東京ときどき何処かの空の下♪ほのぼの日記

お散歩、ときどき温泉、旅の空。

「糸瓜忌」散歩♪~台東区根岸「子規庵」

2012-09-22 | 東京日和

今日はお彼岸

「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、すっかり秋めいてきた東京です。

 

ようやく、待ちに待ったお散歩を楽しめるいい季節になりそう♪

 

 今週は、正岡子規の命日9月19日の「糸瓜(へちま)忌」を偲んで

台東区根岸にある「子規庵」を訪ねました。

 

 

 正岡子規は私のふるさと愛媛県松山で生まれ育ちました。

「子規庵」は、子規が亡くなるまでの最後の年月、命の炎を燃やし尽くした家です。

子規は故郷松山から母と妹を呼び寄せ、明治二十七年二月にこの場所に移り住みました。

子規はこの家に病臥しながら、文学の近代化のために、精力的に情報発信し続けました。

八年後の明治三十五年九月十九日、糸瓜の句三句を絶筆として、その生涯を終えたときは三十四歳十一ヶ月でした・・・

 

子規庵の糸瓜棚 

糸瓜の実がたわわに生っている季節に見るのは初めてだったので

感動しました・・・!

 

「時(とき)過ぎて根岸の里の糸瓜かな」

 

子規の机

足を悪くしていた子規が片膝を立てて座れるように

四角い切込みが入っています

 

子規が見ていた光景と同じでしょうか・・・ 

 

「歌人(うたびと)の生きた証か糸瓜生る」

 

 

お庭からの眺め・・・

 

古い民家の長閑な風情・・・

 

どこか懐かしい・・・

 

 

暫し佇んでいたい気持ちになりました・・・

 

「主(あるじ)なき小さき庭に糸瓜棚」

 

「正岡子規 絶筆 三句」の碑

 

「床に臥し糸瓜詠む句はさびしかりけり」 

 

 

遠い時間に思いをはせて・・・

 

遠き故郷を偲び・・・

 

静かな心持ちになれた・・・初秋のひととき

 

このあと♪

正岡子規ゆかりの食事処でお食事とお酒を楽しみます

(「糸瓜忌」散歩はつづく♪)



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