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日々の中で想うこと
ひとつの出来事から想起する
異なるいくつかのイメージ

通天閣とエイプリルフール

2009年10月04日 | 想うこと

想いのこもったもの展を
通天閣で開催する関係で、最近は新世界に行くことが多いです。

新世界はあたしにとって
少し特別で少し想い入れのある街です。


今から三年ほど前まで
あたしは新世界のフェスティバルゲートという建物の中で働いていました。


今も勤めているショップがフェスティバルゲートの中にあったからです。

でもその頃は今とは違って準社員というか
アルバイト的な立場で働いていました。


すぐにでもこの人の子供が欲しいと思える人がいたからです。
その人との結婚がすぐそばにあったからです。


ある出来事をきっかけにその人は新潟県の佐渡島に行ってしまいました。
あのジェンキンスさんや拉致事件で有名なあの佐渡島です。

島流しされる時のあの島です。



忘れられない3年前のエイプリルフール
佐渡島にいる彼から



仕事終わったらすぐ連絡して



とメールが入っていて

いやー なにかあったんやろか・・・

といてもたってもいられなくて
その日はちょうど早番だったので終わってとにかくすぐに電話したら



通天閣のふもとのパチンコ屋こいや



いつもの感じで言うから


えー

って言いながら走って新世界ジャンボに飛び込んだら
何事もなかったかのように

いつもみたいに北斗打ってる彼がいました。


泣きそうになって何も言えなくなったあたしを見て

   泣くなよ! あほ。   エイプリルフールやろが! 


結局彼と会ったのはそれが最後になりました。


何事もなくラーメン食べに行って
仕事あるから行くわって
すぐ帰ってくるからって
佐渡島に向かう彼を送って、そのまま手を離してしまいました。


今でも新世界ジャンボの前通る時は思い出します。


あんなにジャンキーな街で
こんなロマンス、いただけませんか?



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