九運久運の筑波山彷徨録

筑波山や近くの公園を気息奄々の足取りで歩いた備忘帳

晴天を期待して釈迦ケ岳・守子神社にお詣りをしてから。

2015年09月08日 | 栃木県の山
9月5日(土曜日) 高原山の最高峰である釈迦ケ岳を歩いてきました。

目覚まし時計でムックリと起き、玄関でお茶とガムと土産代を手渡され
家を出たのが3時15分頃でした。代行サービスの走る学園西大通りから
国道294号線で栃木県に入り、真岡市、宇都宮市、さくら市と走りました。
途中、コンビニで買物を済ませて、国道4号線の長久保交差点を塩谷方面に左折して、
県道62号線から県道63号線(藤原宇都宮線)の玉生交叉点を直進して走り、
尚仁沢湧水の案内板に従い道なりに進み「尚仁沢はーとらんど」の看板を左に見ながら
進みました。少し走ると道路右側に「土上平牧場入口」や「カフェ・風だより」の
標識看板を見て⇒に従い進み、林道黒沢線の標識を右折して、林道守子線の標識を
左折すると、そこが守子線の釈迦ケ岳登山口でした。


行程は、

林道守子線・釈迦ケ岳登山口(6:25) - 守子神社 - 林道登山口・分岐 - 林道終点登山口 -

前山分岐 - 釈迦ケ岳・頂上(9:35~9:55)- 往路を戻る - 前山分岐 - 

ファミリーコースを歩く - 守子神社 - 駐車スペース(11:55)の道程でした。





林道守子線登山口・駐車スペース。
目の前が登山口で約5・6台が停められる駐車スペースです。
林道を走るルートは「尚仁沢はーとらんど」十字路を右折して林道黒沢線から
登山口に着くルートがありますが、林道を走る距離が長い事を嫌い、
県道を先に進み西側から林道を廻り込むように登山口に走りました。
時計を見ると5時35分でしたので、これでは早いと思い、朝飯を食べて
シートを倒し長い休憩をした後に、着替えを済ませてパッキングを確認しました。





 
登山口の丸太階段から歩き始めます。
道標には頂上まで3,5時間と書かれてありまあした。
登山口の「標高835M」と書かれた木札もついていました。
このコースでは余り入山者は居ないだろうと思い、携帯ラジオを
サブポケットに入れ、音量を上げて聞きながらのスタートとしました。





 
歩き始めは良く管理された平坦な道が続きます。





守子神社。
祭神は解りませんが、無事の山歩きをお願いしてお詣りをしました。
周りからはギィー・ギィーとした鳴き声が聞こえていました。






なだらかな道が続きます。
「このまま頂上に着けたらラクチンなのにな~」と。




 
守子神社から約15分くらい歩きますと、林道終点への分岐点に着きます。
直進して頂上に歩くつもりでしたが、時間も早いこともあり林道終点側に
入りました。




  
林道終点に繋がる道を歩きます。
途中黒沢支流を越えたり枯れた沢を越えたりしますが、
踏み跡はハッキリとしていました。





林道終点が見えました。




 
釈迦ケ岳林道の終点にある釈迦ケ岳登山口です。
ここからダートの釈迦ケ岳林道を約20分くらい西に進むと、西平岳登山口がありますが、
私の体力では無理なコースなので、ここから釈迦ケ岳頂上を目指します。




 
気持ちの良いコースを歩きます。
歩いていると「水源かん養保安林」と云う看板が置かれているのを見掛けます。





 
林道終点からのコースを歩くと、守子神社からのコースとの分岐点に着きました。
1435ピーク手前の明るいスペースでした。





  
頂上に歩きます。
分岐点辺りまでは、時折り陽射しが差すなど明るいコースでしたが
この辺りから厚い雲が広がってきてボンヤリとした景色に変わってきました。





 

 

 
釈迦ケ岳・頂上。
3人が休憩していた頂上は、同じ時間に剣ケ峰方面から上ってきた4人の方と
併せて7人の方々が居ました。皆さんの休憩する近くに腰掛け、雲が晴れるのを
待ちながらコンビニお握りを食べ休憩をとりました。みどり市から来たと云う
男性は「良く眺めている山ですが初めて上りました」と笑いながら話しをしてくれました。
チョットの間、南側が明るくなる兆しがありましたが、これ以上頂上で待っていても
晴れ間は期待できないと思い、お決まりの高原山神社・釈迦如来様にお詣りをして、
頂上を後にしました。

随想社発行の「栃木百名山の山名由来」と云う本では、
「江戸期は山岳信仰が流行したときで、御多分に洩れず高原山にも「三関三度の行」という
 信仰が隆盛を極めていた。この行は、釈迦ケ嶽・鶏鳥山(中岳)・月山(西平岳)の山頂に
 高原山神社・鶏頂神社・月山神社を建立。これらの神社を、過去・現在・未来におきかえ、
 巡礼、礼拝する仕来りであった。当時、生きながら三世観を体得できる「甦り信仰」として
 評判を博し、神仏習合下、世間の耳目を集めていた」と信仰の歴史が書かれ、
後章の由来についての項目では、
「釈迦ケ岳は「シシヶ岳」が転じたものであろう。シシは古語で地崩れしやすい地形の意で、
 祖先の愛情に立てば、頻繁に、崖崩れ、土砂崩れを起こす山に対して、子孫に危険を
 察知させる名称はこれ以外考えられなかった。このシシが信仰に乗じて「シャカ」に
 転じたのである。仮説の正当性として、周りの中岳、西平岳、剣ケ峰などすべて、
 地形や立地に由来したというのに、主峰だけ「信仰系」という理屈が強引すぎるからである」と
書かれてありました。


以前、快晴の釈迦ケ岳頂上から日光連山を眺めた写真です。(これがみたかったが)







頂上からは同じ道を歩き、林道終点からの道との分岐点に着きました。
ここからは「ファミリーコース・のんびりコース」と書かれたコースを歩きます。




  
「ファミリーコース・のんびりコース」をのんびりと歩きます。






往きで歩いた林道終点分岐点で休憩を撮り、もう一度守子神社に挨拶をして、
平坦となってきた道を戻り無事到着しました。

車に戻り着替えをしようかと思っていた処に、軽自動車に乗った「栃木県」の腕章をつけた男性と
会い、立話しをしました。男性は林道パトロールの他にも自然公園などもパトロールをしていると
話しをしてくれました。「どちらからきましたか?」と聞かれ、「茨城の土浦と云う所です」と
応えると「山歩いてきたんですね、釈迦ケ岳はどうでしたか?」と質問を受け、
「素晴らしい山ですよ、天気がよかったら最高だったんですが」「また歩きに来ます」と答えました。

平成23年秋に歩いて以来の釈迦ケ岳でしたが、通算では節目の10回目の山歩きになりました。
次回は来春にでも、天候を見定めながら守子登山口から歩きたいと考えています。
(来春はもう歩ける力が無いかも知れないが)

帰りの寄り道は、県民の森を抜け寺山ダムの前を通り「寺山観音寺」を訪れました。







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