じゃらじゃらフォトセラ

箕面の身近な光景、草木や花の造形、神戸・京都などのんびり散歩しています。ゆったりカフェ気分でフォトセラピー(^o^)

笑顔獲得の必勝法!?

2006-10-18 | 【 じゃらじゃらしたこと 】

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基本的に、ottsoの写真は“自然さ”がモットーです。
なので、人物写真の場合はスナップ命。

スナップというのは、瞬間写真とでも言おうか、
普段の様子の中で、光り輝く瞬間、表情こそが一番美しい、という考えです。

その瞬間の表情を撮りたい。

なので、前回の「コツ」はちょっと余談って感じですが、
ま、記念の写真も(ottso的にはそれは写真というより“記録”ですね)
なるべく、いい表情で残したい、というための技術的なコツってことかな。
精神論で言えば、その瞬間に“自然な表情”が引き出せることがベストってことです。

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さて、タイトルで想像つくと思うけど。
前回の続き的な話題です。

「ハイ、ポーズ写真」でも、できれば自然な表情の笑顔を
撮りたい、っていうのが希望としてはあると思う。

特に、そのコの自然な笑顔をいつも見ている親としてはホント、そう思うよね。
“普段 もっとカワイイ顔するのに”って。
カメラ向けた途端に、ぎこちなくなったり、こわばったり。。
どうして肝心なときに、あのいい顔できないのかなって。

でも、まあ、アタリマエなんだよね。緊張するもの。
ウチのユウトは、かなり一般の子供よりも撮られる事での緊張が少なく済む環境だったと思う。
自分に向けてシャッター切られたことっていうのは多分何千回とあったし。

写真館でのチラシ撮影のモデルをしてもらったこともあるんだけど、
父が撮影、アシスタントが母。
他のスタッフも普段遊んでもらってる人だったから、かなり慣れてるハズ。

オマケに母親はずうっとダンスをしてきてて、屋内・屋外問わず舞台や
人前で何かパフォーマンスをするということをしてきてる。
ユウトは一歳半のとき、母が神戸のフラワーロードで白昼、仮面とマントで
パフォーマンス、撮影が終わるのを自分の乳母車押しながら待ってた・・・なんてことも。

そうゆう、人前に出るということを小さい頃から見て、経験してきてるユウト。

それでも、モデル撮影の時は緊張したって自ら言ってた。
照明当てられて、周りに人がズラリと並んで・・・だしね。

(後で聞いてみたら、「その緊張がイイねんやん」って言ってたけど。その辺が母の血かな・・・オレにはムリ。。余談)


だから、ある程度の緊張はするもの、と覚悟を決める。
で、できるだけそれを和らげることが必勝法になるワケよね。

写真館で撮ったことのある人は知ってると思うけど、
いろんな小物を使うでしょ。

子供っていうのは正直。
興味のないものをじいっとは見ないんですね。
カメラの方見てっていっても、興味なければもう、ムリ。
無理やり顔だけ向けさせても、表情はイマイチ・・・

アタリマエだけどね。

なので、興味を引き付ける必要があるワケで。
子供の興味をカメラの方に向ける。で、撮ってカメラ目線、表情オッケーみたいな。

それに必要な要素は・・・
“サプライズ” これです。

「あ!」って子供に思わせる。(もちろんいい意味でね)
そうすると、子供ってすぐに表情に出る。
目の表情が違うから。目がポイント。

嬉しいサプライズを与えると、子供の目はキラキラ輝きます。
そして、その目線をこっちにもらう。

でも、サプライズで喜んでも、子供の目線を一点にもらうのは一瞬の勝負。
多分、一秒以上の長い時間は見つめていない。
しかも、対象が必要。
カメラという電気機械に子供は嬉しい目線をくれません。

だから、写真館やプロは小物を用意する。
目線の置き所としてのマーカーですね。

その用意をした上で、後はその子の興味を引けるかどうか
サプライズを持ってこれるか。
普段のその子の興味関心や性質も関係してくる。

この点ではプロよりも親や身近な人の方が有利なのわかるでしょ?
(経験の豊富なプロは、ヘタな親より子供の目線引くの上手いけど)

でも、これ、一人で撮るのはけっこう難しいのよ。。。。

ハイ! って、興味引きつけておいて、瞬間に撮る。
小物も持ってカメラも持って・・・・
ちょっと工夫がいるかもね。

二人いると楽。
一人がデモ役、一人が撮る役。
カメラに引っ付いて、「こっちー!」って合図。
見た瞬間、撮る。何回もシャッター切る。
(一回や二回のシャッターでいい顔撮れるなんてアマイです)
二人の息も合ってないといけないね。
これ、はっきりいって練習です。

行き当たりばったりで、プロでも難しいことができるワケない。

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さ、この小物サプライズ手法。

ポイントを挙げると、以下の点に留意して。

1.目線マーカーとなる対象物(小物)を用意する。
2.小物は、常出しておかない。(撮る寸前にパッと出す)
3.「笑ってー」と言わない。
4.興味を引く
5.何度も撮る


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アタリマエっぽい?そんなことで?って思うかな。
1.2はまあ、すぐに実行できることだから、やってみてね。

3は? なぜ?って思う?
子供は、“可笑しいから笑ってる”んです。
笑った顔を見せたいとかの意識をしてるわけじゃない。
それは大人の理性で考えたこと。
だから、そこに“可笑しい”もしくは“嬉しい”何かを
作ってあげることこそ大事。
子供は、共感してくれることを喜びます。
自分のことをよく知ってくれてることを喜びます。

ってことは・・・

対象となる小物は好きなもの、ってことになるでしょ。
だから好きな人形などを用意するんです。

つまり。
3.4の合わせ技として。

好きなキャラクターを、パッと出す。
    ↓
「あ、こんなとこに、誰かいるよ!」とアピール。
ってことになるかな。写真館でもよくやってるでしょ。

で、「これは誰?」って尋ねる
「誰がきてくれたん?」って。

子供に、応えさせるというのがミソ。
こうしなさい、お願いこうして、というのは効果ない。
子供が乗ってくれば、オッケー。

ここにも小さなポイント。
キャラクターは、笑ってる顔のものがいい。
キャラクターの名前はイ行終わりのものがいい。

理由:
◆キャラが笑ってると、(サプライズの手は一回か二回しか使えないから。今に飽きる)会話しながら持っていける。

「あ、○○がカメラのところにおるね。どんな顔してる?」
みたいに。ここで、あえてボケるのも手。「泣いてるな、こいつ」とか。
子供が「ちゃうやん、笑ってるやん!」って言ってくれたら
・・・多分その時は生き生きした表情になってると思いません?

◆キャラの名前がイ行終わり
これ、もう分るでしょ。
ただキャラ名を尋ねるだけで、「チーズ」効果がある。
しかも強制でなく、嬉しいサプライズで。

・・・この点でも世界のミッキーマウスは優秀です。

「あー、見てみて!ここに居るのは誰?」
「ミッキィー!!!」

となれば、もうバッチシでしょ。

注:ミッキーが好きでないと効果ないです。「だから?」で終わる。
普段上品に、ミッキーマウスって呼んでる子にも効果なし・・・わかるよね?

5については、当然ということで。

気が付きにくいことだけど、いい写真を撮ってる人、
撮られてる人は当然、回数多いです。それだけ確立が増すわけだし。

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今日も長くなっちゃったけど。

技術的なコツってことなので、知って、実践すれば便利かな、
くらいに心に留めておくだけでも。

もっとも大事なポイントは。

“その場の人が皆笑ってること”
子供にはそれが一番効果高いです。

他には、撮る以前の前準備(心の)として、
普段、その子の写真でいい顔のものを一緒に見ておく。
「わあ、これ、かわいいねー」
「これ、どんな顔してる?ちょっとやってみて」
「わあ、ほんまや、同じ顔やわ。いいお顔やねー」
こんな会話が、自然な練習に。

そして、その顔をみるのが自分はすごく嬉しいんだってことを子供に理解しておいてもらう。

そんな感じの撮影は、子供にとっても楽しい出来事になる。
写真よりも大切な思い出として心に焼きつくことと思います。。。。

なんて、ちょっと最後は自分の想いが多かったけど。。




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