あの日から９年

東日本大震災から９年。
先日、ＮＨＫで放映された被災地を取材したドキュメンタリー番組を観ました。
偶然に目にした番組でしたが、心に突き刺さるような映像と被災者の方たちの
言葉の数々の連続でした。

今現在も放射線量が高過ぎるために、手つかずのまま未だ放置されている小学校の中の、
９年前の当時のままの様子。
子どもたちのランドセルや教科書やノートが散乱した教室の黒板には
近々迎えるはずだった卒業式へのメッセージが書かれたまま．．．
その現場から遠く離れてはいない道路は、東京オリンピックの聖火リレーのために
美しく整備されているという映像。

今も、２５２９人の方たちが行方不明のまま．．．
９年の月日が過ぎました。

私が涙を流したところで、何の助けにもならないのは分かっていても
それでも、東京オリンピック招致のためのスピーチで、総理が偽りの言葉を声高々に
語ったときの映像が、よみがえってきます。
アンダーコントロールって何？？？
被災者の方たちの悲痛な声に胸が痛みます。








別の番組では、「オリンピックなんて外国の話みたい．．．」
そんな被災者の言葉もありました。

私には何ができるのだろう？
心の中で、その言葉を繰り返し繰り返し自分に問いかけています。

犠牲となった方々のご冥福をお祈りしています。
未だ行方の分からないままのご家族を探し続けている方々の心に
安らぎのときがやって来ますように、心からお祈り申し上げます。　


　穏やかな暖かい１日になりました。