浮雲亭とんぼの全国B級グルメ紀行

B級グルメをこよなく愛する旅芸人のニッポン全国食べ歩き日記。

【静岡市】 ★ 見かけじゃないのよ 丼は! 「まぐろや やす兵衛」

2007-11-25 00:48:27 | 静岡県


清水方面に用事があったので、ついでに「河岸の市」まで足を延ばした。
11時前に到着したけど、市場内は既に ごった返してます。
どうしてこんなに混んでるのか考えたら 3連休の中日だったわけで・・・。

実は、昨日から「おがわ」のネギトロ定食が気になっていて
早めの時間なら何とかなるかと思っていたけど考えが甘かった。
すでに30人以上の行列です。

他の店も一杯なので、かろうじて空いていた向かいの「まぐろや やす兵衛」に入店。
カウンター席に座った私、一瞬たじろぎました。
包丁を手にした板さん、細ブチ色つきメガネを45度に掛け、何か違うご職業の方のようで・・・。
奥にはスキンヘッドの方もいらっしゃるし、入る店 間違えたかと思った。
でも心配ご無用。
出てきた “ 漬丼 ”の完成度の高さといったら。
酢飯の上に鮮やかな照りの赤身の漬けがギッシリ。
タレは思いのほか甘口だけどシャリと合ってます。
横に添えられた岩海苔の香りも抜群。
しじみの味噌汁に まぐろの山かけ お新香も付いて620円は絶対お得。
“ 自称こだわりラーメン ”に650円出すんだったら断然こっちです。
前回の「みやもと」といい 本当に「河岸の市」には良心的な店が揃ってる。
県外の方にオススメできる静岡市の数少ない観光スポットです。

★ もうひとつのブログ 久々に更新しました ★

“ 悲劇の裏に隠されたドタバタ喜劇の顛末記 ”

【静岡市】 ★ 町の中華屋さんのレバーライス 「三京」

2007-11-24 07:28:03 | 静岡県


近所の中華料理屋さん「三京」です。
僕が中学へ通っている頃の開店だから、もう30年近く 町の中華屋さんとして頑張っています。
でもその割にほとんど行ったことがない。
三連休の初日、久しぶりに出かけてみました。
夕飯どきだったので、そこそこ混んでいます。
調理はご夫婦でやっていますが、お客の注文がバラバラなので厨房は大忙し。
「ラーメン、チャーハン、野菜炒め、マーボー豆腐、その後が注文した “レバーライス(820円)”」
出来上がりまで20分位かかったかな。

ご覧のとおり、とりたてて特徴はありません。
でも時々無性に喰いたくなるの。
誰が考えたのか知らないが レバニラは中華の最高傑作です。

会計を終えて帰ろうとしたら「悪かったねぇ お待たせして」 とおばさん。
こんな言葉が自然に出るところが “ 町の中華屋さん ”らしい。
メニューを見たらラーメン450円だし、また行ってみよう。

★ 続・踊る○○に見る○○

2007-11-23 15:23:00 | その他


アホが踊らされてます。
[ ミシュランガイド東京発売、初日品切れの書店も ]

まあ踊りたい人は勝手に踊っててくれれば良いとして
聞くところによると、店の選考はいきなり150軒を選んだわけではなく
東京中の飲食店15万軒のうち、まず前段の審査で1500軒に絞り込み
その後、“厳格公正な調査員”が食べ歩いて150軒を選定したそうだ。

なーんだ 結局、フランス人と日本人が2人1組で回った覆面調査って最後のとこだけじゃん。
100軒のうち99軒は最初の段階で落とされてるし、バイトの兄ちゃんって事はないにしろ、
誰が選んだのか、どんな基準で選んだのかサッパリわからん。
もっとも、日本料理がウマイかマズイかフランス人に決めてもらった挙句
お墨付きを貰った店にノコノコ、大金を落としに行く人の神経はもっとわからん。
食品業者も、この程度の仕掛けで簡単に踊る “ブランドに弱いお客” 相手だから
“偽装しちゃえ!”って気にもなるわな。

そんなオメデタイ皆さんを尻目にオークションで小銭稼ぎを目論む方々もいるようで
早くも定価2200円の本がそこそこの値段で取引されています。
こんなことなら、俺も仕入れとけば良かった。

画像はローソンで新発売のフライドポテト(黒コショー味)150円です。
コショー味と言いつつ おもいっきり “日清製粉からあげ粉” の味でした。  報告以上!

★ 踊る○○に見る○○  拝啓 ミシュラン教信者の皆さん

2007-11-22 20:54:51 | その他


今朝の新聞の見出し
「ミシュラン東京版が発売・六本木でカウントダウンイベント」

“約500人が午前零時の発売開始と同時にガイドを手に取り、レジに行列をつくった。” そうだ。

全くもって おめでたい人達である。
明日からせっせと紹介されたお店を回り、2人で5万円の料理とやらを堪能して下さい。
もっとも掲載された店はどこも予約殺到らしいけど・・・。
ミシュラン東京版発売 星150店「納得」「疑問」の声

お金が余って仕方がない人はともかく、庶民は自分が美味いと思う店 行って喰えばいいんじゃないの。
あと、素朴な疑問として、この手の自称 “食通” の “ミシュラン信者” の皆さんは
「地鶏と廃鳥の違いや
賞味期限が切れた食材をたちどころに見破る 優れた舌をお持ちなのだろうか?」
中にはいるんじゃないの。昨日まで吉兆に裏切られたとか言ってた奴。

人間、分相応ってのがあるんだからムリしちゃいけません。

というわけで、今日は すき家の “わさび山かけ牛丼とん汁セット(並盛)570円” です。
これなら、私ごときの貧乏舌でも評論できます。
えーと メニューに “わさび山かけ” と謳いながら
わさびが小袋に入っているのがチープで泣かせます。
スタミナをつけて欲しいというのがコンセプトのようですが、山かけと牛肉は合いません。
別々に喰った方がウマイです。
これなら、普通の牛丼か かつぶしオクラ牛丼を頼むのが正解でしょう。
というわけで☆はあげられません。

いいなあ。無責任に書けて・・・。

以上、貧乏人の僻み満載で綴った“私的ミシュラン”でした。
もっとも、このブログ見てる人は すき家なんか行かないか・・・。

【静岡市】 ★ 今日は何人? 負けるなご主人! 「きじ亭」

2007-11-21 22:38:48 | 静岡県


映画を観るため七間町へ出かけました。
まずはその前に軽く腹ごしらえ。
向かった先は9月にオープンしたばかりの“つけ麺専門店 きじ亭
なぜ、この店を選んだかというと、ご主人のブログが余りにも悲哀に満ちていたからです。

10月12日 今日の客数は4人  と思いきや閉店間際に3人来てくれた
       ありがたや~ でも7人

11月5日  今日はきつい。 3名って!
       ということで、かなり落ち込んでおります。

こういうの見ちゃうと行かないわけにはいけません。
場所は七間町のミスタードーナツの角を本通り側に入り、スパーゴの横の路地を入った中ほどの所です。
道路に看板が出ていなかったので、2回も通り過ぎちゃいました。
飲み屋ばかりの横丁の中にポツンと1軒だけ灯りが点いているので、店があるのはわかるけど
なかなかの入りづらさです。

そんなこんなで11時半過ぎに入店。
全部で7人も入れば満席となりそうな “コの字型” のカウンターのみのお店に先客1名。
つけ麺専門店なのでラーメンはありません。
普通盛りを頼んでしばし待ちます。

いろんな人がブログで書いているとおりご主人 無口です。
その上、横丁の飲み屋を改装した店だから客との距離が近いの。
これは1対1は結構辛いものがあるかも・・・。

と思っていたら出来上がってきました。
お品書きには「当店の麺は1.5人~2人分あるので、多い方は残して結構です」とありますが
大丈夫 全然多くありません。
チャーシューも小ぶりでセコイです。
平打ち麺はコシがあって美味いと思うけどこれで700円ってのは少々高いかな。

そんな事を考えていると、食べ終えた先客が帰ってしまいました。
狭い店内に2人きりです。
ここは何か話しかけねばと思い、

「ご主人のブログ見て来たんですよ」 と言うと

「あっ そうなんですか。ありがとうございます・・・」 と照れくさそうなご主人。
一見、コワモテですが 笑うと案外カワイイです。

「通りに看板出した方がいいんじゃないの?」と聞くと

「今日は風が強いんで飛んでっちゃうんですよ」 と ペラペラの看板を見せてくれました。
本当に商売っ気の無い人だ(笑)

食べ終わったけど満腹にはならないので、プラス100円で 
オススメの “つけ汁をスープで割ってもらい、その中に熱いご飯を入れ 雑炊風に”という食べ方をやってみました。
いや これが実に美味かった。
和風スープとご飯の融合、中華風茶漬けとでも言おうか
つけ麺だけだと高いけど ここまで食べての800円は魅かれるものがあります。

で、結局、12時頃店を出たんだけど今日は何人来たのかな・・・。
ここまで接客業に向いてないご主人も珍しいので、心配になってきたというか、応援したくなりました。
大変勝手なお願いですけどお近くの方、行ってあげてもらえません。昼だけの営業ですけど。
できればご主人に話しかけてください。決して悪い人じゃありませんから。

因みに今日観た映画は「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
私的感想はコチラで。