九運久運の筑波山彷徨録

筑波山や近くの公園を気息奄々の足取りで歩いた備忘帳

西連寺仁王門から里山へ・ふるさと山百合まつり

2015年07月29日 | ちょっと・お出掛け
7月23日(木)行方市の西蓮寺の里山で咲く、山百合を見物に出掛けました。

国道354号線を走り、かすみがうら市を抜けて霞ケ浦に架かる霞ケ浦大橋を渡り、
すぐ左側にある「道の駅・たまつくり」にトイレ休憩で立ち寄り、諸井交差点から
「山百合まつり」の立て看板を目印に西蓮寺仁王門前の専用駐車場に着きました。
駐車した所は、前回に西蓮寺を訪れた時に停めた時と同じ場所でした。



駐車場から仁王門をくぐると、行方観光協会の案内所となるテントブースや、
植木や野菜直売所のテントが並ぶ境内を通り、井上山百合の里入口に立ちました。
入口には杖も用意されていましたが、借りる事は有りませんでした。




 
入口からは「袖切り坂」と云う坂道を下ります。
道の両側には竹の手摺がつき、蚊取り線香も点いていました。




  
坂を下ると木道が敷かれた藤棚の下を歩き、広々とした田んぼ道に着き、
田んぼ道の先には、やまゆりの咲く里山の姿が見えて来ました。





 
入口で賛助金300円を支払い、パンフレッを頂いてスロープを上りました。
「どのくらい時間かかりますか?」と聞くと「速足で約10分くらいです」と
教えて頂きました。(10分で300円かぁ~)




  
少し進むと切り開かれ休憩スペースがありました。先日の週末に
オカリナ演奏などの音楽会が開かれた場所と教えて頂きました。




 
最初の橋「里恋橋」を歩きます。




  

 
山百合を囲むようにオカトラノオやヒヨドリバナも咲いていました。





  
次に架かる「見返り橋」を渡り、ぐるりと廻り込むように橋下をくぐりました。





   
田園風景が広がる道を歩きます。





 
なだらかな道を歩くと農道に下りていきました。
農道から田んぼ越しの北側に公園風の里山が見えてきました。






入口に戻り、脇にある休憩所のベンチに座り、「冷たい麦茶をどうぞ」
「蒸かしたてのジャガイモをどうど」と接待を受け、休憩して居た
皆さん(高齢者ばかりでしたが)の話しを聞きながら、休憩をとりました。





 

 
農道から見た公園風の山が気になり、帰りの田んぼ道から右に入り、歩いて見ました。
ノカンゾウが咲き、オダ足が立つ風景を懐かしい思いで眺めました。
「秋にはこの山はヒガンバナで真っ赤に染まりますよ」と近くに居た
市役所の職員の方に教えて頂きました。
里山から藤棚の左側を歩きながら「袖切り坂」を上り、西蓮寺仁王門に戻りました。
頂いたパンフレットには、
「 袖切り坂について
 昔の常陸高野・西蓮寺表参道。近年まで使われることがなく、山に埋もれていたところを
 「山百合の会」が復元しました。現在の仁王門が今の場所に移築されるまでは、
 袖切り坂が参道の中心でした。「袖切り坂」の由来は定かではありませんが、
 地元古老の言い伝えによると、参拝者が寺を目の前にしてあまりにも急登で
 立って歩くのも厳しく、着物の袖を踏んでしまい、切り裂かれてしまった説。
 もう一つは、西蓮寺に訪れた女人が、袖切り坂で怪我をしてしまい、何にも
 奉納するものがなく、着ていた着物の袖を切り取り、薬師様に捧げたら
 怪我が治ったことから由来する説があるそうです」 と書かれてありました。

見頃の時期を少し過ぎてしまいましたが、里山全体を包むようにただよう、山百合の香りを楽しめました。





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