今日はお彼岸
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、すっかり秋めいてきた東京です。
ようやく、待ちに待ったお散歩を楽しめるいい季節になりそう♪
今週は、正岡子規の命日9月19日の「糸瓜(へちま)忌」を偲んで
台東区根岸にある「子規庵」を訪ねました。
正岡子規は私のふるさと愛媛県松山で生まれ育ちました。
「子規庵」は、子規が亡くなるまでの最後の年月、命の炎を燃やし尽くした家です。
子規は故郷松山から母と妹を呼び寄せ、明治二十七年二月にこの場所に移り住みました。
子規はこの家に病臥しながら、文学の近代化のために、精力的に情報発信し続けました。
八年後の明治三十五年九月十九日、糸瓜の句三句を絶筆として、その生涯を終えたときは三十四歳十一ヶ月でした・・・
子規庵の糸瓜棚
糸瓜の実がたわわに生っている季節に見るのは初めてだったので
感動しました・・・!
「時(とき)過ぎて根岸の里の糸瓜かな」
子規の机
足を悪くしていた子規が片膝を立てて座れるように
四角い切込みが入っています
子規が見ていた光景と同じでしょうか・・・
「歌人(うたびと)の生きた証か糸瓜生る」
お庭からの眺め・・・
古い民家の長閑な風情・・・
どこか懐かしい・・・
暫し佇んでいたい気持ちになりました・・・
「主(あるじ)なき小さき庭に糸瓜棚」
「正岡子規 絶筆 三句」の碑
「床に臥し糸瓜詠む句はさびしかりけり」
遠い時間に思いをはせて・・・
遠き故郷を偲び・・・
静かな心持ちになれた・・・初秋のひととき
このあと♪
正岡子規ゆかりの食事処でお食事とお酒を楽しみます
(「糸瓜忌」散歩はつづく♪)
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