薔薇の園 * ２０１５ * Vol.２８ * ノスタルジー *

初夏のバラ園巡りの思い出の画像の舞台は、今日から生田緑地ばら苑へと移ります。
生田緑地ばら苑は、毎年春と秋の薔薇の季節にだけ短期間開苑される
「秘密の花園」です。

色とりどりに咲き誇る薔薇たちのお世話は、ボランティアの方たちが
愛情を込めて通年行ってくださっています。

坂道を登り階段を登って辿り着く花園は、豊かな緑に囲まれて
小鳥たちがさえずり、抜けるような青空が広がる美しい世界です。

生田緑地ばら苑に咲くノスタルジーは、毎年華やかに私たちを出迎えてくれる
素晴らしい薔薇の１つです。

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	ノスタルジー １９９５年　ドイツ　タンタウ社作出
淡いクリーム色の花びらは鮮やかなローズレッドで 　縁取られています。 　「覆輪」と呼ぶそうですよ。
	開き始めは淡い色づきですが、開花につれて 　濃いローズ・レッドへと変わっていきます。

ノスタルジーという言葉は、「望郷」「郷愁」という意味で、
故郷や過ぎ去った遠い時代を懐かしく感じる心のことです。

遠い故郷を思う心は、若者にもあるでしょうが、
遠い日々を懐かしく振り返る心は、ある程度年齢を重ねた世代のもの．．．
そんな気もします。

毎年微笑むように咲くノスタルジーを眺めると、様々な思いが胸をよぎります。


生田緑地ばら苑で撮影をしたのは、５月１９日です。
　　　今年の５月は、１９日と２３日の２回訪問しましたよ。
　　　開苑直後の清涼な空気の中での薔薇たちとの出会い、
　　　閉苑間際の、人影がまばらになる静かなひと時．．．
　　　生田緑地ばら苑で友人とのんびりと過ごす時間は
　　　薔薇の季節が巡り来る度に届く美しい贈り物のようです。


　生田緑地ばら苑のサイトです：今年の秋の開苑期間は、１０月９日（金）～１１月１日（日）ですよ。


　生田緑地ばら苑のノスタルジーに初めて出会ったときの記事です。：２０１２年５月、美しいノスタルジーに感動しました。