日々流れてくるニュースというのは、どうしても不安になるようなネガティブなものが中心になっていますよね。
ネガティブな感情に巻き込まれたくないので、ニュースは見ない、という人がいることも知っています。
感受性の強い人は、戦争や災害のニュース映像を見ることによって、自分自身が精神的ダメージを受けてしまうこともあるみたい。
そういえば。ネガティブな念を受けやすい、と言ってる霊感のあるらしき人からは、よくそういったことを聞きましたね。
私には霊感なんてものはたぶんないし、ネガティブな念に巻き込まれたこともないので、よくわからない感覚ですが。
見たくない現実は見ない。知りたくない現実は知らなくていい。
たしかに、現実を知ることが必ずしもいいことだとは限らないので、自分にとって心地よいもの、美しいものだけを見て生きていたいという気持ちも、わかります。
ただ私は、「今この時代の現実を知りたい」という気持ちが、日に日に強くなってきたように思えます。
特に、今までの人生で自分とは無関係だった世界の現実とか、自分の価値観とはかけ離れた人の生き様とか、そのような方面への好奇心が高まってきている。
そのせいなのか、警察密着24時のような犯罪を取り締まるような長時間番組も、最近ではなぜか食い入るように見てしまう。
戦争のニュースは私の中にある反戦や平和への想いが強化され、犯罪系のニュースは、正義感めいた感情が揺さぶられる感じがしてくるのです。
バラエティー系のトーク番組なども、自分とは違う様々な人の価値観が知れる面白さに惹かれ、けっこう見ている。
私とは真逆のような感覚で生きてる人こそが、私にとっての大きな気づきを引き起こす発言をしてくれることが多い。
これは私にとっては、大きな変化。
なぜなら私の今までの人生は、自分の価値観と合わないものには目を向けてこなかったし、そういったものが関わってきそうになったらさっさと排除してきた気がするから。
そうやって頑固に自分の世界を守ってきた感じはするのだけれど、入ってくるものを制限し守りに入れば入るほど、自分の世界は小さくなっていたのかもしれない。。と今では思う。
今この現実の 時代の移り変わりも含め、しっかり見ようとすることが、今の私にとっては自分を知ること、自分の世界を広げること、生きる力を高めることにつながっているのはたしか。
今の私には、必要なことなのだろうな、と思う。