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低山徘徊の記 プラス 日常ブログ

日常生活、九州のお山の散歩や芋焼酎・・・そんな自分の好きな事だけ書き散らす。どうでも良いよな、ブログですね。

雲仙 普賢岳1359m(長崎県)

2012-05-25 22:18:16 | 徘徊の記(その他の山)
雲仙を目指した4(5月19日)
国見岳山頂横で小休止のつもりが、思いの外、景色を眺め過ぎたようで・・気付けば9時40分、国見分かれにもどり普賢岳鞍部の鬼人谷口まで妙見カルデラの急斜面を一気に下ります。

10時に鬼人谷口通過。ここからは鳩穴別れまではほぼフラットな道です。

西の風穴~北の風穴の間にみつけた岩、、ん??鷲かな?いやいや、鷹かな?北の風穴に到着10時25分、、朝飯を抜いてしまったのでガス欠です、、●ロリーメイトを頬張り水分補給をしていると、後ろを、、23名の団体さん通過、うっ、、渋滞必須かな?やむなく、、ここで20分待機し出発。

10時50分鳩穴分かれに着きました。鳩穴と言う大きな溶岩トンネルがあった場所らしいですが、平成新山の溶岩下に埋もれてしまいました。

平成の溶岩ドームが成長し崩落が始まった頃には火口からマグマが直接飛び出すブルカノ式噴火もおこったようです。その時の飛び出した粘りの強いマグマが急速に冷え固まったものの、中のガスが膨張しパンのようなひび割れが生じた火山弾、その名も「パン皮状火山弾」。辺りにゴロゴロと転がってます。そしてここからが、本日のメイン。5月9日に開通した平成新山を最も間近に望める新道です。霧氷分かれまでは一方通行です。急登です。かなり足にきてますが一息に登り切るとそこに平成新山本体の岩屑斜面が現れます。

この山体が成長する過程で真裏に当たる急斜面を崩れ落ちたのが、あの火砕流だった訳で、人の暮らし、人の命、畑、建物、美しかった風景、、いろいろな多くのモノを呑みこんでいる山です。

立岩の峰に立ち普賢岳へ続く新道を眺めます。立岩の峰も今から向かう普賢岳も、実は妙見カルデラの中に現れた平成新山と同じ6千年前の溶岩ドームだったそうです。20年以上も人の立ち入りが禁止されていた場所故なのか、平成新山の山体とは対照的に、、柔らかな新緑がきれいです。

途中、ヒカゲツツジの群落があったりと見処一杯の素晴らしい新道を堪能し過ぎて、12時ちょうど普賢岳山頂。昼食中の登山者でにぎやかです。

アップで眺めると、いまだ噴煙が立ち上る平成新山山頂です。随分穏やかになったであろう山頂を眺めつつ心の中で、、この山に呑みこまれた多くの命に手をあわせ賑やかな山頂をあとにしました。下りのあざみ谷から仁田峠は下山の大渋滞、、1時20分仁田峠着。1時40分池の原園地に無事到着。なかなかよいペースで歩けたのかな?平成新山の岩肌にも、、ミヤマキリシマの小株が少しずつ定着しつつあるようで、自然ってすごいなと思いつつ、、霧島も噴火が収まればまた何時の日か復活したミヤマキリシマが見られるのかな、、などと期待もしてみたり、、秋、、紅葉の時期に再びと思う、、雲仙の山々でした。


雲仙 妙見岳1333m~国見岳1347m(長崎県)

2012-05-20 12:46:53 | 徘徊の記(その他の山)
雲仙を目指した3(5月19日)

苦しい登りが終わったようで、ここからは妙見カルデラの稜線上です。一気に歩きぬけます。妙見神社横から脇道へ。8時50分妙見岳山頂。

国見別れへ向かう途中から普賢岳とその向こうに平成新山を望みます。

振り返れば今、通過したばかりの妙見岳。

9時10分、国見分かれ通過。

9時20分、国見岳山頂です。バックの平成新山の姿が威圧します。

山頂から少しもどったミヤマキリシマの中で小休憩です。ここらの花はマダマダ瑞々しく今からが満開の時期のようです。さ~て、次は、平成新山まで一気に行きましょうか、、、って、、続く、、つもり。

雲仙 池の原園地~妙見駅(長崎県)

2012-05-20 09:57:52 | 徘徊の記(その他の山)
雲仙を目指した2(5月19日)

本日の登山口、池の原園地に7時過ぎに到着、、3時出発でしたから、、思いの外時間がかかりました。標高は750mを越えてる位でしょうか?ミヤマキリシマは少し盛りが過ぎた感じ。7時20分に歩きはじめました。

一路、仁田峠を目指します。

やっぱりいいですね、ミヤマキリシマ!オンリー九州です!

池の原~仁田峠間は黙々と歩く樹林の中の階段状、、全く面白見がなく画像なしでした、途中、軽装の若者3人に一気に抜き去られ、、自信喪失。8時ジャストに仁田峠駐車場に飛び出しました。仁田峠駅のロープウェイはまだ稼働準備中、こっそりと妙見駅まで楽してやろうかとも、、考えましたが、、イヤイヤここは一つ真っ向勝負で歩きます。

しかしなぁ、、下から見上げる妙見駅。かなりの高度感がありますね、、

仁田峠駐車場を見降ろします。ここら辺りが見頃の満開状態のようです。今日はたぶんここ、ミヤマキリシマ目当ての車で大渋滞になるんじゃないかな?

8時40分、、辛い登りに足腰が悲鳴をあげっぱなしの状態ながら、、妙見駅で170円の500mlペットボトルを購入です、、今日は暑くなりそうで、、水分温存作戦、、遂に妙見駅超えです。

雲仙を目指した 

2012-05-19 23:45:28 | 徘徊の記(その他の山)
1990年に噴火を始め、1991年6月3日には死者・行方不明者43名と言う大火砕流が発生した雲仙普賢岳。火砕流が始まった当時、私は福岡県久留米市に住んでおり仕事の担当地区が熊本県玉名市までと正に雲仙の対岸。その頃はまだ火砕流なんて言葉が新聞やTVで使われ始めたばかりでそれがいかなるものであるのか詳しく知らず、熊本県・福岡県側の安全な海沿いの場所から、山の斜面をモクモクと流れ落ちる煙のようなモノがタダ珍しく眺めていたような気がします。しかし、、日中に眺める火砕流は単なる煙の流れにしか見えませんでしたが、、少し帰宅の遅くなった日没後に見えるものは、、暗くて煙は見えませんが、、煙の中身である高温溶岩の粉砕されたモノが真っ赤に見えて、、正に、、流れる炎。これには少々肝を潰した記憶があります。そしてその後の6月3日の大火砕流、、噴火沈静後もこの目でみた、あの流れる炎や報道で繰り返される大火砕流の映像の為なのか?、、雲仙に登ってみようと思った事がありませんでした。

ミヤマキリシマもアケボノツツジと並んで大好きな花の一つです。毎年開花の季節になるとその咲き誇る風景が眺めたくなり九重の山々や霧島の峰々へ出かけています。特に霧島のミヤマキリシマ!多彩な色合いで咲き誇る裏霧島の花々に真っ白な小株を見つけた時は、「ああ~、、来年もまた来ます、ここにずっと人知れず咲き続けてね。」なんて柄にもなく優しい気持ちになり人知れず心の中で呟いていたり・・・
そんな慣れ親しんだ霧島も2011年1月19日に新燃岳の火山活動の再開、、その後爆発的噴火を繰り返し、ご存知のとおり現在もほとんどの峰々で入山規制中です。新燃岳・獅子戸岳鞍部のキリシマミツバツツジや裏霧島のミヤマキリシマはたぶん壊滅的打撃を受けているんでしょうね。今年は、久々に、山に登るきっかけとなった九重の大船山にでもと思っていたのですが、、

そう、雲仙に火砕流の原因である平成新山をマジかに見る事の出来る新しいルートが作られたとの情報。この情報を聞き、、今まで行こうと考えた事のなかった雲仙に俄然興味が、、開通は5月9日。今年のミヤマキリシマは今まで見たことのない雲仙にしようか、そしてあの恐怖の火砕流の根源は今どうなっているのか?、、で、、出かけてみました!

5月19日早朝、千々石町辺りから眺めた雲仙。

中小屋山は?

2012-05-03 09:05:55 | 徘徊の記(その他の山)
フォレストピア六峰街道6
九左衛門峠の次は、、順番でいけば中小屋山。しかしなぁ、、長時間運転と久々の歩きで左膝が随分と痛くなってきた。それでもここまで来たのだからと思いなおし、、取付を探します。

ミツバツツジですね。

ヤマツツジももう咲いてますね。

なんて、、林道沿いをウロウロしていると、、なにやら、目の前に、ヨタヨタと黒い物体が現れました!なんだなんだ?

タヌキ!?そっと近づきカメラを向けても逃げません。

逃げるどころか側溝に入り込み何やら食ってる様子です。それならば、、も少し近づいてやれ、抜き足差し足で間を詰めます、、が!、、やはり野生の生き物です。気付かれた!!と思った瞬間、風の様に中小屋山の斜面を駆けのぼり、、樹林の中へ消えました。

で、こんな騒動をしているうちに、さっきのタヌキに化かされちゃ困るんで中小屋山はパス、、根性ねぇ~な。崘出山に行ってみようか?速日の峰かな?なんて走っていると、、道、間違えました。帰宅予定コースの真逆、、宇納間方面に半分近くまで下り、気付いたものの、Uターンの気力が出ずに「ヤッパ、タヌキにやられたかな?」と呟きながら、、麓へ向かう徘徊記でした。(後から考えれば、、アナグマかもなぁ)