オトン介護日記~未知の世界へ~

認知症になったオトンの介護日記。
不安と不満を延々ぶちまけます。

おいおいおい…

2014-11-03 17:55:08 | 介護日記
起床前。
目を瞑っていても、家族の物音というのは何となく分かるもので…。
何気なく耳に入ってくる音を聞いていた。

玄関を開ける音がする。
あ、オカンが新聞取りにいった。

擦り足のスリッパ音。
あ、オトンがトイレ入ってる。
用をたす音の後で、トイレの洗浄音。

と同時に、
ボタ?ビタ?

とになく聞き慣れない音がした。
何だろう…と覚醒しない頭で考える。(この時点で起きようとは思わない)
風の強い雨の日に窓ガラスに雨があたる音のような。
車に水はねされた時の音のような…。

とにかく過去に聞いた音と照らし合わせてみて、
多分家の外の音だろう…と結論に達した時。

「お父さん、どこで顔洗ってんの!?」

オカンの悲鳴が聞こえた。

どうやらオトンがトイレタンクの上の水で顔を洗ったらしい。

そうか…あのボタボタ音は顔を洗った時の水の飛び跳ねた音か、
…って、オトン マジか!?

認知症の奇行って、ホント予想外だわ…。


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