ぱきぱきちゃん の Pakipaki 話

ぱきぱきは若年性パーキンソン病の夫Mr.Pakipakiと二人暮らし。介護人生活をご紹介。

さらに眠れない夜。。。

2007年02月23日 | パーキンソン病の薬
調子に乗って今日も薬の話なんかをちょっと。。。

昨日は我が街の友の会の集まりだった。Mr.Pakipakiも参加するって言ってはいたんだけど、たぶん仕事が忙しくって行けないんだろうな。。。と思ってた。だって平日の2時半からだもんね。

まあ私だけでも顔を出したほうがいいかもね。。。と天気が悪かったんだけど、出かけた。。。会合の場所に着いてビックリ!Mr.Pakipakiが他の患者さんと談笑してた。あはは、ひさしぶりに二人で参加しちゃったよん!40名ほど参加してたんだけど、みなさん「あら、二人が一緒に来るなんて珍しいねえ」だって。そうでしょうね、私もビックリしたもの。

何度も書いているけど、我が街の友の会はほとんどが高齢者。Mr.Pakipakiと同い年の人(ウベさん)もいるんだけど、Mr.Pakipakiはまだその人と会ったことがない。残念ながら昨日も不参加だった。

で、ウベさん、どうして不参加かというと。。。新しい薬に変えるから来れなかったらしい。

新しい薬ってね、ジェル状(胃ろうタイプ)のデュオドパにするんだって!!!でね、今服用中の薬を減らしている途中だから調子が悪くって来れないんだって!!!私、デュオドパって嚥下障害がある患者さんとか、かなり進行した患者さんが使うものかと思っていたんだけど、違うのかな。。。ウベさんって、そんなに進行してるって感じではなかったけど。。。まあジスキネジアはよく出てたけど。。。

デュオドパのことはココにも書いている。

来月の会合では、ウベさんがデュオドパの話をしてくれるらしいから、できるだけ参加しようと思う。それに神経内科の先生が来て、ノイプロ(ニュープロ/ロチゴチン)の話もしてくれるらしいし。

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そうそう、薬の話をもうひとつ。一昨日届いたアメリカの友の会の会報にParcopaという薬のことがちょっとだけ載っていた。これはLドパとカルビドパの合剤らしいんだけど、トローチみたいに水なしで服用できるんだって。ミント味らしい。ふーん、いろいろあるんだね。

Parcopa(パルコパ?日本語名は知らない)のページはココ(英語)。私の理解したところでは、これはSinemet(日本語名はシネメットじゃなくってメネシットだっけ?)の水なしで服用できるタイプ。だよね?

で、ちょっと検索しはじめたら、今度は「シネメットCR(L-ドーパ徐放錠)」ってモノにヒットしちゃったんだけど、このへんで私はもうこんがらがってきた。。。

まず、このCRってcontrolled-releaseだよね?controlled-releaseが「徐放」だよね?前にも一度(もしかしたら何回も!)教えてもらったはずなんだけど、「徐放錠」がわかんなくなってきた。(どこかのコメント欄に説明が書かれていると思うんだけど、コメント欄には検索機能がなくて探せない!!!)

で、この「シネメットCR(L-ドーパ徐放錠)」とパルコパは別の薬だと思うんだけど、私がわかんなくなってきたのは、「徐放錠」って言葉の使い方。。。この水なしで服用できる「パルコパ」って薬は口の中で「徐々に溶ける」と思うんだけど、これは「徐放」とは違う?!?

ノイプロ(ニュープロ)やデュオドパは「徐放」?!?controlled-release?!? カバセリル(日本ではカバサール?)みたいに1日1回の服用で効果が持続する薬は「徐放」?

気になって眠れません。。。

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そうだ、もうひとつ薬の話があったんだった!!!アメリカから届いた会報の目次のところに A New Requip Formulationって書いてあったの。それがね、12ページに記事が載っているはずなんだけど、なぜだか12ページ目が破れてしまっていてなかったの。で、新しいレキップのフォーミュレーションって何だろ?とググってみたら、グラクソさんのページにたどり着いた。

ココ(英語)なんだけど、レキップ(ロピニロールHCI)24-hour formulation って書いてあるので、24時間効果の持続するレキップがあるみたい。知らなかった!24時間持続するってことは。。。上の質問の繰り返しなんだけど。。。「徐放」?!?

ね、なかなか眠れない。

それにさ、ロピニロールの後に「HCI」って書いてあるけど、この「HCI」ってナニ? ropinirole hard-core invention?!?nooooo waaayyyy

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4 コメント

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東京は雨です (通りすがり)
2007-02-23 15:35:24
読みながら、思わず笑ってしまいました
でも、一般にはなかなか理解しづらいんでしょうね。一般的な薬については、次のところに記載があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%BD%E5%89%A4
また、錠剤については、このページの錠剤のところをクリックしてもらうと、新たなページが出てきますので、参考にしてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%A0%E5%89%A4

ということで、Parcopa(日本では未発売ですね)は水なしで飲める口腔内崩壊錠(OD : Orally Disintegrating)ですが、デュオドパは何て言うんでしょうねえ。
CRはcontrolled-releaseで正解で、一定時間持続的に有効成分が放出されるよう調整した錠剤です。お薬のコーティングを工夫して溶けにくくしたりして、仕掛けがしてあるのですよ。レキップ(ロピニロールHCI)24-hour formulationも多分同じですね。ちなみに、このHClというのは塩酸塩ということ(中学の時、HClは塩酸だって勉強したでしょ)。ペルマックスやパーロデルはメシル酸塩ですね。塩をくっつけて、安定化したり、水に溶けやすくなったりします。

それと、カバサールですが、この薬は半減期がながーいお薬で(確か60時間以上だったかと)、徐放剤ではなく、Long-actingのアゴニストとか言ってます。他のアゴニストは、半減期がどれも短いんです。ただ、半減期と、薬の効果は別物(受容体にくっついているやつは測定できないですよね)という話もありますので、長ければいいってものでもないかもしれません。

参考になりましたか
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ちょうどオンライン中だったので。。。 (ぱきぱき)
2007-02-23 16:06:01
すばやくお返事を!

通りすがりさん、いつも通りすがるだけでなく、コメントまでもありがとうございます。東京は飴ですか。(←。。。そうです、私は通りすがりさんのコメントを読んだあとに、「徐放」を時々「除放」って変換していることに気づきました。で、訂正しました!)

リンク先に早速飛んでみます。long actingの薬(半減期の長い薬←「半減期」って言葉初めて使ってみた。)は徐放じゃないってことですね。徐々に放出されるから半減期が長いんじゃないの?!?って思ってしまいますが、また眠れなくなるのでなるべく考えないようにします。っていうか、まずはリンク先を読みます。

HCI...塩酸塩。。。あははもう笑うしかないです。あはは。私の思考回路では。。。ええっとHGはハードゲイだったけど、HCIってなんだろーって感じでごじゃりました。
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duodopa etc. (sophia)
2007-02-24 15:58:23
Duodopa(Duodenal Infusion of Levodopa)はレボドパのジェル状の懸濁液(完全に溶けてはいない液)を持続的に胃または十二指腸に注入するものでそのためにポータブルポンプを使います。
嚥下障害のある場合にも用いることができますが、ジスキネジアのひどい人に使われるようです。
ジスキネジアの原因がレボドパの血中濃度の変化による考えられるので、Duodopaの形で直接胃腸へ一定量のレボドパを注入することで血中濃度が一定に保たれる状態にしようというものです。

レキップのextended-release tabletというのは徐放錠controlled releaseと同じ技術で作られたもののようです。
徐放というのは成分がゆっくり溶け出すという意味で、long actingというのは薬効時間が長いということになります。
つまり、薬の成分の溶け出し方に注目しているのと、薬効の持続時間に注目しているのとの違いで、long actingの要素としては
・ゆっくり成分が溶け出す(controlled release)
・血中に長く留まる(代謝されにくい、半減期が長い)
・レセプターでの作用時間が長く持続する
などが考えられます。
カバサールは血中濃度の半減期が約60時間で、尿中排泄が少なく糞便中への排泄が多いので、薬効時間が長アゴニストについては、血中濃度がmaxになるまでの時間はどれも1~2時間くらいでそれほど違いがありません。

徐放錠にしてもlong actingにしてもちょうど良い量が決まれば良いけど、もし多すぎる量を飲んでしまった場合は長時間ジスキネジアに悩まされることになり、薬が切れてしまった場合に直ぐに飲んでも効いてくるまでに時間がかかるだろうと想像すると、進行した患者にとって使いやすいのかどうか・・・・

日本にはレボドパやアゴニストの徐放錠も口内崩壊錠もありません
いろいろな剤形があったほうがいいですよね。
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感動的 (ぱきぱき)
2007-02-25 05:09:23
通りすがりさんに続き、sophiaさんまで。。。ありがとうございます。専門的な情報を頂けるのは非常に有り難いです。有り難いという感謝じゃ足りないくらい!

懸濁液なんて、初めて見る言葉です。デュオドパは何となく最終手段的なイメージがあったので、ウベさんがトライするというニュースに驚いたのですが、おそらくジスキネジアがひどかったんでしょうね。

「薬の成分の溶け出し方に注目しているのと、薬効の持続時間に注目しているのとの違い」。。。よく分かりました。ありがとうございます。

徐放錠やlong actingの長所ばかりを考えていましたが、「長時間ジスキネジア」という短所がありますね!そこまでは考えが全く及びませんでした。そうですよね、そういうデメリットもありますね。

でも、短所はあるにしても、薬の選択肢は多い方がいいと思います。薬自体が認可されているけど、剤形が限られているのはどうしてなんでしょう?疑問です。

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