パリDEアパート~パリ通信~

パリDEアパートのパリ現地スタッフが送る、パリの日常を書き連ねた日記

パリの寒い日、ふと心奪われたルーブル宮と夕日

2013年01月02日 | パリ・イベント
ある寒い日、ふと心奪われたルーブル宮からの美しい夕日・・・

明けましておめでとうございます。
パリでも日本でも見事に2013年になってくれたものです、、、ついこの前ミレニアム2000年をパリで迎えたと思いきや、、、時が経つのは早いものです。
2013年も色々やりたい事・やらなければいけない事を頑張りたいですね。

さて、年末の話です。
パリは快晴、ズバッと晴れた日は実はかなり寒くなりますね、、、自転車でいつものごとく外に出たのですが、顔が寒さで微妙な表情で固まり、手先は感覚が無くなり、所々凍りついた路面に注意しながらの出だし。
20分ほど経つと体が温まってくるのですが、パリは意外と狭い、、、温まってきたら目的地に到着ってな感じですね。

この日は移動しまくり、4時間以上自転車で移動したかな、、、かなり疲労が出始めた。
さて、年末の忘年会を友人達を過ごすため、左岸から右岸のあるビストロに向かう途中、Pont des arts橋でセーヌ川を渡りルーブル宮の中を突っ切ってオペラ方面に走る、と言う予定。
が、ルーブル宮に入り、Cour Carree 広場からふと左を見る、、、かの有名なピラミッドのある広場を見たら、、、古い歴史の回廊の先に輝くように見事にそびえる半透明のピラミッドが青・白・オレンジの空に浮かび上がっていました、、、。





これは実に普通に心が奪われました、待ち合わせに少し遅れてたので、予定ではCour Carree 広場をそのまま北に抜けるはずが、急遽予定変更です。
広場から東へ歴史の回廊を抜けて少しずつ夕日が沈み行く中、そびえるピラミッドの方へ向かいました。
自分が生まれていない歴史の中へ一瞬入ったような感じでした。





Cour Napoleon に抜けるとぶわ~っと夕広がる夕日を後ろにピラミッドが存在感を広げます。普段しょっちゅう通り見慣れたはずのピラミッドのシルエットが実に美しく感じました、、、。
ピラミッドの左にゆっくりと沈みゆくが本日最後のオレンジの強烈な光を放つ太陽、見守るように左右にたたずむ歴史のつまった石作りのルーブル外壁、灯がともる前の街灯、自由にのんびりとやはり夕日に見とれる人々、青と白と銀色とオレンジの空、いろんなものがものすごく一つに集約された風景でした。



すでに待ち合わせに遅れてるのに、数十分ぼ~としてしまいました、、体は心から冷えましたが、実に良い時間でしたね、多分周りの色々な国籍の人々とも共感した瞬間だったと思います、楽しいですね。



何気にふと心奪われる瞬間ってのは、実は結構潜んでるのではないかと思います、地球上何所でも。
そのような瞬間を自然に大事に出来る余裕が今年はもっと欲しいものです。



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