横綱の責任と重圧

稀勢の里、引退ですか〜、厳しいですね。
前に言った通り、勝てなければ自ら身を引かねばならないのが横綱。

常に引退と隣り合わせな訳ですが、まさにその通りになってしまいました。
先場所もひとつも勝てずに途中休場し、今場所も初日から3連敗。

最近の相撲を見てると、力が入ってないというか、
勝てる感じがしなかったので、正直仕方ないかなぁという気はします。

思えば横綱になった初めての場所で、優勝と引き換えに負った大怪我が仇になった形になりましたが、
“久しぶりの日本人横綱”として期待を一身に背負い、あそこで「休む」とは言えなかった、というのもあるかもしれません。

その後は休場が続き、真面目な性格の彼としては、
「出場して横綱の責任を果たしたい」という焦りもあったでしょうね。

中途半端に出るんじゃなくて、完全に治してから出れば良かったという意見もありますが、
身体は動かなくなるだろうし、相撲感も鈍るだろうし。

最後はとっても残念な結果になりましたが、一時でも“横綱”という相撲界の頂点に立ったのも事実。
これからは肩の荷を降ろして、第二の人生を歩んでほしい！と思います。

Shin