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困った時のメモ代わり

とても小さな社会貢献です

キャンプ便利グッズ (5) エアマット

2018-07-17 23:30:31 | アウトドア

デイキャンプもあるけど、キャンプでは通常宿泊する。宿泊するときは通常寝る。寝るには通常テントとシュラフがいる。テントの目的は雨よけ・虫よけだ。シュラフの目的は防寒。だから、雨と虫と寒さのないところ(晴天の高原とか?)ならテントもシュラフもなしでたぶん大丈夫。最悪、雨が降ってもゴアテックスの防水シートとかツェルトをぐるぐる巻きつけてればなんとかなる気がする。やったことはないけど。

しかし、どうにもならないものもある。固い床だ。自然の中で寝る場合、まともな状況では、固い床の上で寝ることは避けられない。ふかふかした草の上で寝てもいいが、そこはおそらく虫だらけ、湿気だらけ。砂の上で寝てもいいが、そこも海水の湿気だらけ。内陸の寝られるところと言ったら、固い土か草の上しかない。固い床で寝たこと、ありますか? とてもじゃないけどぐっすり眠れない。テントがあってもなくても、そんなときとても役に立つのがエアマットである。

貧乏性の私だが、エアマットだけはいいものを使っている。これだ。モンベルにはほかに2.5cm、3.8cm、5.0cmの厚みのある、ウレタンエアマットを売っているが、この純粋な(ウレタンのついていない)エアマットは7cmの厚さだ。しかもウレタンがついていないので、空気を抜けばほぼ両手ですっぽりもてるくらいの大きさになる。しかも軽いから、登山のときにも打ってつけ。モンベルのエアマットを買うかどうかは別として、キャンプにはマイ・マットを持って行くことを強くお勧めする。そうでないとぐっすり眠れない。翌朝も爽やかなはずの朝がどよーんとして、キャンプ気分が台無しだ。どれだけ、自宅の寝室環境が恵まれているかを実感し、やっぱりインドアが一番、という間違った結論を出しかねない。仮にあなたが良くても、きっと配偶者か子供かがご機嫌斜め。そうならないためには、マイマットを買い、一つしかなければまず配偶者に差し上げることを推奨したい。


キャンプ便利グッズ (4) トイレットペーパー

2018-07-10 23:51:40 | アウトドア

何が欠かせないって、キャンプ時のトイレットペーパーほど欠かせないものはない。私のキャンプグッズには必ずトイレットペーパーは入っている。目的は4つほどある。

  1. 食器の汚れを拭きとる
    キャンプサイトでは普通は洗い物はしない。まオートキャンプ場とか、そうでなくても普通のキャンプ場には炊事場がついているが、私はそんなところではキャンプはしないので、そもそも炊事場はおろか、水道もない。仮にあったとしても、浄化施設がないところで洗剤を使うのは大変ためらわれる。そんなときのトイレットペーパー。油汚れもカトラリーの汚れも、何回か折って拭いてしまえばおしまい。拭いたものは焚き火台で燃やしてしまう

  2. 水を拭きとる
    何かと水を使って濡れることがあるが、ちょっと濡れたものならトイレットペーパーでさっと拭き取ればおしまい。上流に人がいないところなら、食器もさっと水洗いして、トレイっとペーパーで拭いてもいい

  3. 火つけ
    ガスボンベがないとか、木が湿っているとかいうときはトイレットペーパーを丸めて火付けに使う。最初にトイレットペーパー、次に木の皮(を細かく裂いたもの)、次に細い枝(を適度に折ったもの)、太い枝、というふうに火を大きくしていくと、焚き火が楽しめる

  4. 最後にトイレ
    これは本来の目的だが、トイレで使って、持って帰ってもいいし、焚き火で燃やせるようなら燃やしてしまう

こんなに便利なトイレットペーパーだが、濡らしてしまうと単なる濡れた紙の塊になってしまう。ビニールの袋に入れるなりして、くれぐれも防水にはお気を付けを。

 


キャンプ便利グッズ (3) ダブルのマグ

2018-05-19 22:00:57 | アウトドア

焚き火またはバーナーでお湯が沸かせるようになったら(実際にはやかんか、クッカー(鍋)が必要だが)、つぎはお茶を飲む。肌寒い春・秋はもちろん、夏の朝晩でも温かいお茶の出番は多い。寒いときに、ふうふう言いながら外で温かいものを飲むのは至福の瞬間だ。

そんなときに必要なのがダブルのマグ。

ダブルって何がダブルで、ダブルがあるならシングルやトリプルはあるの? と思った方は鋭い。ウィスキーでダブルといえばダブルショット、ショットグラス2回、あるいは指二本分ウイスキーを注ぐという意味だし、ホテルでダブルベッド・ダブルルームと言えば「二人用」を表す。マグのダブルは、カップの側面が二重になっていることを意味する。英語で検索したらdouble-walled mugとあった。直訳して二重壁マグ。こちらの方が分かりやすい。

シングル・マグは側面の金属が一重だ。トリプル・マグはわたしの知る限り無い。このカップの側面のことを日本語で何と呼ぶか、こちらも検索してみたのだが、わからなかった。例えばお茶碗なら、側面の上半分は胴、下半分は腰と呼ぶらしい。マグの筒部分の名称をご存知の方は教えてください。

マグが二重だと何がいいか。熱いものを飲んでいても唇や手が熱くならないのである。それに限る。中身が冷めないとか、保温効果が、とか書いてある記事もあるが、そんなことは思ったことがない。金属なら直接火にかけられます、という記事もあるが、そんなこともしたことがない。冷たいものなんて、蛇口から直接とか、手ですくって飲んだりして、マグを使うことすらないこともある。もちろんマグには持ち手(ハンドル)もついていて、熱いものを飲むときはそこを持てばいいのだが、直接胴体をもって飲むこともよくあるでしょう。唇問題はもっと深刻で、熱々のものを飲むときには液体が唇に触れるより先に金属に触れてしまうので、飲めないときがある。素手でもつい触れてしまう。そんなとき、シングル・マグなら熱っ、と手を慌ててひっこめるところが、ふうふう言いながら平然とマグを握って、唇をやけどせずにお茶が飲めるのである。モンベルとかスノーピークのマグなんてお勧めだ。ちなみに家で楽しむ用のガラス製のダブル・マグもある

この前ダイソーに行ったら、ステンレスのダブル・マグが200円で売っていた。もちろんそれでもいい。チタンでもステンレスでも、3,000円でも200円でもいい。アウトドアで楽しめたら、それが一番重要なことだ。

 


キャンプ便利グッズ (2) 焚き火台

2018-05-10 23:59:42 | アウトドア

キャンプで必須の道具第2弾は焚き火台である。

焚き火をするときに必要な道具は何か? 答えは「特に何もない」。By definition、燃えるものがあって、火がついて、それがきちんとコントロールできていれば特に何も道具は必要ない。私が子供のころ、直火で焚き火をすることは何も問題なかった。というか、焚き火台という道具がなかった。キャンプ場にはかまどはあったが、かまどはあくまで調理するための場所で会って、焚き火なんてどこでも適当にやるのは当たり前だった。

直火はいかがなものか、という風潮が出てきたのは今から20年ほど前である。思うに、理由は2つある。一つは、キャンプ場というものが整備されだして、より都会的になったこと。例えば芝生の上でキャンプをしたら、草は焦げるし、灰で真っ白、雨が降ったらアルカリ性になってしまう。それは営業上好ましくないし、もっと綺麗に使いたい・使ってもらいたいというキャンプ場経営者・ユーザからの意見が出だしたこと。

もう一つは、海外で、直火は生態系に対していかがなものかという概念が出てきたこと。私は個人的には「いかがなものか」という言い方は好きではない。相手に考慮を促すという「上から目線」な要素がその言葉に含まれているからである。いかが、って何?、と訊きたくなる。それはともかくとして、直火は地面に熱を与えるし、どうしても燃えカス・灰の処理が必要になる。土壌の燃え具合によってはそこに住む微生物にも影響を与えるらしい(山火事の話ですけども)。キャンパーは都会に帰ればよいが、残された管理人は困る。

焚き火台はこの問題を大部分解決する(全部ではない)。まず直火ではない。地面に焼け焦げはつかないし、灰は棄てるかもしれないが、まとめて棄てることができる。

ちなみに私はこれを使っている。網で食べ物を焼くことができるし、網を外せば焚き火ができるし、六角形で安定的にも優れている。下から空気が入るので、完全燃焼しやすい。たたむとぺちゃんこになって持ち運びに便利。とてもお勧めです。


西湖でカヤック (2)

2018-05-08 23:53:45 | アウトドア

カヤックで遊ぶ時のアドバイス

  • 底の栓は閉めること
    カヤックには排水のための栓がついている。栓をしないまま水に入ると浸水します(当たり前だけど)。といっても、浮力があるので浮くは浮く。早々沈んだりはしないので、焦らないように。でも浸水しちゃうとお尻は冷たい(底の栓を閉め忘れてパンツまで濡れた)。
  • パドル等から水がこぼれて浸水します
    カヤックのパドルにはブレードとシャフトの間に輪っかがついている。これは何のためかというと、デュアルパドル(両側にブレードがついているパドル)の場合、常に水に入れた方を高く上げて、反対側を水に入れるということを繰り返すわけだが、その時に、上げた方のブレードから水が滴り落ちるのである。輪っかがないとその水はシャフトを伝って、全部自分に流れてくることになる。輪っかのおかげでそこで水が止まるわけだが、必ずしも全部止まるわけではない。やっぱり少しずつこぼれてしまう。一生懸命漕げば漕ぐほど、水はカヤックの中に溜まっていき、普通は両サイドの低い部分に隠れているのだが、揺れたりすると、出てきてお尻を濡らす。

    そんなとき、雑巾などがあると、拭いたり、水を吸わせたり、その水を外に絞ったりして排水できるから、便利。ついでに汚れた部分も拭き掃除できたりする。
  • 手が荒れます
    遠くから眺めていると、カヤックは水面を滑るアメンボのようなのであるが、実際漕いでみるとパドリングは重労働である。モノをずっと握ったまま、肩を動かす、という作業は日常ではなかなかない。それに加えて上のブレードから水が滴り落ちてくる。すると手荒れ・まめ・特に親指の付け根辺りに靴擦れならぬパドル擦れができる。手が荒れやすい人は撥水性のグローブなんかがあるといいでしょう。

  • 体も濡れます
    パドルから水が落ちてくるし、波があると波しぶきがかかるし、風があるとさらに水滴が飛んでくるので、カヤックはどうしても濡れると思ってよい。風・波・天気・漕ぎ方等によるし、ずぶ濡れにはならないが、さらっとは濡れる。さらに浸水してお尻も濡れるかもしれない。夏の暑い日はいいかもしれないが、そういったことを考慮して、涼しいときは濡れないレインウェア上下とか、濡れても乾きやすいポリエステルのシャツ・ズボンの方がいい。間違っても厚いジーンズとか綿のシャツとかは止めた方がいいと思う。

  • 日焼けに注意
    これも当たり前だが、水の上では日を遮るものがない。海・湖では一旦出発したらしばらくは帰ってこれないだろう。さらに水の上では雪面ほどではないものの、水面からの紫外線の反射もある。皮膚が弱い人は帽子、ロングスリーブ、ロングパンツで行くか、日焼け止めをしっかり塗った方がいい。

地表面の反射と紫外線