工場の、冬の時期の楽しみ

よく聞く格言で　『何も咲かない寒い日は、 下へ下へと根をのばせ。 やがて大きな花が咲く』

生産工場では、この時期とばかりにやることが尽きません

天気も寒く、農作業もできず・・・・でもこの機会でもなければできないことに勤しんでいます

納期に迫られている事でもない、聞き伝てで相談されている事、できるだけ早くお願いします・・・

なんて案件を進めるために今週末は頑張ろうと思っています

私の工場の場合、転注依頼であっても、同じ製品を同じ製造方法で・・・って考えは全くありません

で、写真は、とある製品で、強度が求められる為、太い糸で2回縫って強度を上げて欲しいと

言う特注品の為の部品です。（製品の写真は載せませんが）

加工費の要求を満たすための工数減を考え1本針ミシンで2回縫う工数を１回で済ますため、

２本針ミシンを活用してみようと手持ち設備を改造することにしました。

諸般の事情で、以前の他製品の加工冶具を流用しようとトライをしていたのですが、

ちょっと、量産を考えると気に入らないので、作り直そうかと思いました。

ミシン部品って、特殊なものになると、とても高価で、写真の、小さな押さえ金具でも15000円くらいします

購入した新品部品も、そのまま使えるってことが少ないのが縫製部品です・・・・

高価な部品を買って使えない事も多々ありますので、最近は３Dプリンターで試縫い用の部品を

製作して、受注が決まってから、量産の製造体制を考えることにしています。

今日みたいな日は、不動設備を掘り出し、モーターとヘッド部の組み替えや部品取りに倉庫荒らしに

励む貴重な日となりました