浮雲亭とんぼの全国B級グルメ紀行

B級グルメをこよなく愛する旅芸人のニッポン全国食べ歩き日記。

【函館市】 ★ 確かに活きてるけど・・・ 「一花亭たびじ」

2007-09-30 06:00:54 | 北海道


一花亭たびじは函館朝市どんぶり横丁にある一軒です。
この店の名物「活いか踊り丼」を食べてみました。

注文を受けると板さんが「いけす」から素手でいかを掴み取り捌いていきます。
で、完成品は画像のとおり インパクト充分。
さらに、生姜醤油を掛けると、傷口にしみるのか足がニョロニョロ動き出します。
イカなのに すっかり虫の息。ここが唯一の見せ場です。

このあと 足は回収され、板さんが食べ易いようにぶつ切りにしてくれるのですが、
ありがた迷惑というか、丼に帰ってくる頃にはイカさん ピクリとも動きません。
口の中で吸盤がくっつくパフォーマンスがあってこその「踊り丼」だと思うのですが、
トドメをさしてどうする。
正直ガッカリです。

なので、足の回収は拒否した方が良いかもしれません。

お値段は味噌汁と漬物がついて1890円。
話のネタにはなりますが 他のものを食べた方が宜しいかと・・。

【静岡市】 ★ 商標登録の礒おろし 「戸隠そば」

2007-09-29 06:27:55 | 静岡県


昨日の静岡市の最高気温34.6℃  チャリンコで外出したのはいいが頭がボォ~とする。
清閑町の戸隠本店に着いたのは午後2時前、 あらら 行列が出来てる。
駐車場が一杯のところを見ると今日も遠方からのお客が多いようだ。
やむなく呉服町支店へ移動。
こっちは昼時を外せば充分座れる。

戸隠を訪れる客の大半は「礒おろし」か「天礒おろし」を頼む。
一般に言うところの「冷やしたぬきおろし」だが、行列してまで喰う気はしない。
他店の「冷やしたぬきおろし」と比べて、ずば抜けてウマイとも思えないし
仮に「利き酒」ならぬ「利き蕎麦」なる競技があったとして
果たしてどれだけの人が「礒おろし」を当てられるだろうか。

そばが高いものだって事はわかるんだけど、
ツルツルっと飲み込んで 「ハイ750円です」 って言われても「なんだかなぁ」って気になるのだ。
そば湯飲んでも空腹が満たされるわけでもなく・・・。

それでも流行ってるのは、商標登録されている「礒おろし」が
静岡ブランドとしてすっかり定着した証しなのだろうか?

貧乏舌の私が750円出すなら
はなまるうどん」で「しょうゆの中」と「かけの小」と「ちくわ天」と「おでん2本」をチョイスして
「もう喰えねぇ~」って言う方を選びたい。

★ 久しぶりにもう一個のブログ更新しました。
 “茶番は続くよ どこまでも” ★ 朝青龍問題の落としどこ(その4)  
  


【静岡市】 ★ “おでんの町” のありふれた風景 「水野商店」

2007-09-28 05:35:30 | 静岡県


佐藤浩市が出演したキリン一番搾りのCM以来 すっかり全国区になった静岡おでん。
撮影の舞台となった三河屋や青葉おでん街といった居酒屋系がお馴染みだが 主流は別にある。
駄菓子屋系と呼ばれるこれらの店は、外観からは とてもおでんがあるようには見えないのだが
一年を通してしっかり煮込んでいる。
水野商店」もその一軒で、申し訳ないが建物は相当年季が入っており きれいとは言い難い。

「おでん あります?」と尋ねると
「ありますよ」と言っておばちゃんは鍋のフタを取った。
静岡おでんの特徴である真っ黒いダシと 串に刺した種の数々。
これに だし粉と青のりをかけて食べるのが静岡流。
食べ終わるとおばちゃんが串の数を数えて精算。
どれが幾らかは判らないが6本で410円だった。

お客の大半は常連のようで 入ってくるなり鍋に直行。
好きな串を皿に取り、勝手に食べ始める。
向かいに座ったおっちゃんは、カップラーメンのフタをめくり
おばちゃんに湯を入れてもらっている。
両者の関係があまりにフランクなので、初めて来た人は少々戸惑うかもしれない。
しかし、これが「駄菓子系おでん屋」の日常である。

という訳で この手の店は、よほど静岡の文化に触れたいという人以外オススメしない。
間違っても観光で来るような場所ではないのであしからず。


【余市町】 ★ 恐るべし!超激安食堂 「柿崎商店」

2007-09-27 06:03:06 | 北海道


小樽から車で西に30分、積丹半島の入口、余市町に全国区の激安食堂があります。
屋号を柿崎商店といい、1階が水産会社直営の市場、2階が「海鮮工房」という名前の食堂です。
とにかくネタが新鮮、安くて美味いので昼時は大変込み合います。
前回は土曜日の11:30に到着したのですが、駐車場が列を成し諦めて帰りました。
今回は、平日でしたが用心を重ね11時前に到着。
流石にお客は1組だけでした。

朝食を抜いてきたので、ほっけ定食とイカ焼きを注文。
10分ほどで、まず ほっけ定食が出てきました。
30cmはあろうかという肉厚のほっけに丼飯、味噌汁と沢庵がついてます。
一口頬張ると、脂がたっぷり乗ってます。これはウマイ。
しかし食べても食べても減りません。
結構ヘビーです。

ところで、このほっけ定食 おいくらだと思います。

な、な、なんと450円です。
札幌なら ほっけ単品でも倍以上します。

続いて、イカ焼きがテーブルに。
こちらも破格の250円。



全く、この店の原価計算はどうなっているのでしょう。
慈善事業としか思えません。

そんな心配をしているうち、ほっけの脂がだんだんしつこくなってきました。

口直しにイカ焼きを。
おおっ。生姜醤油で食べるとほっけの脂が中和されて箸休めになります。
いや、箸休めというには量が多い・・・。
いかん今度はビールが飲みたくなってきた。

そんなこんなで、20分かけて何とか完食。
700円ポッキリで すっかり お魚を堪能しました。大満足ですハイ。

店を出る11時半には座席は8割方埋まっていました。平日なのにね。

私が食べたもの以外にも、うに、いくらをはじめ海鮮各種どんぶりや
刺身、定食がそろってますので、魚好きの方は是非一度。
価格破壊の意味がわかります。

* 駐車場は店舗横の斜めの道を入った両側にあります。

【静岡市】 ★ 絶品の本マグロねぎとろ丼 「みやもと 河岸の市店」

2007-09-26 00:59:54 | 静岡県


清水魚市場「河岸の市」は地元の仲卸業者が直接販売する 日本初の施設です。
JR清水駅東口から徒歩1分、東名清水ICから車で約10分と交通至便な立地で
市場の中には5軒のお食事処があります。
行ったのは今回が初めてですが、昨日紹介した焼津さかなセンターより小じんまりしています。
ひと回りしてみましたが、しつこい呼び込みもなく、中々良い雰囲気です。

さて、どこへ入ろうか考えた結果、入口左手の小さなお店「みやもと」へ。
「本マグロねぎとろ丼」の文字が目に止まり思わず注文。
これが抜群でした。
私は断じて食通でもグルメでもありませんが、それでもわかります。
いつも食べてる「東海道写楽」の奴とは明らかに別モノです。
さすが本マグロの中トロ。 口の中で脂が溶けます。
付け合わせのガリもベストマッチ。
味噌汁付きで800円。価格も良心的です。

今日、改めて実感しました。

「清水のマグロは相当ウマイ!」


★ 清水魚市場 河岸の市

DATA
住所 静岡市清水区島崎町149
営業 10:00~18:00(水曜定休)
電話 054-355-3575
 P 200台(500円以上の食事で1時間半無料?駐車場の看板を確認してね)