じゃらじゃらフォトセラ

箕面の身近な光景、草木や花の造形、神戸・京都などのんびり散歩しています。ゆったりカフェ気分でフォトセラピー(^o^)

笑顔を上手に撮るために

2006-10-18 | 【 じゃらじゃらしたこと 】
「はい、チーズ!」の解説
さて、昨日の問題の答えを解説すると・・・・

この問題、どこにポイントがあるかというと、
「チーズ」という言葉。

コメント書いてくれた人の答えにもあった、
“緊張をほぐす”というのもスナップ撮影には重要なことだけど、ここでは「Say,cheese!」に注目。

外国の人を撮ってあげたことってある?
観光地や、ちょっとした時に、彼らに頼まれたことが何度かある。
すごいな、と思うのは彼等の写される、という意識。
写真というものの意味をキチンと持ってるからこそ、写るときにはちゃんと写る。
店頭で、あまったフィルムを撮りきってしまいたい、という人がいた。
そんな、ついでの(失礼!)撮影でも、撮るとなると
スッと離れてしゃっとポーズ。
しかも顔はすうっと軽い笑顔に。

笑顔といっても、大笑い・バカ笑いではなく。
にこっと。口角をすっとあげて、目は開けたまま。
それが撮られるときの“撮影用笑顔”とでもいおうか。

でも、それ正解なんだよね。
撮影用にはそれに適した笑顔がある。

自然な笑顔はカワイかったり美しかったりするけど
たいていの人が、目を細くしていて、ポーズとしてはねえ。。。

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また脱線が長くなってしまった。。。

今回の「はい、チーズ」は、意識的には撮られることが分ってる場合、というシチュエーションにあたる。
先にオレが主張した“自然な表情”からすれば矛盾してるけど、まあ、許して。
一枚はちゃんと撮りたいって時もあるもんね。
それが記念写真、で、「ハイ、ポーズ写真」ってこと。
オレの言うスナップ写真とは一線を画するものですね。

で、外国の人も多分、「cheese」って行ってると思う(実際はよく知らないけど)

これ、なぜか?

答えは、その言葉を発する時の口の形。
そう、「チー」といってる時の口。

歯は開いてないでしょ?
で、イ行は口が横に引っ張られて、笑顔の口と似る。
例のモデル写しの時の口角をあげて・・・に近くなる。

だから、「Say,cheese」なんだよね。
つまり、(日本人みたいに子音をはっきり発音するとちょっと違ってくる)
イ行を発音せよ、と。

日本人は「チーズ!」って、「ズ」までしかもはっきりと発音するからイ行じゃなくウ行になっちゃうのよ。
それじゃ、だめなんです。

「ズ」まで言い終わっちゃったら、「チュウ」するときの口になっちゃうよ。。。。
(それはそれで面白いかもだけど)

だから、正解は「チ~(カシャ)ズ」なんです。
イ行の発音のうちにシャッターを切る。

一度、鏡をみながらやってみてね。


で、2番の「キムチ」
もうわかったでしょ?
キムチはチで終わるから、口の形はイ行で終わる。
(しかも、子供にとっては、笑顔が必要な撮影時に辛いものを思い出すというナンセンス的なところに面白みを感じてくれて、けっこう本当に笑ってくれる可能性もある)

こんなところにも、ちょっとしたアイデアがあるんだよね。

写真館では、チーズとは言わないです
(本当にどうしようもなくなってヤケクソになって言うこともあるけど・・)


ちなみに、撮るときに
「はい、○○ちゃん、笑ってー」って声かけもベストとは言えない・・
ベターともいえないかな。。。

大人でも、笑ってって言われて、そう笑えるモンじゃないでしょ。
苦笑いにならない?

例外的に、女性は武器としての笑顔をもってるから、“落としの微笑み”ってヤツやね。
あれができる小悪魔系の女性はできるんだけどサ。
その笑顔はちょっと今回の狙いとは違うでしょ。。。しかも子供にしてもらってもねえ。。。色っぽいのはまた別やし。



随分と長くなったけど、今回の解説はこんな感じで終わりです。

モデルたちは、撮影の時にカメラマンが求める笑顔っていうのに応えるそうだけど

「はい、75%の笑みねー」とか
「はい、ここは50%の笑みで」
「ここは90%の大笑いで」とか求められるって。

そうゆうのに応えるって、やっぱり凄いね、プロ魂。

で、記念撮影的ないわゆる“いい顔”っていうのは
やはり、目はちゃんと開けて、口角端のほうがスウっと上がるくらいの笑顔。
歯の形や唇や表情で歯の出し方は臨機応変。

今回はちょっと子供向けじゃなかったかな。

ま、ポイントは イ行の発音ってことで。



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