オトン介護日記~未知の世界へ~

認知症になったオトンの介護日記。
不安と不満を延々ぶちまけます。

希望はあるのか?

2014-10-26 22:56:29 | 介護日記
不安
イライラ
ショック
動揺
イライラ
諦め
自己嫌悪
イライラ
諦め
イライラ
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オトンの物忘れが始まってから現在までの気持ちの変動を自分なりに分析してみた。

最初は年相応の物忘れなのかそうじゃないのかの判断がつかないで
どうなんだろう?と様子伺いの不安な日々。

そのうちトイレを汚すとかトイレのスリッパで居間まで来るとか、ズボンのベルトがきちんと通せないとか…
ちょっとしたことが起こり始め、でも注意すれば気を付けるんじゃないか、元に戻るんじゃないか
とこちらもやっきになってオトンにきつく言う日々。
最初のイライラ。

物忘れの増加や奇行(就寝後何度も起きて同じことを繰り返すなど)が顕著にあらわれ、
こりゃ、ヤベぇな…と思い病院へ連れて行き「認知症」という言葉を医者の口から聞いた時、
とりあえずショックを受けたとしかいいようがない。
これからどうしようか…とか先々のことを考える余裕なんてなかった。
ただただショック。衝撃。

今後どうしたらいいんだろう…と、とりあえずインターネットで情報を漁る。
色々の方の症例を見て「ウチはまだ軽い方なんだ」と一喜一憂。
え?でもこれっていつまで続くん?…と先の見えないことに動揺。

オトンは認知症なんだと分かっていても、何度も何度も同じことを聞いてくる
それに対してのイライラは半端ない。
一度こっちも堪忍袋の緒が切れてかなりキツく言い返したら、
とうとう私には手をあげてくるようになった。
しかし、数秒後には今、私に手をあげたことを忘れているオトン。
マジ、イラつくって。
この場を借りて本音ぶちまけますと、
とっとと死んでくれてって思いますよ。
コレ、マジで。

でもって、そんな風にオトンに言ってしまった自分とそう思ってしまう自分が許せないのと
オトンにムカついたのとオトンに手をあげられてショックがごちゃまぜになって、
自分の部屋のドアにカッターナイフで切りつけた。
ついでに自分の腕にもナイフをあててみた。
(一気にいく勇気まではないwww)
数か所ミミズバレ程度の傷がついたところで、痛痒くなってきて
「アホらし…」と思ってヤメた。
部屋にはナイフの傷跡が残った。
あ~あ…自己嫌悪。

しかし、人間とは慣れていく動物で…
次第に日々の小さいことには慣れると同時に諦めていくことになるんだなと分かった。
トイレのスリッパのこともベルトのことも、最近ではもう私たち家族は何も言わない。
言ってもオトンには分からないということが分かったからだ。
これは諦めと言っていいのだろうか?
自分がおかしくなる前の自己防衛本能なのだろうか?

でもって、今現在このイライラと諦めを日々交互に繰り返しているような状況。

書店で著名人の介護に関する本を読んだけど、何かキレイにまとめられていて胡散臭くて最後まで読む気にならなかった。
現実ってもっとシビアじゃね?ハードじゃね?
それともそれだけ年数を重ねると私もそう思えるようになるのかしら?

とりあえず希望は見いだせていない。

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