11月の最終日は、久しぶりの雷雨でした。
師走の訪れを大声で告げるかのような、そんな嵐が一晩をかけて通り過ぎたあとの庭は、めっきりと秋の終わりの景色に。
ようやく落ち着いた時間ができたので、木々の点検がてら、カメラ片手に今季最後の『おうちで紅葉狩り』を楽しみました*
イロハモミジ
これは庭の真ん中に立つ木。
うちのモミジは毎年染まる色が違うのですが、今秋は黄色味がやや強め。
それゆえか、朝日に照らされると金色(こんじき)に輝いて、とてもとても眩しいのです。
同じく、イロハモミジ
こちらは西南側にある大木。
九州の山からやってきました。
縦にも横にも大きな木なので、わが家の建物で日陰になっている部分だけが、未だ青色のまま。
実家側(南)から眺めると、こちらも素敵に染まって見えるのですけれど。
庭のひろばの苔の上に、はらりと一枚。
不思議なグラデーションですね。
嵐のあと。
秋の終わりを宣言するかのように、散もみじの足跡を残してゆきました。
マユミ
今年はとても華やかに色づきました。
このピンクは、マユミならではの色。
葉が薄いので、日に透けるとまた違った美しさがあります。
レンギョウ
全体が真っ黄色に染まったのち、さらにゆっくりと色を変えて紫色になり、そして散ります。
マンリョウ(万両)
飛び石の端っこに、ひとり生えして早3年。
今年はじめて、実をつけました*
うちに万両はないので、これはおそらく小鳥たちの落とし物から芽吹いたものでしょう。
万両だとわかったときから、「大きくなったらお正月の飾りに使おうね!」と母と言い合いながら、そうっと見守ってきました。
まだ20センチ足らずの木なので枝ものとしては使えませんが、今年のお正月にはこの縁起物の実をちょいといただいて飾ろうかと目論んでいます(笑)
(そのときまで小鳥たちに見つからずに残っていれば、の話だけど!)
ガマズミの実
ぷくぷくに熟れて、なんてかわいいんでしょう*
食用可能ではありますが、渋くておいしくはないらしく、小鳥たちにもあまり人気はありません(笑)
ガマズミの葉
深い紅色に染まり始めました。
こんな色のストールがほしいなぁ。
嵐で葉が落ちたら、こんなものが覗いていて、びっくり!
ここはいちばん大きなイロハモミジの中ほどの枝なのですが、この木に巣がかけられたのはこれで二度目です。(一度目はこちら→★)
大きさや形状から、メジロの巣かなと思っています。
使われたのか、ただかけられただけで使われなかったものなのかは分からないのですけれど(巣の中を覗きたいのですが、いかんせん高木すぎて無理…)、この反対側には私と母が作ってかけた巣箱もあるので、このモミジの木はまるで小鳥のマンションのようだったのですね。
そんな庭を映して、わが家の二階にある廊下窓は今、秋色に染まっています*
このところずっと最低気温が3℃を下回っていて、冬のはじまりを感じます。
病院検査の連続で疲れ果てたので(はじめてMRIにまで入りました…)、歳を終える準備をしつつ、ゆるゆると過ごしていようと思います。