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Windows PCが突然フリーズする (2)

2012-05-27 16:01:32 | コンピュータ

先々週末に突然PCの調子が悪くなった。いわゆるブルースクリーンが起動後10分くらいに出る。今までもときどき出ていたことがあるので気にせずにリブートしていたが、土曜日から日曜日にかけてブルースクリーンが頻発。特に何をしたわけでもなく、通常のiTunesのアップデートやら、Windows Security Essentialsのアップデートやらをしていただけなので、思い当たる原因がわからない。その頃はまだWindows Vista OSがブート可能であった。

ノートPCがあるので、それでネット接続しながら原因を探る。「ブルースクリーン」で検索するとNirSoft BlueScreenViewで原因を探りましょう、とある。PCをだましだましブートしながら(神頼みなわけですが)、BlueScreenViewでエラーを見るわけだが、毎回エラーが違う。よく出るのは以下のエラー。

0x1000008e KERNEL_MODE_EXCEPTION_NOT_HANDED
0x0000000a IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL
0x1000007e SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDED
0xc0000221 (no error string)

そのエラーの中で共通して出てくるファイルネームはntkrnlpa.exe。これはWindowsのカーネルの一部、すなわちメモリに1やら0やらを入れたり、ハードウェアとソフトウェアの橋渡しをしたりするものらしい。間違ってたらごめんなさい。しかし、そんなファイルが壊れているといってもどうやって直せばよいのだろうか?

システムの復元をすればよいのである。そう思って、無事動いていたときの3日前のOS構成に戻してみた。うまくいくかと思われたが、しかしブルースクリーン頻発は変わらず。さらにブルースクリーンの頻度が上がってきて、OSが立ち上がる前にも起こるようになった。困った。

PCのメインハードドライブはカードリーダーをつけている(動かなくなっているが)など理由があってHドライブになっている。もうひとつ別のハードディスクに英語版のWindows Vistaが入れてあって、これがCドライブにマップされている。仮にブルースクリーンがソフトウェアの問題なら、英語OSの方は立ち上がるはず、と思ってBIOSの設定画面でハードディスクの起動の順番を入れ替え、英語版を立ち上げてみた。やはりブルースクリーン頻発。そして終にBIOSの設定画面もあがらなくなった。つまりPC死亡。

これでわかったことは、ブルースクリ―ンの原因はソフトウェアではなく、ハードウェアだったということ。そこでBTO PCのふたを開けてみた。去年の2月にこのPCは突然の停止を繰り返し、そのときはマザーボードの電解コンデンサの液漏れが原因であった。まさか同じ問題じゃないよな、と思って点検してみると、一つだけ頭が割れて茶色い錆だか液体だかが出ているコンデンサがある。これは前回交換しなかったもので、そのときは頭がまだ平らであった(と思う)。前回の交換では7、8個のコンデンサを交換した憶えがある。一つダメだからといってそんなに不安定になるか? ほかに電源Boxやら、わからないが何かの寿命やら、埃が原因ということもある。埃はできるだけ掃除機で吸い取ったが、ファンの奥の方の埃など吸い取れないし、これが原因ならもうどうしようもない。

一週間経って、昨晩やっぱり電解コンデンサ変えてみよう、と思い立った。よくよく見たら、前回多めに買った新品のコンデンサが2つ残っている! 秋葉原に買いにいかなくていい!! またPCを開けてCPUのファンを外し、CPUを外し、グラフィックボードを外し、メモリを外し、ケーブルを全部外し、マザーボードのネジを外して、台所でハンダ付けをした。台所でやるのはハンダを溶かして接触させるときに煙が出るからである。万が一煙探知機や火災報知機などが鳴ったら困るので、換気扇を回しながらハンダ付けをする。たった一つなのにコンデンサがなかなか外れず、新しいものを付けようとしても残っていたハンダがすぐ固まってえらく大変だった。

そして今日、全部をもとに戻して立ち上げてみたら、動いた! このブログはその直ったPCで書いている。電解コンデンサの他にもう一つ原因かもしれないと思うのは、CPUファンのヒートシンクにすごい量の埃が溜まっていたこと。ヒートシンクの埃は、CPUファンが上に付いているため日頃目立たないし、ファンを外したら放熱グリースを塗りなおさないといけないので、こういうときでないと埃とりをしようという気にならない。前回コンデンサを交換した時に、放熱グリースの塗りが足りなくて何度か熱暴走したことがあったので、今回はヒートシンクの埃を掃除機で強力に吸い、放熱グリースをCPUの裏面とCPUファンの底面にたっぷり塗って起動させた。今回は一発でOKであった。なお、電解コンデンサの液漏れはCPUから発せられる熱も原因の一つであろうから、CPUファンの埃を取っておくのはあながち的外れでもないと思う。

結局、原因としては(1)電解コンデンサ、(1')CPUの熱、ということになった。前回と同じであまり面白くないが、同じような問題でお困りの方はご参考下さい。そもそもこのPCを購入してから6年くらい経っているので、今はマザーボードのコンデンサの質も良くなっているのかもしれない。それから、私は基本的に電子関係は素人で、ハードディスクの増設くらいは自分でやるが、自作PCは作ったことがない程度のレベルである。

<結論>
電解コンデンサがたった一つ液漏れを起こしていても、PCは止まることがある。

 


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