浮雲亭とんぼの全国B級グルメ紀行

B級グルメをこよなく愛する旅芸人のニッポン全国食べ歩き日記。

【横手市】 ★ 十文字ラーメンの老舗 「丸竹食堂」

2007-10-22 17:22:03 | 秋田県


皆さんは“十文字ラーメン”なる ご当地ラーメンをご存じだろうか?
秋田県の東南部に位置する十文字町は、2年前の市町村合併により現在は横手市となった。
当時の人口わずか14000人、面積37.80km²の町にどれだけのラーメン店があったのかは知る由もないが、
とにもかくにも地元ではラーメンの町として全国に情報を発信していたらしい。

さて、「まいど食堂」で“ホルモン焼きそば”を食べた私は、
更に車を走らせること15分で老舗の「丸竹食堂」へ到着。
朝を少なめにしておいたのでまだ喰える。

“十文字ラーメン”の特徴は、さっぱりしたスープに極細の手揉み縮れ麺が泳ぎ
具に“お麩”が入っている。
店内は土曜の昼とあってほぼ満席。
観光客はほとんど見当たらず、年配の方や家族連れの姿が多い。
地元の方に合席させて頂き しばし“中華そば”(400円)の出来上がりを待つ。

で、食べた感想。
軽い!とても軽い!胃にもたれない優しい味のラーメンである。
ツルツル入っていく極細麺の食感も楽しく、量も多くないので直ぐに感食。
高齢者 向けかな。
決してガツンと来るパンチの効いた味ではないので、若い人には物足りないかもしれない。
でも、いいんでないかい。 “おらが町の中華そば”って事で!

【横手市】 ★ 元祖ホルモン焼きそば「まいど食堂」

2007-10-21 16:40:02 | 秋田県


秋田県横手市は近年“焼きそばの町”としてブレイクの兆候をみせている。
“横手焼きそば”の特徴は、太く縮れのないゆで麺、やや甘口のソース、
そばの上に目玉焼きが乗っていて、お皿の片隅に紅生姜が添えられている。

「焼きそばに目玉焼き」

個人的にこの組み合わせには違和感がある。
確かに黄身を崩して麺と絡めるメニューは、うどんにもラーメンにもあるのだが、
決して王道ではなく むしろ邪道と思えるのだ。
そば そのものの味が変わっちゃうし。
「焼きそば」はあくまでも「焼きそば」として食べたい。

そんな訳で、横手スタイルは見送り「まいど食堂」の“元祖ホルモン焼きそば”(600円)です。
具が豚肉からホルモンに変わっただけで、後はシンプルなソースべちょべちょ系焼きそば。
肉が上物なのか、オヤジの腕が良いのか判らないがホルモンはとっても軟らか。
“こてっちゃん”を食べ慣れている身からすると初めての食感。
しかもその量の多いこと。全体の4割はホルモンです。
食べ進めていくうちに喉が渇いてきた。
願わくばテイクアウトでビールを片手に喰らいたい。

やって来るお客は皆 ホルモン焼きそばを注文し、
煤けた店内では 寡黙なオヤジと息子と思われる青年が黙々と仕事をこなす。
最近、見ることがなくなった昭和の風景、そんな忘れかけていた“ひとこま”がこの店にはある。

★ まいど食堂

DATA  住所 秋田県横手市駅前町1-1
     営業 11:30~14:00 17:00~22:00(不定休)
      電話 0182-32-2875
     駐車場  なし