もうライブが終わったところまで書いて
規制退場を守らない人がいる…って書いて
…
いや、実はもう少し触れたい部分があったのです
それは
規制退場をお願いするアナウンスをする男性の声がいい
とにかくいい。
聴いていて耳に優しい。
お前、どんだけやねんって言いたくなるぐらい声いい。
ラジオのアナウンサーだったかもしれない。
やわらかい声でいて、耳にスッと入って来て、丁寧な口調で
ザワザワしている会場でコレだけのいい声を出せる奴がいたら連れて来いと思う
実にピッタリな声だった。
ありがとう、あの人!!(感謝伝わらねぇ
規制退場したものの
ドームの外は大混雑
ちょっと進んで止まって…を、繰り返す
札幌駅に着くのはいつになるのやらと思う
歩いて歩いて福住駅まで行って
それで、まだ行列で
その行列してる中でも
割り込んで先に、先にと行く人がいる
ミスチルのファンにこういう人がいるのは悲しい
マナーの悪い人が何人かいれば
それを見た人は言うだろう
『ミスチルファンってさ…』
どうか、マナーは守ってほしい。
これは岩手のオジサンの願いである。
ライブ後の楽しみは
街に出て飲む事!!コレに限る。
北海道なのだ
飲むなら決めているのだ
サッポロクラシック生ビールである
これにはカミさんも異論がない
二人とも大好きなビールである
それを生で、ジョッキで飲めるのだ
北海道の人は羨ましい。実に羨ましい。
…
それからザンギが食いたい
本場のザンギを食いたいのだ
俺も家でザンギのレシピで作って食ったけど
本場がいい!絶対に本場に限る!!
ホテルに到着して
預けていた荷物を受け取る
クロークを担当している女性に聞いてみた
『ザンギが食べられる場所って近くにありますか?』
意外な質問だったようで
『あ…普通の居酒屋さんならどこでも食べられます』
そっか…それほど普通の事なのか
俺のザンギ熱が強すぎて変な質問になっちゃったな
ソウルフードなんだもんな…。うん。
…
スマホで今度調べたのは
サッポロクラシック生ビールを飲める店だ
札幌駅北口に何店舗かあるぞ
よし。そこへ行こう。
…ここから話が少し長くなる気がするが
このままいくぞ
今回は長編だと思って付き合ってください
最初に見つけたお店は
俺が見つけたお店だった
食べログで評価も高いようだった
その店の前まで来てみた
…
メニューが外に出ている
飲み物は…
ちゃんとサッポロクラシック生ビールって書いてる
でも、ザンギの文字が無い
冷えたクラシック生ビールとザンギ
これは外せない。絶対にだ。
恐る恐る店の入り口を開けて、中の店員さんに聞いてみた
『ザンギってメニューにありますか?』
店員さん同士で一瞬、顔を見合わせてから
『ごめんなさい…やってないです』
『あぁ…いえいえ…すみません』
ザンギ目当てのヤツいるのかよ的な事だったのでしょうね
申し訳ないが、俺は目当てだったのだよ。
…
その次に向かったのはカミさんが調べた店だった
店の入り口にメニューが出ていて
うん。ザンギがある!!
サッポロクラシック生ビールの看板も出てる。
コチラのお店に決定!!
『あいよ』だって。
面白い名前だ。
カウンターに通してもらった
早速、ザンギとビールを注文だ
ずっと風邪で飲んで無かった
ライブで歩き回った
その体に水のようにビールがしみる。美味い。実に美味い。
サッポロクラシック生ビールを毎日飲めて、それで痛風になるなら受け入れる(受け入れるな
熱々のザンギが美味い。
間違いない。サッポロクラシック生とザンギは仲良しである。
じゃがバター
塩辛が添えてある
ウチも、レンジでチンしたジャガイモを
塩辛のせて食べるけど
激ウマですよね
長芋の入った卵焼き
トロトロしてて美味しい
俺は生ビールを3つ飲んだ
飲み放題にして良かった
しかしここへきて、カミさんが風邪っぽい
どうやら家族の誰かにうつされたらしい(お前だよ
カミさんも飲み放題だったけど
元を取れそうにないと言うので俺が張り切って飲むことに。
夕張メロンサワー
ハスカップサワー
美味い。北海道である。
THE北海道って思う。
いや、でも。
普通の俺ぐらいの年齢の人間なら海の幸とか
カニとか、そういう北海道の高級な方に行くんだろう
俺は庶民的だから…
それにしてもこの店の雰囲気の良さよ
みんな楽しそうに仕事をしている
注文を取りに来る女の子が明るくて可愛い
『よぴよぴ~また注文忘れてるんじゃないの?大丈夫?』
なんて奥で話をしている声が聞こえる
またしばらくして
『モチのロンのすけだよ~』
って、何の会話をしているのやらとにかく明るい
モチのロンのすけに俺もカミさんも思わず笑っちゃった
『いいね、モチのロンのすけ。俺も使わせてもらうよ。』
『いいですよ~モチのロンのすけです!』
とにかく明るい
10連休も休まずに働いていて、こんなに明るく楽しく働いているなんて
俺はちょっと衝撃を受けた。
この明るい女の子、名札を付けていて
『もも』と書いてあった。ももちゃんである。
…
よし。次は何を飲もう
ナポリン
…
ナポリンって何?
ミポリンの妹じゃねぇよな
ももちゃんを呼んで聞いてみた
『メロンもハスカップも聞いたことあるけどナポリンて何のこと?』
『ジュースですよ♪』
『え?何ジュースなの?』
『ナポリンのジュースです♪炭酸の入ってる。』
俺の質問と返事がかみ合ってない気がする
俺は、何味のどんなジュースか知りたいのだ
ももちゃんはナポリンはナポリンだと言う。
…
『よぴよぴ~ナポリンてジュースだよね』
『はい!炭酸のジュースです!』
らちが明かないのである。
『んじゃ、ナポリンサワー飲んでみるから持ってきて!』
『は~い♪』
ナポリン
謎のナポリンである
飲んでみる
甘い炭酸のジュースの味。
何の味と聞かれても答えにくい。
甘酸っぱいような感じ。
美味しい味。
ももちゃんが来て
『ナポリンって北海道のジュースみたいです。カツゲンとかも飲みました?アレも北海道だけのジュースですよ』
カツゲン…聞いたことがある
『カツゲン…聞いたことがあるような。』
『マミーと似てるやつです。見つけたら飲んでみてください。』
…
この、ももちゃんのちょっと馴れ馴れしい話し方も
彼女のキャラなんだろうね
全然、嫌な感じがしない。それどころか、店の雰囲気を最高に明るくしてくれてる。
年齢を聞いてみた
二十歳だそうだ。
明るくて元気で、見ているだけで癒される。
俺もオジサンだな。
『あたしが二十歳で、よぴよぴは35歳なんだよね?』
『そうで~す』
ずっと洗い物をしたり、洗ったのを拭いたりしている
そっか、35歳に見えるな。確かに。
…
お店の人達がお揃いのTシャツを着ていて
背中に文字が書かれている
それがなんか、酔っぱらってる俺はいいなぁって思って
ももちゃんの背中を撮らせてもらった
『背中の字、撮らせて~』
『は~い。いいよ~』
いい雰囲気のお店でした
お近くに行った際には是非。
…
『お会計の時に、くじを引いてもらってるんです』
抽選箱の中に、吉とか中吉とか、末吉とか
そういうのがいっぱい入っている
大吉を引くと次回2000円の割引券だって。
そう説明してくれたのはよぴよぴだった
…
いやぁウチラね、岩手からきて
ミスチルライブに行ってきたの。
また来たらこのお店に来たいなぁ。
って言いました。
くじを引くと末吉。
それをよぴよぴが箱に戻して
中からくじを大量に出して、選んで選んで選んで
『あった!』
大吉を渡してくれた。
え??いいの??
『いいですよ!また来てくださいね!!』
…よぴよぴ、こんな事していいのかお前。
『よぴよぴは店長なんです!』ってももちゃん。
お前よ。
ずっと店長にタメグチだったろ。
さっきまで俺、よぴよぴを見ながら
コップ洗ってないでちゃんとした仕事見つけた方がいいのにな…
なんて心配してた気持ちを返せバカ。
最後は俺もカミさんも
店長とももちゃんと握手をして帰って来た。
『あ!これ持ってって飲んでください!』
お土産にビールを頂いた。
すごいな、『あいよ』
安くて美味しくて楽しいお店でした。
ありがとう。
頂いたビールをホテルで飲むために
コンビニで色々とつまみを買って帰った
部屋で飲んでノックダウン
北海道の一日目は終了である。
つづく。