(時事)処理水が流れる

2023-08-31 03:26:00 | 時事

福島原発の
処理水の放出について
色々とニュースが出ている

中国は
海産物の輸入を中止したらしい

中国が騒いでいるが
中国の陽江原発は年間112兆ベクレル(2021)
カナダのピッカリング1-4原発も480兆ベクレル(2021)
韓国の古里原発は49兆ベクレル(2021)で
フランスのラ・アーグ再処理施設は1000兆ベクレル(2021)と
他の国でも放出していると
報道は加熱している

でも
落ち着いて考えたい

日本には
福島第1原発以外にも
原発は存在し
380兆ベクレルものトリチウムを
放出していた(事故前5年平均)ことは
殆ど報道されていない

この数字をネットで探すのも
かなり苦労した


日本政府は以前から
原発は安全で
処理水の海洋放出への影響はないと
説明して来ており
トリチウムについての説明はして来なかった

つまり
原発を増やすために
嘘をつくか誤魔化して来たことになる

これは世界各国でも同様であるため
他の国々も沈黙を守っている

日本での報道も
福島の処理水が年間22兆ベクレル程度であることを
強調するばかりで
日本中の原発から出る量については
ほぼ説明していないのではなかろうか

見事なまでの「報道規制」である



しかも
報道では
トリチウムは取り除くことが困難と
言われているが
2018年6月には
近畿大学工学部が
フィルターで取り除くことが可能であることが
見付かっている

海洋放出は最も安価な処理方法で
技術がないのではなく
多分に経費の問題ではなかろうか

処理費用をケチったことで
結果的に
"高くついた"ことにならなければ良いが…

現在
溜めている処理水は134トンまでに
膨れ上がっており
対応の遅れの結果であるが
遅れても今動こうとしている岸田内閣は
ちょっとだけ立派であると思う

あの長い安倍政権下でも
官僚を支配していた菅政権下でも
できなかった事務を
たんたんと進める岸田内閣は
「人身御供」にすら見えてくる

「政治」の問題で棚上げされた宿題を
官僚が「今だ!」と言って
解決(正しいかは別だが)しているように見える


現在
報道では「トリチウム」のみを
問題としており
その他の物質は無くなっているような
イメージであるが
炭素14やヨウ素129などは
5000年かけても半分に減らないのだが
完全に取り除くことは
困難だとされているらしいが
大丈夫なのか?

それが隠蔽されているならば
中国の対応が正当に見えてくるから
不思議だ

IAEAが
「国際的な安全基準に整合的」とか
「ALPS処理水の海洋放出が人及び環境に与える
放射線の影響は無視できる」と
報告してくれたが
現在の測定での話で
未知の危険性を払拭してくれるものではない


他にも
取り除いた物質はどこにあるのか
管理は大丈夫なのか
量はどうなのか
も疑問である


とにかく
報道は非常に政府に片寄っている気がする


最近加熱している
「ジャニーズ事務所」の問題も
永らく日本の「報道」が"隠して来た"ものであり
口では「反省」と言っているが
軽過ぎて笑っちゃう程である

被害が拡大したのは
「報道の沈黙」のせいであり
日本のマスコミは「共犯者」であると
私は思っている

日本の報道は大丈夫か?



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