3月16日 ボンボネーラ
今日はトヨタカップでも優勝し、世界一になった事があるボカジュニアースのホームスタジアム・ボンボネーラへ。
ここはスタジアムの一角が博物館になっており、チームの歴史や選手一覧、勝ち取ったトロフィーを展示。一軍で一試合でも試合に出場した選手は名前が書かれるので、2001-2002シーズンに所属していた高原の名前もしっかり書かれていて、なんか嬉しかった。
そしてここでもやっぱりマラドーナはリスペクトされている、一年しかボカに所属していなかったにもかかわらず、一人だけ銅像か立てられ、扱いが違っていた。
そしてスタジアムも見学、1996年に大改装したらしいが思ったよりもこじんまりとしていて、日本のスタジアムと比べて悪言い方をすると汚かったけれど、歴史を感じた。しかしサッカー専用スタジアムな為にここで試合を観戦したらものすごい迫力があるだろうなぁということが容易に想像出来た。
帰国の飛行機がある日曜に試合があるらしく、チケットは明日スタジアム前で売り出されるとの事だったので、もう一度明日来る事に。
サッカーだけでなく、ボカ地区というのはタンゴ発祥の地としても知られていたり、芸術家の卵が集まるという地域で、プラプラするだけでも面白い地域だった。
3月17日 おそるべしアルゼンチーナサッカー
朝はボカのチケットをとりにスタジアムへ、しかし人気が凄すぎて、ソシオといわれる会員しか買えないことを教えられる。チケット売り場に行っても門前払い(泣)
そんな感じで路頭に迷っていると、ラバジェ通りというところのスポーツ店でチケットが売っていることが判明、てかダフ屋ですが・・・、14ペソ(約560円)のところを40ペソ(1600円)で購入!日本で考えたらまだ安い!
サッカー好きとしては、ボカの試合をボンボネーラで観戦できるというのはなかなか幸せなこと。ホント運が良い!
昼からは宿のオーナーの旦那さん:通称サッカーオヤジに草サッカーに連れて行ってもらう。草サッカーといってもスポーツジムの中にある体育館みたいな所を友達たちと借りてやる感じで、ビックリした。結構本格的。
始まってみると、やっぱり上手い。多分20後半から30半ば位の人たちなんだけれど、日本人と比べるとドリブルが半端なく上手い。パスで崩すというよりも、一人でガンガン前に行く感じ。この辺が日本人に足りない部分かな~。
パスも結構いい加減でなかなかトラップしにくい球が飛んできたけれど、狙った所には大体来る感じ。
下手なプレーにはブーイング、点を決めたり良いプレーをしたらものすごい喜び方!おっちゃん達はかなりサッカーを心から楽しんでいる感じだった。アルゼンチンで日本のサッカーと違う事を肌で実感。楽しかった!
夜は宿から地下鉄と鉄道に乗り、ブエノスアイレス郊外へ。今日はインデペンデント対ルナスという8位と6位のチームのサッカーの試合を観戦。ここではなぜかチケットを2ペソぼったくられるというモヤモヤした事件が起きたが、なんとか22ペソ(880円)でスタジアムへ。
席は日本で言うとピッチ横の指定席の位置が、サポーター用の立見席になっていてそこでインデペンデントのサポーター達と観戦。
正直、この両チームはそこまで強くなかった。日本のチームの方が強いんじゃないかな~という感じ。でも見所は試合じゃなくって、サポーターだった!!
応援でスタジアムが揺れる位(構造上の問題?)ぴょんぴょん飛び跳ねるし、相手がミスをすると相手サポーターをトコトンやじるし、応援チームの選手がふがいないプレーをすると結構怒ってる様子だし、お母さんと息子の二人で見に来ていて、息子のために来ているのかと思いきや、そのお母さんが思い切り中指立ててやじってるし・・・とりあえずものすごい熱さだった。正直ちょっと引いてしまった。
日本のサッカー自体はこの先成長していって南米に追いつくことがあるかもしれないけれど、サポーターがこの熱さになる日は来るのだろうか・・・?まあここまでならなくてもいいとは思うけれど(笑)
結局インデペンデントが1-0で勝利。
試合が終わると、相手サポーターとの接触を避けさせる為に少しの間ゲートから出してもらえず、30分くらい待たされた。これも日本ではあり得ない事、こっとではサポーター同士の衝突は怪我で済めばいいものの、死亡事件にまでなるおそれがあるために警察が多く出動して待機。
サポーターの盛り上がりはスタジアム内だけでは済まなかった・・・
帰りの電車でサポーターと一緒になったのだけど、やつらは電車ただ乗りするし、電車の中で応援歌を歌うわ、飛び跳ねるわ、電車の車両をどんどん叩いて盛り上がるわでかなり怖かった。とりあえずサポーターのふりして一緒に軽く盛り上がっておきましたが(笑)
おそるべしアルゼンチンサッカー、というかサポーター熱。
この後宿で仲良くなった日本人の人達と、宿に長期滞在している中国人のシュンサンさんと一緒に夜の盛り場へ行き、帰ってきたのが朝6時・・・朝から晩、というか朝方までかなり密度の濃い一日だった。
3月18日 ボカジュニアース戦・そして帰国
今日は昼まで街中をぷらぷらし、夕方16時からボンボネーラでボカジュニアース対ヒムナシア戦。
ボカは言うまでも無く強豪チーム、ヒムナシアもトヨタカップの南米予選にあたるリベルタドーレス杯に出場しているチームなのでそこまで弱くない。
今日はゴール裏のサポーター席で、昨日以上に選手の動きがすごく良く見えた。昨日の試合に比べて、というかボカの選手はやっぱり上手い!パスがポンポンつながるし、一人一人がかなり能力が高かった。
ボカは魅せて勝てるサッカーを実践できる数少ないチームの一つでしょう。
今年スペインから帰ってきたリケルメは、やはり一人だけボールの持ち方が独特。パスのタイミングやボールタッチの仕方ひとつで観客を沸かせることが出来る本物のファンタジスタ。
そして背番号24番のボランチもすごく上手く、ゲームを作っていた。リケルメよりもよっぽど目立っていたように思う、そのうちヨーロッパに移籍しそう。
そんなボカが前半から4-0とゲームを支配。後半になって早々に選手を3人代えて試合に臨み、失点するものまた1点追加し、終わってみれは5-1の圧勝。
サポーターは昨日のインデペンデントに比べおとなしかった。ミスしてもチャレンジしたミスには大きな拍手を送っていたし、サッカーが分かるファンが多かったように思う。
そんな感じで南米の締め・ブエノスアイレスではサッカーをこれでもかという位楽しみ、今回の旅は終了。25時間のフライトを経て昨日つくばに帰ってきた。
最初は南米はとにかく治安が悪いんじゃないか?という偏見が頭にあったけれど、2、3回ぼったくられた位で特に危ない事はなかったし、いつものようなおっちょこちょいな失敗も無かった。それもこれも夜の一人歩きをしなかったり、スラムっぽいところは避けた為だと思うけれど・・・
日本の人も沢山いたし、現地の人も温かかった。沢山の出会いに助けられ、馬鹿なことも楽しい事もしたし、ものすご~く満喫できた旅だった。
今回も出会いに感謝!!!みんなありがと~!!
そんなわけで僕は4月から普通の大学院生活が始まります。うまいこと夏休みが取れたら「手ぶらでトルコ旅(仮)」しようと思います!
今日はトヨタカップでも優勝し、世界一になった事があるボカジュニアースのホームスタジアム・ボンボネーラへ。
ここはスタジアムの一角が博物館になっており、チームの歴史や選手一覧、勝ち取ったトロフィーを展示。一軍で一試合でも試合に出場した選手は名前が書かれるので、2001-2002シーズンに所属していた高原の名前もしっかり書かれていて、なんか嬉しかった。
そしてここでもやっぱりマラドーナはリスペクトされている、一年しかボカに所属していなかったにもかかわらず、一人だけ銅像か立てられ、扱いが違っていた。
そしてスタジアムも見学、1996年に大改装したらしいが思ったよりもこじんまりとしていて、日本のスタジアムと比べて悪言い方をすると汚かったけれど、歴史を感じた。しかしサッカー専用スタジアムな為にここで試合を観戦したらものすごい迫力があるだろうなぁということが容易に想像出来た。
帰国の飛行機がある日曜に試合があるらしく、チケットは明日スタジアム前で売り出されるとの事だったので、もう一度明日来る事に。
サッカーだけでなく、ボカ地区というのはタンゴ発祥の地としても知られていたり、芸術家の卵が集まるという地域で、プラプラするだけでも面白い地域だった。
3月17日 おそるべしアルゼンチーナサッカー
朝はボカのチケットをとりにスタジアムへ、しかし人気が凄すぎて、ソシオといわれる会員しか買えないことを教えられる。チケット売り場に行っても門前払い(泣)
そんな感じで路頭に迷っていると、ラバジェ通りというところのスポーツ店でチケットが売っていることが判明、てかダフ屋ですが・・・、14ペソ(約560円)のところを40ペソ(1600円)で購入!日本で考えたらまだ安い!
サッカー好きとしては、ボカの試合をボンボネーラで観戦できるというのはなかなか幸せなこと。ホント運が良い!
昼からは宿のオーナーの旦那さん:通称サッカーオヤジに草サッカーに連れて行ってもらう。草サッカーといってもスポーツジムの中にある体育館みたいな所を友達たちと借りてやる感じで、ビックリした。結構本格的。
始まってみると、やっぱり上手い。多分20後半から30半ば位の人たちなんだけれど、日本人と比べるとドリブルが半端なく上手い。パスで崩すというよりも、一人でガンガン前に行く感じ。この辺が日本人に足りない部分かな~。
パスも結構いい加減でなかなかトラップしにくい球が飛んできたけれど、狙った所には大体来る感じ。
下手なプレーにはブーイング、点を決めたり良いプレーをしたらものすごい喜び方!おっちゃん達はかなりサッカーを心から楽しんでいる感じだった。アルゼンチンで日本のサッカーと違う事を肌で実感。楽しかった!
夜は宿から地下鉄と鉄道に乗り、ブエノスアイレス郊外へ。今日はインデペンデント対ルナスという8位と6位のチームのサッカーの試合を観戦。ここではなぜかチケットを2ペソぼったくられるというモヤモヤした事件が起きたが、なんとか22ペソ(880円)でスタジアムへ。
席は日本で言うとピッチ横の指定席の位置が、サポーター用の立見席になっていてそこでインデペンデントのサポーター達と観戦。
正直、この両チームはそこまで強くなかった。日本のチームの方が強いんじゃないかな~という感じ。でも見所は試合じゃなくって、サポーターだった!!
応援でスタジアムが揺れる位(構造上の問題?)ぴょんぴょん飛び跳ねるし、相手がミスをすると相手サポーターをトコトンやじるし、応援チームの選手がふがいないプレーをすると結構怒ってる様子だし、お母さんと息子の二人で見に来ていて、息子のために来ているのかと思いきや、そのお母さんが思い切り中指立ててやじってるし・・・とりあえずものすごい熱さだった。正直ちょっと引いてしまった。
日本のサッカー自体はこの先成長していって南米に追いつくことがあるかもしれないけれど、サポーターがこの熱さになる日は来るのだろうか・・・?まあここまでならなくてもいいとは思うけれど(笑)
結局インデペンデントが1-0で勝利。
試合が終わると、相手サポーターとの接触を避けさせる為に少しの間ゲートから出してもらえず、30分くらい待たされた。これも日本ではあり得ない事、こっとではサポーター同士の衝突は怪我で済めばいいものの、死亡事件にまでなるおそれがあるために警察が多く出動して待機。
サポーターの盛り上がりはスタジアム内だけでは済まなかった・・・
帰りの電車でサポーターと一緒になったのだけど、やつらは電車ただ乗りするし、電車の中で応援歌を歌うわ、飛び跳ねるわ、電車の車両をどんどん叩いて盛り上がるわでかなり怖かった。とりあえずサポーターのふりして一緒に軽く盛り上がっておきましたが(笑)
おそるべしアルゼンチンサッカー、というかサポーター熱。
この後宿で仲良くなった日本人の人達と、宿に長期滞在している中国人のシュンサンさんと一緒に夜の盛り場へ行き、帰ってきたのが朝6時・・・朝から晩、というか朝方までかなり密度の濃い一日だった。
3月18日 ボカジュニアース戦・そして帰国
今日は昼まで街中をぷらぷらし、夕方16時からボンボネーラでボカジュニアース対ヒムナシア戦。
ボカは言うまでも無く強豪チーム、ヒムナシアもトヨタカップの南米予選にあたるリベルタドーレス杯に出場しているチームなのでそこまで弱くない。
今日はゴール裏のサポーター席で、昨日以上に選手の動きがすごく良く見えた。昨日の試合に比べて、というかボカの選手はやっぱり上手い!パスがポンポンつながるし、一人一人がかなり能力が高かった。
ボカは魅せて勝てるサッカーを実践できる数少ないチームの一つでしょう。
今年スペインから帰ってきたリケルメは、やはり一人だけボールの持ち方が独特。パスのタイミングやボールタッチの仕方ひとつで観客を沸かせることが出来る本物のファンタジスタ。
そして背番号24番のボランチもすごく上手く、ゲームを作っていた。リケルメよりもよっぽど目立っていたように思う、そのうちヨーロッパに移籍しそう。
そんなボカが前半から4-0とゲームを支配。後半になって早々に選手を3人代えて試合に臨み、失点するものまた1点追加し、終わってみれは5-1の圧勝。
サポーターは昨日のインデペンデントに比べおとなしかった。ミスしてもチャレンジしたミスには大きな拍手を送っていたし、サッカーが分かるファンが多かったように思う。
そんな感じで南米の締め・ブエノスアイレスではサッカーをこれでもかという位楽しみ、今回の旅は終了。25時間のフライトを経て昨日つくばに帰ってきた。
最初は南米はとにかく治安が悪いんじゃないか?という偏見が頭にあったけれど、2、3回ぼったくられた位で特に危ない事はなかったし、いつものようなおっちょこちょいな失敗も無かった。それもこれも夜の一人歩きをしなかったり、スラムっぽいところは避けた為だと思うけれど・・・
日本の人も沢山いたし、現地の人も温かかった。沢山の出会いに助けられ、馬鹿なことも楽しい事もしたし、ものすご~く満喫できた旅だった。
今回も出会いに感謝!!!みんなありがと~!!
そんなわけで僕は4月から普通の大学院生活が始まります。うまいこと夏休みが取れたら「手ぶらでトルコ旅(仮)」しようと思います!