九運久運の筑波山彷徨録

筑波山や近くの公園を気息奄々の足取りで歩いた備忘帳

秋晴れの空を仰ぎながら・熊鷹山から丸岩岳と歩く。

2015年11月10日 | 栃木県の山
10月14日(水) 熊鷹山を歩いてきました。
かなり前のハイキングの記事ですが、記録を残すために
薄れた記憶をたどりながら投稿します。

東北道・佐野SAで朝食とトイレを済ませ、佐野・田沼ICから一般道を走りました。
田沼庁舎近くのコンビニ(佐野田沼北店)に寄って買物を済ませ、「関東は秋晴れ高気圧が
広がる気持ちの良い天気になるでしょう」とラジオから伝える気象予報士・伊藤みどりさんの
天気予報を聞きながら県道210号線を走りました。
作原町で県道を左折してからは、ダート道の林道小戸線を走り、終点の登山口に着きました。
林道の状況は、師匠である熊鷹さんのブログで確認してありましたので、安心した気持ちで、
いつもと変わりない凸凹道をゆっくりと走り抜けることが出来ました。


行程は、

林道小戸線終点・登山口駐車スペース(8:45)- 沢コースを歩く - まな板の滝 - 五段の滝 -

いちろう新道分岐点 - 小坂水神宮 - 夫婦杉 - 熊鷹山鳥居 - 熊嶽神社(山の神)-

熊鷹山・頂上(10:10~10:35)- 熊鷹山・丸岩岳縦走尾根を歩く - うすゆき新道分岐点 -

1084峰 - 丸岩岳・頂上 - 奈良部山・小戸口分岐点 - いちろう新道を歩く - 十一本の杉 -

登山口駐車スペース(12:05)の道程でした。

栃木百名山ガイドブックでも「小渓谷に連続する小滝と好展望の山」と紹介されているコースを歩きました。



 
登山口である林道終点の駐車スペースで着替えをして、コンビニで買った
コーヒーを飲みながら休憩をして、気持ちを引き締めスタートです。





五段の滝。
まな板の滝を左側に眺め、沢沿いの道を進み五段の滝を眺めました。





十一本の杉。





いちろう新道分岐点。
帰りは丸岩岳から、いちろう新道を歩いてこの分岐点に下りてきます。





小坂水神宮。
仙の滝・小坂一の滝・小坂の滝を見ながら沢沿いの道を上り、水神宮で休憩。





ささら釜の夫婦の滝。





ゴロゴロとした沢沿いの道を歩きました。





夫婦杉。





夫婦杉を通り、最後の水場で水筒に補給してから、道標が立つ場所でまたまた休憩。





沢沿いの道が終わり、南側に見える小尾根にとりついてからトラバース道を歩きました。




 
ヤットの思いで縦走尾根にたどり着き、鳥居をくぐって山の神にご挨拶をしました。





熊鷹山・頂上。

 

 

  
頂上の展望ヤグラから。






頂上からの展望を楽しみ、丸岩岳に延びる縦走尾根を歩き、
うすゆき新道分岐を右側に見送り、尾根道に進みました。




  
熊鷹山・丸岩岳縦走尾根を歩きました。




 
丸岩岳・頂上。
展望はありませんが、広々とした頂上です。




 
丸岩岳頂上から少し下った場所に建つ石祠。




 
いちろう新道と奈良部山の分岐点。
前回は奈良部山経由で下山しましたが、今回はいちろう新道を歩きます。





 

 
いちろう新道を歩きました。
二匹の猿が稜線を歩いていましたが、私の姿を見て飛んで逃げていきました。





往きに歩いた沢コースに戻りました。





無事到着しました。


「栃木百名山の山名由来」「熊鷹山」の後章では、
「最後に山名について。安蘇富士山、これは熊鷹山の称号である。「富士」と称える
 ほど立派な存在だったことをこれだけで証明してしまう。まだ野上村だった頃、
 頻繁に口にのぼった称号も今となっては知る人も稀ではないか。
 山頂から野峰へ分ける稜線の途中に古い鳥居が建ち、傍らに苔が生した石祠が
 ぽつんと。石祠には大正元年十月七日建立、安蘇富士山熊嶽山神の刻み。 
 この慎ましい石祠こそ、この山を山神、氏神と崇めた時代を証明する熊嶽神社の姿であった。
 物言わぬ証言者の出現で旧名の「熊嶽」が明らかにされ、さらに嶽は一字で「山」を
 表すことから、求める由来は「クマ」に潜むことも判明するのだった。
 山間のクマであれば、地形を示す曲、奥まる意の隅、物陰を示す阿などがある。
 これを基本に捉えて考えたとき、熊鷹山は野上村の奥まったところに立つ条件から
 「隅地形」に由来したとみるのが妥当であろう。
 隅嶽が熊嶽に、熊嶽が熊鷹に転じて今日に至っているのだ。
 この転の連鎖が一番分かりやすく理に適っているのではないだろうか。
 とはいえ、気になる説を最後に述べてみたい。古語「クマル(分)」は分配の意で、
 山名に当てるとき分水嶺を為す山にのせることがある。
 県境の分水嶺、熊鷹山のクマは、実は「クマル」の転かも知れない」 と書かれてありました。
 
 




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