葉月哀歌

南アに行く予定だったが、出発の数時間前にストップがかかった。
行けなくなったのは、海より深～いワケがある。
早い話が仕事関係なんだけどね。
今回はソロで行く予定だったからいいものの、これで同行者がいたら土下座ものである。
ということで、大自然でのアドベンチャーが、近場の朝のチョイ釣りに変更を余儀なくされた。
完全にパッキングして出番を待っていた６０リッターザックが泣いてるぜ。く～。


せめて時間を有効に使おうと、夜討ち朝駆けをねらって車内泊。
夜中に現地着。
愛車のシートを跳ね上げると後部がフラットになるので、マットとシュラフで快適に眠りに落ちた。
朝、気が付いたら、日が昇っていた…。（沈）



ついていないときは、何をやってもうまくいかない。
テレスコロッドにラインを通し、ドラグ調整をするためにラインにテンションをかけた瞬間、パキッという乾いた音とともにロッドが折れた。
なんで？？？？

しかも、第２ガイドで折れるってどういうこと？


サブロッドとして持ってきていたディプロマットを引っ張り出し、とりあえず釣り開始。
やれやれ。


寝ている間に先行者があったのか、前日に人が入っていたのかはわからないが、足跡は多く、その分お魚さんの反応は乏しい。
南アに行けなかったウサを晴らすには、ちょっと物足りない感じだ。


竿抜けを狙ってぽつぽつ釣る。


南アで使おうと思っていたSTAYGOLD・Blackflagをここで投入。
フックは、前後ともにトレブルバーブレス♯１２を装着。
ちょっと深くなっている瀬を縦のアクションでクロス気味に引いてくると、一発で良型がヒット。



まさひさ～ん、釣れましたよ～。Blackflag、最高！　
できれば、南アのヤマトに喰わせたかったなぁ。


ここでタイムアップ。

とりあえず、気が済んだ。


真夏の太陽がつくり出すコントラストは、夏が無い男の残像である。