チャーリーの青空トーク

60を過ぎた頑固ジジイが、ライフワークの「姓名判断」と「幸福に生きるには」を勝手に語るブログ。

核燃料サイクル崩壊 だって・・・

2018-09-02 19:48:30 | 脱原発・反原発・非原発

1991年の運転開始から25年間一度も発電出来なかった怪物
「もんじゅ」2016年にようやく廃炉の結論を出され現在燃料
の取りだしに動き出したところです。危機意識の強いチャーリ
ーは「もんじゅ」の廃炉が上手く行とは思っていません。

原発の廃炉もそうですが、出来る技術があるなら1兆円の税
金を棄てる前にとっくに片付いています。

原発の廃炉が簡単には出来ないことが解ってい乍ら、高速増殖
炉の廃炉が無事故で出来るハズがありません。

残念ながら断言できます。

今日の「核燃料サイクル崩壊」のニュースは、核燃料サイクルの
中核にあった「もんじゅ」が廃炉への事業転換をしたことを受け
てての決定ですが同時に、現在日本にある全ての原発を止め廃炉
にしなくてはならないという現実を先送りに出来ないという事を
物語っています。

どいう事かと言うと、ウランを使った使用積み核燃料を再処理し
新たにプルとニュームが含まれる原発用の燃料をMOX燃料と呼び
ますが、今回の報道ではこの使用済みMOX燃料の再処理を、電力
各社が断念したということです。

この使用済み核燃料をリサイクルし再度原発の燃料として再利用
することをプルサーマルと言いますが、日本ではこの処理をフラ
ンスに発注して行ってきました。

ですが、これを国内で可能にしようと計画した青森県・六ケ所村
で建設中の再処理工場の稼働の目途が立たないということです。

予算は当初の7900憶円からすでに2兆円を超えています。

原発が稼働したのちに出る使用済み核燃料をはじめ高レベルから低レ
ベルまでの総ての核廃棄物を処理・保管する六ケ所再処理工場が稼働
できなければ一歩も前には進めません。進めないばかりか、どんどん
と放射性物質が溢れ国家権力から国民への生命・財産の収奪が止まり
ません。

つまり、汚水処理施設が無いマンションを分譲し販売し、今に最新の
汚水処理システムが出来ますから大丈夫ですと住人には説明しながら
汚水処理施設の目途が立っていないのと同じです。さらに状況を悪く
している原因はこのマンションの契約書に「中途解約は無効で支払わ
れた代金は戻ら無い」という一項があり住民がそれに同意してしまっ
ていることです。

日本国民はまさにこのバカバカしいマンションの住人と同じなのです
が、それに全く気が付いていません。もしくは、「オレは大丈夫」と
高を括っているだけ。

何れ、全てを失う事になるとは夢にも思っていませんが、やがて全て
を失う事になります。

昭和の旧帝国軍が日本を引きづり廻した大厄災もそうでした。
平成に入りたぶんできるだろうと楽観していた原発事業が、東日本大震
災によって福島第一原発がメルトアウトした事により核の平和利用は不
可能なのでは?と、ようやく考え始めた。

日本人はバカですか?

世界に冠たる文化と民族そして連綿と続いて来た歴史を持ちながら、どう
してこう簡単につまずくのですかね?

たかだか、70数年前の失敗をまた繰り返そうとしています。

一つ言えます。日本人は命を軽視しすぎます。それでなくては、国策とし
て原発などと絶対に割りの合わない事は出来ないハズです。足し算・引き
算の問題で賢いとかのレベルでは無く、小学生にもわかる事です。

それが出来ないという事は、国家が国民の命を軽視し強要しているという
事です。

日本では国民が国を相手取って裁判を起こすとほぼ負けます。
何故ですかね? 

検察・警察は犯人をでっち上げる冤罪がなくなりません。
何故ですかね?

日本はそう云う国なのです。そろそろ国の中身を変え、もう少し住みや
すい国にしたいと思いませんか?








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