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Overlap×∞

日々を楽しくおもいっきり!!

2泊3日ぼったくりツアーへ②

2011年05月04日 20時48分02秒 | 社会人(2009~)
(2泊3日ぼったくりツアーへ①から続く。)

宿主が連れてきたドライバーが、自称35歳でアルシンド型ハゲオヤジのシリオム。結構男前ですが、英語が訛り過ぎてて全然聞き取れない事多々あり。

そんなシリオムとの、ドイツが誇るビックカーカンパニー、TATA製コンパクトカーでの旅が始まりました。

初日はデリーからジャイプルまでの5時間の旅。
そんな中での車中の会話はこんな感じ。

■会話パターンその①:ピンクトーク

シ:「ところでお前、日本での彼女は何人いるんだ?」

自:「は?1人だけだよ」

シ:「why?お前はダメだなー、人生損してるな」

インド人は彼女が複数いないと、決まってオーマイガー的リアクションをします。ちなにぼったりツアーをオファーしてきた宿主も同じ質問をしてきて、同じリアクションをされました。その先会ったインド人もこの質問から入ってきます。日本人の「今日は暑いですなー」同じレベルの社交辞令的質問なようです。
そして、公共のブログでは書けないようなピンクトークを繰り広げ盛り上がりました。

エロは国境を越える!

そんな事を思いながらシリオムと徐々に仲良くなっていきました。

■会話パターンその②:超強引なチップの要求

シ:「スジュキ(スズキと発音するのは難しいらしい)、シリアスな話していいか?」

自:「どうした?」

シ:「実は妻が体が悪くてさ」

自:「…」

シ:「腰とかひじとか、いろんな所が良くないんだ」

自:「そうなのか」

シ:「そして5歳の息子と7歳の娘がいるんだが、さっき『お父さん、いつ帰ってくるの?』って電話がかかってきた」

自:「…」

シ:「妻と子供達を頑張って養わなければいけないんだ」

自:(この流れは…)

シ:「だからスジュキ、チップを沢山くれ!」

自:(心の中でキターと叫ぶ)

シ:「お願いだスジュキ」

自:「お前のボスに金払って金が無いんだよ!」

シ:「スジュキこれを見ろ」

おもむろに出してきたのは、そう、ツアーぼったくり宿主と同じ、日本人の感想ノート。

日本人A子「シリオムは、英語の訛りがすごい酷いけど、いいキャラしてます。」

日本人B男「このドライバーのオヤジにチップすごい求められ、黙れといいました。チップいくら払うか悩み中です。」

シ:「どうだスジュキ、いっぱい日本人乗せて、特にA子は学生なのにチップを100ドルもくれたんだぞ!」

自:(100ドルも払うアホがいるわけねーだろ。しかも文句書かれてるのに気づけ、思いつつ)「おれがチップ払う義務はない、金無いし」

シ:「でもこのツアーに申し込んだって事は金持ちの証拠だ」

自:「申し込んだから金ないんだよ!払わねーぞ!」

その後僕が不機嫌になり、車内に沈黙が続くと、その異変に気づいたシリオムが空気を変えるためににピンクトークやインドの歌をかけ始める、といったような事が2泊3日で10回位は繰り返しました。ありえない。

でも都合が悪くなると、ご機嫌をとるために身を張って馬鹿な事をして頑張る姿というのが、すごく人間臭くて、インド&インド人の面白さは底知れないと思ったきっかけでした。

そんな感じで高い金を払った代償に、インド人とすごーくディープな話が出来て、おまけにたくさんのネタが生まれました。今となっては宿主とシリオムに感謝。

ほったくりツアーはまだまだ続きます。

(2泊3日ぼったくりツアーへ③へ)

※補足※
ジャイプルの観光名所で、会社の同期:コニタンとばったり出くわしました。
正直驚きすぎて笑いが止まりませんでした。

地球って案外狭いですな。

2泊3日ぼったくりツアーへ①

2011年05月04日 20時09分53秒 | 社会人(2009~)
インド到着2日目(4/29)のデリーでの事。

午前中にニューデリー駅へ行き、5/1夜バナラシ行きの夜行列車チケット(3等級エアコン付き、800Rp=1600円)を予約し終え、部屋を見せてもらいながら宿探しをしている時、宿主とのこんな会話がきっかけで旅の日程が決まりました。

主:「ところでお前、今後の予定はどうなってるんだ?」

自:「明日の夜に夜行列車でバラナシに行くよ」

主:「そんな遠いところに電車で行く馬鹿がどこにいるんだ!おれが日程を考えてやる。」

それで提示されたのが、

①ジャイプル-アーグラー(タージマハルがある所)2泊3日のプライベートカー&ドライバー付きツアー
②デーリーに帰ってきてからバラナシ往復飛行機
上記合わせて29000Rp=58000円。
ちなみに自分の手持ちの金、70000円。

自:「そんな金ない!ジャイプルもアーグラーも電車でいくし」

主:「そんな遠いところに電車で行く馬鹿な日本人はいないぞ!車にしろ!お前は時間が無いだろ、しかもグッドプライスだぞこれは。」

自:(確かに時間は無い…)

主:「しかもこれを見てみろ、うちのサービスはベリーグッドだぞ」

と言っておもむろに出したのが、そのオヤジのところでツアーを申し込んだ日本人の感想が書いてあるノート。そこにはこんな事が。

日本人A子:「ここのおじさんはすごい優しくていい人です。ツアー参加して満足しました」

日本人B男:「ここは他の会社と比較して料金が良心的です。」

主:「この通りだ、どうするんだお前?」

コテコテの日本人の騙し方でしょう。
でも十数時間も電車はきついのかなと内心思いつつも、

自:「やっぱりこの値段は高すぎる!無理だ、帰る」

主:「ちょっとまて!じゃあ良い様にアレンジしてやる」

①ジャイプル-アーグラー(タージマハルがある所)2泊3日のプライベートカー&ドライバー付きツアー
②デーリーに帰ってきてからバラナシ片道飛行機
上記合わせて19000Rp=38000円。
飛行機代が6200Rp=12400円、それ以外がツアー代。

自:「それでも高い、15000Rpじゃないとだめだ、帰る」

主:「わかったちょっと待て、17000Rpにしよう」

自:「話にならない、帰る」

主:「まあ待ってくれ、16750Rpは!?」

こんな感じでの攻防戦が繰り広げられ、ちょっと口喧嘩っぽくなって他のインド人がその様子を笑ってみてる中で、

主:「16000Rpで決めてくれ」

自:「…わかった、それで決める」


3K(汚い、キツイ、きわどい)貧乏旅行がモットーの僕が、なんとプライベートドライバー付きのリッチな旅をする事に。
<2泊3日ぼったくりツアーへ②に続く>

※補足※

基本的にアーグラー、ジャイプルへは普通のバックパッカーは難なく鉄道で行くらしいですが、僕は教科書(地球の歩き方)予習が全然不足していました。
ツアー料金の9800Rpは相場よりだいぶ値切った価格らしいのですが、20000円の衝動買いをしたようなものです。

というわけで6日目現在結構カツカツ生活。
今日のご飯は昼30Rp、夜30Rpです。それでも十分お腹いっぱいなんですが。
皆さん、お土産は期待しないでください・・・





バラナシの占い師とのやりとり

2011年05月04日 09時23分30秒 | 社会人(2009~)
5月2日、インド5日目の夜の事。
聖なるガンジス河のほとりの街バラナシでの占い師(料金US5ドル)とのやりとり。

凄腕の占い師らしく、ふんぞりかえりながら僕の顔を見てQ&Aを繰り返す斬新な占いのスタイル。
そのとりとめのない一部始終は以下の通り。(自分→自、占い師→占)


自:今の仕事は続けたほうがいいですか?それとも転職すべきですか?

占:してもいいが、もし転職するなら4ヶ月以内にしなさい(占い師ふんぞり返りながら)!

自:。。。(そんな早く転職する気無いし、と心の中で思う)

占:あなた頑固ですね。顔見ればわかります。(占い師ケータイいじりながら)

占:あなたちょっとプライド高いですよね?

自:そうでもないです。

占:。。。(占い師不機嫌な顔になって次の質問)あなたはちょっと欲張りだな。

自:どういう面でですか?

占:すべての面で、例えば、お金、趣味、笑いとか興味あることすべて。

自:笑いには貪欲かもしれません。

占:。。。あなたはジョークを言ってもいい。
(次のお導き)あなたは自立して商売したいと思う事がありますか?

自:たまに思います。

占:(占い師ドヤ顔後、次のお導き)あなたは集中力がないですね。

自:そうかなー。。。うーん。

占:でも集中する時はすごく集中しますね。

自:うーん(誰でもそうだろ、と心の中で思う)。

占:他に何か聞きたいことありますか?

自:旅人を職業した時に、旅先で金を稼ぐ才能はありますか?

占:YES!

自:どんな職業が向いていますか?

占:アート

自:(アートってざっくりしてるなーと突っ込みそうになるも沈黙)。。。

占:これで終わりです。


4ヶ月以内に会社を辞めて、旅する芸術家になると人生ハッピーになるらしいのですが、たぶんそんな事はないと思われます。というわけで5ドルの価値相応のインドネタがまた一つ出来ました。

ガンジス河で泳ぐというノルマは昨日無事に達成し、現地の中学生から「ジャパーニ一緒に泳ごうぜ!」とのオファーをいただいているので、明日朝再度泳ぎに行ってきます。


旅もあと4日、今日は旅疲れを癒すためバナラシでダラダラして過ごす予定。
明日はバナラシからブッダガヤーに移動し、その後デリーに戻り帰国です。