ザ・アメリアという感じのミニバンのアストロ
和製のアルファートが出てなければ、まだまだ人気があるだろうなぁ~
今回は張り替えでなく、荷室カーペットの製作です。
ハーレーを何台か張り替えている人から、「できるでしょ!」って
いきなり来て車両を置いていきました(苦笑)
詳しくはわからないのですが、荷室にスライドレールを取り付けたけど
浮いているレールがカーペットに収まって見えるようにカーペットを作って
欲しいということです。
大きなマットなので型紙を製作するのが大変なのですが、普通の日本車では
シンメトリーがしっかりしているのですが、荷室はカスタムなのでしょうか?
各部位を計測しても整合性が取れません😫
とは言っても基本設計をイメージしながら実物合わせとすり合わせながら
型紙を作ります。
素材ですが、レールとのクリアランスが10㎜強あるので、10㎜厚のフェルトを
1800mm幅で2mカットで仕入れました。
それに、車両用シート生地の2mm厚ウレタンラミレートしたものを重ねて
キルティング縫いしました。
私のところのミシンで普通に縫う事は問題ないのですが・・・・
この大きさの10㎜厚のフェルト、15kgほどの重量あります。
端を縫うにも前後に補助の人に手伝ってもらって息を揃えて縫っていきます。
キルティングはミシンの懐に折り畳んでで縫うのに全体重をかけて潰して
押し相撲のようです(苦笑)
外周は38㎜フェルトテープを三巻で仕上げました。
これは10年ほど前に、量産車のトランクパネルを縫った時の治具と残材を使いました。
とにかく、硬くて、重くて取り回しが困難なので、レールスリット部分
セカンドシートのくり抜き部分はフェルトに表皮布を折り返し巻き縫いしました。
技術より腕力が決め手で男性でなくてはできない仕事でしたが、
打ち合わせで簡単に盛り上がってしまった悪い癖が自業自得でした。
おまけで、運転していてシートポジションが左の窓側に流れて運転しにくいから
シートも直てって話も聞いてしまって・・・・
シート座面のウレタンの補強なんて話も出ましたが、見るからに、シートフレームが
傾いているようなので、シート固定4点ボルトの窓側の2か所に10㎜厚の
ゲタプレートをかませました。
それも不思議な話で、後から色々と想像しましたが、右側通行のアメリカでは
運転席がセンターライン側とすると、シートの右側が沈んでいても良いのかも
しれません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます