この司法判断の出処はどこなんだ～？

福井地裁が4月に出した高浜原発3・4号機の再稼働に対して出された
「動かしてはダメ。」という仮処分の決定を取り消しにした今回の判
断の根拠がわからん。

中日新聞の記事から、原子力規制委員会の新規制基準は「合理性があ
る」つまり、想定される地震の大きさを数字で示した「基準地震動」
とやらも「極めて厳しく想定されており、信頼に足る」だって・・・。

ふーーーーん、この裁判官福島の地震は無かったことにする。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ってつもりかね？

あのねぇ、関西電力に対して原発の稼働の差し止め訴訟を起こしている
住民は福島第一原発が実際に地震で壊れレベル7の過酷事故を起こした
ことを経験として踏まえて安全が確保できないとして「止めてくれ」と
訴えているんでしょ？

これ実際に起こった事故で人類が未だに毛棄権したことが無いほどの原発
過酷事故なんだよ。どうやって事故を片付けるのか？収束するのか？その
方法を誰も知らない手のつけようがない事故なんだよ。その結果、放射能
による汚染被害はどんどん広がるばかり・・・使用済み核燃料の処理、圧
力容器、炉心を抜けた溶けた核燃料デブリの回収、事故現場の高線量下で
の作業・・・

とにかく、原発は大きな地震が来たら壊れる機械・装置なんだって事が解っ
たのに、「大丈夫・・・」ってのはどういう神経してるんだろうね。

M８やM9の地震で壊れない装置や機械、建物ってこの世にあるんだろうか？
大抵のモノは壊れるよね？

一言、云って置く。　この裁判官は原子力規制委員会の新規制基とそれに沿った
関電の安全策の事務手続きに不備はない。といっているだけ。　この判断は
原発が地震に対して安全か？という判断とは全く別物。

チャーリーに言わせれば、「答えになってねー。出直して来い！」
てなもんです。

もちろん住民側は名古屋高裁に抗告の手続きを取るそうです。