parismaris's days*

たっぷりラム酒のフルーツパウンドケーキ

だらだらと長引く梅雨は、まだ明けず。
雨の降る時間帯は日に日に短くなってきてはいるものの、重く垂れ込めた厚い雲は、朝から晩まで空に居座ったまま。

感染症の波の再来とともに、なんとも気の晴れぬ毎日です。


そんなときのおやつは、食べなれていて気持ちが落ち着くものを。
たっぷりのラム酒に漬け込んだドライフルーツを使って、パウンドケーキを焼きました。




今回のフルーツは、レーズンとクランベリーとオレンジピールの3種類だけ。

漬け込みをしたのが緊急事態宣言の真っ只中で、手元に満足なドライフルーツがないなか、退屈しのぎに作り始めたものなので、3種類だけ(苦笑)

…ではありますが、一応、甘み(レーズン)と酸味(クランベリー)、そして香り(オレンジピール)のバランスは取ったつもりです。
彩りは悪いけど (≡Д≡;)


ラム酒を足しながら漬け込んであるので、フルーツからは焼いてなお、噛むとじゅわっとラムが染み出てきます。

ケーキの部分は、外はカリッ、中はふわっ*

おとな味のおいしいおやつができました。


*  *  *  *  *

感染症の発生と蔓延から、本気で自宅に籠ること選んで以来、以前よりもなおいっそう「日々の生活をいかに自分なりに楽しむか」を己への課題とするようになりました。

そのひとつとして、有り余る時間で物の整理をしつつも、ずっと好きで「いつか手にしてみたい」と願っていたものを少しずつ、ほんとうに好きなのか、使いこなせるのかと自らに確認しながら、求め始めています。


それの第一弾が、ひと月ほど前のブログ『花あそび ~四葩~』でアジサイを活けるのに用いた、とりもと硝子店の大鉢です。

今回のパウンドケーキを盛りつけた楕円の皿は、その第二弾。
ミナペルホネンの“ winter lake ” です。



土もの(陶器)のどっしりとしたお皿で、広めのリム(縁)があり、かつ1センチほどの深さもあるので、日常使いにぴったり*

素朴な、牧歌的ですらある図柄なのに、絵画のように完成されたデザインであるところも秀逸で。
それでいて盛りつける料理は和・洋・中・デザートを選ばず、使いながら「これぞまさに『用の美』だなぁ」と感じ入っています。


生活様式の見直しが叫ばれる見通しのきかない日々の中で、普段の生活を贅沢にはできないし、するつもりもないけれど。

「なんとなく」の買い物を一切やめて、思い入れの強さや、快適さを感じるものだけに絞ったら、日常がぐんと楽しくなりました。


今は出かけたり旅に出たりするよりも、こうした普段の喜びを大切に、機嫌よく家籠りをしていたいと思います。


名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最新の画像もっと見る

最近の「手しごと 【菓子・料理】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事