ようやく、はがし終え、木枠の上のウレタンとカバーを採寸し眺めながら
しばらく試案しました・・・・
はがす前から理解できない工程があったり、もっと簡単に、適当な異なった物に
仕上げようとか思っていましたが、この2m幅もあるソファーの存在感とかを
考慮するとやっぱり同様の仕上げにすることにしました。
劣化した中綿は、手持ちの20㍉厚の化繊綿を手持ちのパンチング本革に仮縫いし
座布団のような袋にするのに、さらに2枚重ねにして、計3枚でボリュームを
出すことにしました。
ここで、問題が作業手順です。
「縫製は一筆書きのように、必ず縫い始めと、縫い終わりが存在している。」
と、工場に見学に来る方々に、製品の説明をするときに話します。
できる・・・できない! のほかに、作業性(品質維持)のためにどうするか・・・・
今回は、裁断の段取り、形状の理解度や大きさなどの為、とりあえず的に
取り組み始め、最終的に苦戦してしまった感があります
木枠の方になる各マチ類と縫い付ける前に、背面になるボリューム感のある
かまぼこ型のクッションを6個製作します。
その際に作業中やその後に、化繊綿が偏らないよう、写真のバノックピンと
スプレーで化繊綿を固定しました。
あとは、大きく重い革を体力任せで縫います。もう指が攣って・・革端をペンチで
要所要所をつまんで合わせて縫ってようやく完成しました。
で、昨夜ようやく完成しました。
今朝、みんなに座ってもらって、ねぎらってもらい秘密の工場へ運びました。
大型本革ソファーが砂利土間の上にある違和感・・・・・
高級カーペットの上でなくゴメンね
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