薔薇の園 * ２０１９ * Vol.５６ * 快挙 * 京成バラ園 *

京成バラ園芸の現在のトップブリーダー、武内俊介氏作出の薔薇、快挙です。
浪漫～真珠貝～快挙～と３連続のご紹介になりますね。

「快挙」という勇ましい印象の名前は、武内氏が名付けた薔薇の中では
珍しいように思います。
たおやかで繊細なしっとりとした命名が、武内氏の薔薇の特色の１つ、
そう思い込んでいましたから。

交配を行ってから試験を繰り返し、１０年の年月を経て．．．
２０１０年５月、イタリア ローマ市が開催するバラの新品種国際コンクールで
ハイブリットティーローズ(ＨＴ)部門で、金賞を受賞した薔薇なのです。

１０年の歳月への思いを込めた名前なのでしょうか．．．


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	快挙 ２０１０年　日本　 京成バラ園芸　武内 俊介氏作出
開花が始まる頃の花姿と開花した花姿では、かなり印象が違いますね。 　私は、開ききる前の、光に向かって優しげに挨拶をしているような姿が 　大好きです

淡いレモンイエローの濃淡が繊細に重なる花びら

今季は行くことができなかったのですが、習志野市の谷津バラ園でも、
快挙は誇らしげに咲いています。
驚くほどの数の快挙の株が育てられているのですよ。
そうそう、浪漫の株の数にも驚きました。

それぞれのバラ園にはそれぞれの来歴があり、それぞれの個性が息づいています。
ついつい欲張って、いくつものバラ園を訪れたくなるのは、同じ薔薇でも
それぞれのバラ園の個性によって、違う魅力を引き出してくれているからかもしれません。　


　京成バラ園で撮影をしたのは、１０月３０日（水）です。


　京成バラ園のご案内です：１１月１７日（日）までオータムフェア２０１９開催中でした
。


　２日連続の快晴から不安定な空模様へと変わっています。