部洗ってしまった。

副顧問の先生は国語科の先生で、
今年3年生担任だったので忙しくてほとんど部活には出なかったけど、
ご自身は中・高校時代はずっと美術部員で、本格的に絵を描いていた人だ。

国内外の美術館にもよく行っていて、とても見識が広いし、話も面白い。
学校の人事ことや、プライベートのことなど、
普段は忙しくてゆっくり話せないようなことを、
大量の洗いものを片付けた後、2人で家庭科室のイスに座って話し込む。

昼過ぎからは、生徒達は美術室で大宴会を繰り広げているので、家庭科室は私たちのみ。
美味しいコーヒーでも淹れてれば、完全に喫茶店状態のくつろぎようだった。
女性2人の午後ののんびりおしゃべりって、こんなにも楽しいのか~・・・・。

どさくさに紛れてコーヒー淹れちゃえば良かったな。


話の成り行きで、今度、鎌倉へ遊びにいきましょうという話になる。
4月からまた忙しい日々が始まるので叶うかどうかわからないけど、叶うといいな。


カレールーはたくさん残ったので、現在、家庭科室の冷蔵庫の中に鎮座している。
しかしご飯がない、炊かないと。





そういえば引っ越しして、なんだか世界観が変わった。
住んでいる街は同じなんだけど、
家の広さとか快適さとかで人生の見え方も変わるらしい。

仕事以外の自分の人生も日々大事にしようと思えるし、
仕事一辺倒だった自分の生活パターンを見直したいと思うようになった。
また、不用意に物を買わないようにしようとするようにもなった。
引っ越しのときに、散々、物を捨てたから。


以前は部屋が狭くて置けなかったダイニングテーブルと素敵なチェア、
家具を調べながら、こんな風に暮らしたいと思いめぐらす。
最近の趣味は「部屋作り」だ。
ただし長く使えるものを、とかあまりにいろいろ考えすぎて、どれにするかがなかなか決まらない。
結局まだ何も買えてないけど、でもそんな試行錯誤も悪くないと思う。



もっと、自分を大切にするか。
やっぱり仕事に「ご奉公」するか。
この2つの間で、今ふらふらと揺れている。

来年度も、市の研究員の依頼が来た。
依頼は嬉しいことよと管理職は言う。でも私にとっては、そんなに簡単じゃない。
むしろ向こうが、途中で疲労から難聴になっちゃった私を見限ってくれた方が気が楽だった。


今年度、これを引き受けたことでものすごく自分の勉強にはなったけど、
私生活はかなり犠牲になった。出張も増えた。
そして例の突発性難聴にもなった。


自分の能力を超えてしまっているのではないか、
本当にやりたいこととは違うのではないか、とかいろいろ思い悩んで、
まだ結論が出ていない。

一体どこに着地点を見つければいいんだろう。
中途半端になってしまうのが嫌で、一生懸命やってきたけど、
迷っていること自体が中途半端だなあと自己嫌悪。


いろんなことを諦めてしまえるほど老成してもいないけど、
突っ走れるほど若くもないという、この中途半端さ。
なので鬱々としていたら、先日の補習中、生徒に、

先生、なんか最近笑ってない、

と言われて焦る。確かに、笑ってないかも。




引っ越して約2週間、まだ前のところに帰りそうになるときがある。
今日も実は間違えて、曲がるはずのところを曲がらずにまっすく行っていた。
途中で、あ、と思い、引き返す。



帰り道が好きだ。
真っ暗な道、ぽつんと赤提灯が風に揺れてる光景に、心癒される。

こんなふうに、揺れながらも一隅を照らす存在であれたらと、ふと思う。