オトン介護日記~未知の世界へ~

認知症になったオトンの介護日記。
不安と不満を延々ぶちまけます。

泣かずに言えた

2018-06-02 10:46:47 | 介護日記
オトンの余命が分かってから色々しなければいけないことがある。

それは、先々のスケジュール確保。

てか、いつがそのX-DAYだか分からないんだけど、
とりあえず1ヵ月はいつ何が起きても良い状態にしておかないといけない。

で、まずはマネージャーに報告。
6月に入っているイベント関連の仕事は全てキャンセルにしてもらった。
ワタクシ売れてないですが細々とナレーター&MC稼業してます。

会社員の時みたいに「身内に不幸があったので今日休みます…」
が、できない身分。
なんせ、相手がある仕事ですからね…。イベント会社さんとそれに参加してくれるお客様。
いきなり当日の代役なんて見つからない。
ま、そこは無理やりでも見つけるのがこの業界だけど。
でも、そんなことしたら私の信頼ガタ落ちよ。
今後お仕事もらえなくなっちゃう。

悲しいかな、あらかじめ言っておけば代役なんてゴロゴロいる世界でもあったりする。
イベントに穴をあけるわけにはいなかいからね
あらかじめ不測の自体に備え、できる手は打っておく。
その分もちろんギャラは入らない。
しょーがないよねぇ。

だから、バイトもしている。

で、バイト先の店長にも今後のシフトについて相談。
夜勤で働いている間にも、どう切り出して伝えたら一番スムーズかシュミレーション。

でも、実際言葉に出して言おうとすると、こみあげてきそうになる。
いかんいかんいかん
もう泣かないと決めたのだ。

このブログの初期にも書いたことだが、
初めて認知症の家族会みたいなのに参加した時、
自己紹介の時点で私は感極まって泣き出してしまった…。
言葉が嗚咽で出てこなかった。
自分でもびっくりだった。

でも、あの時泣いたおかげで多少のことではくじけないようになった。
…気がする。

だから、今回はちゃんと気持ちをコントロールして話ができた。
淡々と訥々と…。

泣かれると相手が困るということも学んだ。

とりあえず、シフトは今までどおりで組んでおいて
「いざとなった時はそれはそれでカバーします」
とのことだった。

さすが、私より上の世代。
実際に親の葬儀を体験している人は、なんというか余裕が違う。

色々聞けるし助かります。

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