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日々の中で想うこと
ひとつの出来事から想起する
異なるいくつかのイメージ

女の幕引き

2009年09月24日 | 日記

いや~

一幕おりました。



今日は祝日の水曜日。


親友のゆかちゃんと一緒に髪を切りに行きました。

ドリカムのサンキュみたいな展開でちょっと照れました。


『すきだったのになぁ~』とは言わなかったけど
一幕おりたあたしにゆかちゃんはやさしく笑いかけてくれていました。



心がほっとしました。




約6年ぶりに前髪を短くしました。

おきにいりの
あごラインのセンターわけができなくなりました。

あの人が短い前髪を気に入ってくれるか心配です。



おいしいイタリアンの食べすぎで
おなかが苦しいです。

胸が苦しくて
吐き出してしまいたい気分です。


でも、吐き出さずにちゃんと消化します。




一幕、おりました。


昨日の朝方、
おとうさんと同じくらいの年代のタクシーの運転手さんに
家まで送っていただきました。

その道中、あたしは運転手さんの彼女として
助手席に座っていたんですが

その人がいろんな話をしてくれるもんだから

思うことがたくさんありすぎて
ぐちゃぐちゃになってた心の一部が溶けだして

バターみたいになって

もっと早くに食べてしまえばよかったと
消化してしまえばよかったと

バケットにはさんで食べやすくスライスしてしまえばよかったと

なんだかそういう風に思えたのです。



邪魔なもの
足手まといになるものは置いてくわ。




松田聖子の「瞳はダイアモンド」聴いてから寝ます。

秋の島根旅行

2009年09月17日 | 旅行

秋の島根旅行

本格的に秋が深まりつつある先週末、島根県に旅行に行ってきました。

世界遺産の石見銀山や、玉造温泉、出雲大社に須佐神社と
島根県の観光地を巡ってきました。

帰りの車中から大山も見えました。


とにかく、
とってもおなかのよじれる旅行でした。

朝6時に柏原の喫茶店モカに集合し
6人みんなでモーニングをしてから車に乗り込み出発しました。

天気予報では雨だったのですが
晴れ女の意地とプライドをかけて気合見せました。

途中の高速で訳わからんくらいの豪雨がありましたが
観光のときは100%止んでくれました。



とにかく笑い転げておなかが痛くてどうしようもない二日間でした。



会話の内容は主にパンティーについてでした。

一生を通して一般の人(下着会社に勤務していない人という意味)が
何回 『パンティー』という言葉を口にするのかを考えさせられる旅でした。


あたしたちはそりゃもう、
こぞってパンティーと発音していたものですので
一般の方が一生かけても言い切れない回数のパンティーをクリアしたと思います。


途中からなにかしらの考慮があって
『おパンティー』 と敬称をつけての対応に切り替わっていました。


とにかくおバカな6人でパワースポットを巡ってきたわけです。
出雲大社は縁結びで有名な神社です。

まあ、念じてきました。
けっこう真剣になってる自分を客観的に見て

むふふ・・・・・

と思いました。



とにかく6人仲良く旅したもので
それぞれが別れて自分の家に帰るのがとってもさみしかったです。


ノスタルジックでした、とても。
忘れてた何かをとっても思い出すような旅でした。


無知で未熟で明らかでなかったときの自分とか
時間の経ち方とか夕方のやってくるかんじとか。

しょうもないことばっかり言い合って笑い転げ続ける時間。


気がついたら眠っていたり
となりにいつも6人のうちのひとりがいたり
あったかくってもうさみしくなるくらいの笑顔があふれていて。



いい旅行でした。
おなかがよじれて元に戻らないくらいたくさん笑って
小さい頃の自分を思い出すようなすてきな旅行でした。



落ち込んだ時はなるべく自分の原点をみつめるようにしています。

原点に戻る、というか
見直すというか。



今日は一日おふとんを干したり
シーツを洗ったり
新しいおふとんを出したり
冬に備えてクローゼットを整理したり
ピアノを弾いたり
夜のお散歩をしたり
銭湯にいったり
パックしたり
久しぶりの友達にメールしたり
カレー食べたり

ゆらりゆらりと過ごしました。


ここはボクの生まれた街です。
ボクの通った保育園も
初恋のかーくんが住んでいたマンションも
同級生の実家の銭湯も
生まれたときに住んでいた古い文化住宅も
変わらず歩いて行ける距離にあるところで暮らしています。


いまだにたんぼのなくならない
どこを歩いても秋虫の鳴く声が聞こえる町で暮らしています。


ざわざわしていた心が落ち着いて
静かになりました。


だいじょうぶ。
明日からもっと輝けます。

コラーゲンパックしたもん。
爪にキラキラ貼ったもん。
いっぱい深呼吸したもん。

ふかふかのおふとんにくるまれてしあわせにねむります。

愛するみんなにおやすみなさい。

想いのこもったもの展

2009年09月06日 | 日記

『想いのこもったもの展』の実行委員をしています。


想いのこもった大切なものを募集しています。

『想いのこもったもの展』とは
『想い』をテーマにした展覧会です。

いろんな世代、さまざまな環境の方々の想いのこもった物を展示し、
目には見えない想いのチカラを多くの人に感じてもらいたい、
とのことで開催が決まりました。

会期は2009年11月1日(日)~7日(土)
場所は通天閣3階です。


想いのこもった大切な何かをお持ちの方はとにかく出展してください。

詳しくは案内を送りますのでとにかく住所を教えてください。


今日は朝から通天閣でミーティングのあと
ひでちゃんとふたりで大阪の北の美術館やらなんやらに
DMを置いていただく広報活動に出ました。

ひさしぶりにあっつい中歩きまわりました。


中之島で『こいや祭り』という祭りが執り行われておりました。

こいや祭りに対するあたしの見解としては
ヤンキー風の人たちが踊り倒す祭りだな、ということです。


『こいやあーーーー!!』
明らかにテープから流れてきた威勢のいい掛け声に笑みがこぼれます。


今日は朝からやたらとサラシを巻いた気合いの入った若者を見たので
なにかにおうな・・・(ヤンキーが集まる気配)
とは思っていましたがまさかそんな祭りがあるとは・・・でした。



想いの話に戻りますが
人生において日々の中で起きる些細な出来事や
人と人との関係の中で起きる許容や拒絶や
行動のひとつひとつ

すべてを広くアートとして捉える考えかたがあります。


それは習慣や癖も含む、ひとりの人が一生のうちに行う
すべての行動すべてが(またその繰り返しが)
芸術的な作品として存在しうる、ということです。


アートの捉え方なんてほんとに人それぞれで
どっちでもいいことの代表なんですが
ボクはなんでもかんでもアートで片づけてしまうのはあまりすきではありません。



ただ、ドラマチックなことはだいすきです。



人と人とが深く強い気持ちでぶつかるとき、
ドラマチックなエピソードが必ず生まれます。

実行委員のひとりとして、とても楽しみです。
いろんな人のいろんなドラマが見られそうです。


とてもやさしい気持ちになれる企画です。


きっとね、
なにも取り立てて展覧会をすることではないんです。


特別な才能がなくても、
人に誇れる能力がなくても、
誰もが持っている大切なエピソードが主役になれる展覧会です。


そこに芸術的な価値が見出せなかったとしても
きっとやさしい気持ちになれる展覧会です。



今日はその後、仕事の打ち合わせがあったので久しぶりに京都に行ってきました。
仕事の打ち合わせはまあ、どうでもいいんですが。

帰りにジュエリーをオーダーしてきました。
ルビーの指輪です。

だいすきなジュエリーデザイナーさんがいます。
中西薫さんというかたです。


年に一回、このかたにジュエリーをオーダーしています。
石から自分で選んで、
デザインを決めてフルオーダーで制作してもらいます。



女の子の子供ができたら

おかんが若い時作ってもうた指輪やさかい
あんた着けときー

言うてプレゼントするのが夢です。



物欲は大いにありますが
喪失に対する恐怖感は欠落しています。



数年前、とてもとても大きなものを失くしました。
一瞬にしてその大切なものは失われました。

止められないスピードで失われていくそのものを見て、
ものに執着することをなかばあきらめてしまいました。

涙が枯れてしまうんじゃないかっていうくらい泣きました。
あれ以来、あんなに泣いたことはありません。



その時の気持ちを忘れたいが為に欲しいものを
手に入れようとするのかもしれません。

たぶん、んー、きっと
あきらめたくないのだと思います。

執着するのなら
愛や絆やそういった類のものに縛られたいです。



人は美しいものがすきです。

愛とか
やさしさとか
花とか
あかちゃんとか
友情とか
やわらかで愛おしいもの
美しいものを好むようにできています。


ん。
とにかく応募をお待ちしております。



水曜日21時前

2009年09月03日 | 日記

水曜日21時前

電話が鳴りました。


パールジャムー!!


電話の主は二度繰り返しました。




久しぶりに聞く声に心がゆるんで
食べかけのキャベツをもてあましながらも

顔がゆるんでしまいました。


ボクに何か変化が訪れているとき
わかっているかのようにそのタイミングでいつも電話が鳴ります。



一年前の今頃、
熱海のある離島で彼と月光浴をしました。

ちょうど今日と同じくらいに欠けた月と
気持ち良すぎてなにもかも忘れてしまいそうな気候


ボクの知っているその人のまわりには
いつも世界が美しくなる音楽が鳴っています。


月の光が眩しくて
自分の持つすべての感覚が
波の音と彼の鳴らす音楽にしか反応できなくなって

宇宙みたいな大きな何かに包まれて
植物や砂や岩石と同じように揺れたりしながらそこにただいるだけの時間


それは今までの人生で経験のない空間であり時間でした。



昨日、月を見ながら去年のことを思い出して
月があんまり眩しく光っているから

長い時間、月をみていました。


月と自分の間に何も障害物がなくて
ボクと月がまっすぐにつながっていました。



そしたら電話が鳴るものだから
こういうのをシンパシーっていうんやなって再度確認しました。


エモーショナルな夜を過ごしています。



感情的で感動的な毎日です。



落胆したり
それを見て心配した友達と近所の和食料理屋に行ったり

元気がなかったり
それを見て心配した友達とイタリア料理屋に行ったり
『そんな彼なら捨てちゃえば?』を観に行ったり
秋物のお洋服を大量に購入したり

ヘコんでる時間がもったいなくなって切り替えに成功したり

そうこうしているうちに感情の針が吹っ切るくらいに怒ったり

やさしさを取り戻して反省したり

友達の彼氏の彼女へのプレゼント選びのお手伝いをしたり

たわいない電話で笑顔がこぼれたり

本音でぶつかってみたり

友達の結婚式に向けてビデオレターを撮影したり



やっぱりしあわせな毎日が目の前に広がっています。


たのしいたのしいたのしい!!


しあわせな毎日がまだまだ続いてくれるしあわせ。



先週入社してきた新人の女の子があたしを見て言いました。


こんなにキラキラした人、見たことなくて
面接で初めてお会いしたとき鳥肌立ちました。
一緒に働けると思ってませんでした。
わたしもキラキラできますか?!


その様子がもうすでにキラキラしていました。
がんばって生きてる人はほんとにもう、キラキラしています。

明日もキラキラしてないとだめですね

パックしてから寝よう。