初訪。
この店には前から興味があったンたが、ちと遠いので後回しになってた。
こないだ朝のTVでやってたと聞いて、一気に興味が加速!
取り上げられていたのは 「牛脂そば」 なる、謎のメニューだとゆー。
なんでも一式をフライパンに載せ一斉に焼き上げるらしー。
この建物は面白くて隣には新進気鋭の "case-K" が入ってるし、
2階には重鎮の "角ふじ"。伝統的な中華やも共存する。
どの店も開店前で誰もいなくて静かなモンだ。ちと早く来過ぎたか。
11:00の開店を待ち、ポール・ポジションでin。
照明を落としたシックで快適な店内。コンセプトは海と船にござる。
JINRIKISEN (人力船) ってどんな意味なンだろー?
メニューは実に面白く、房総式の旗のもとほぼ全てがオリジナルで、
これほど "クリエイティブ" な店もそーそーないゼ。
■『黒毛和牛のチャーシュー増し牛脂そば(中)』 を、デフォで。
実に気分の良いビジュアル。ヤケドするホド熱々のコンディション、
全ての要素が、バランスの良いオーラを発している。
ネットリと重い極太の平打ち麺を、チカラを込めてリフトして初口。
なんとミッチリとしたアタリ、デ・アルカ。
追掛けてキたのが、中低域をズシッとブローする深遠な牛脂のコク。
深々と、深々と、おそろしく合う。
この倖せが今始まったばかりなンて、もぉワクワクして倒れそーだ。
麺は浅草開化楼・謹製。みっちりと中身が詰まって、
食感、小麦感、味わい、申し分なし。このメニューにあう!アウゥ!
美しく並べられたチャーへ。フワッと拡がる、ピリッと爽やかな風。
ワサビぢゃないか。ココにワサ・ビーフを持ってクるのかぁ。
そして、このソボロは鶏だろーか。
食感と旨味のアシスト。私が求めているものがなんでわかるンだ!
青菜と白髪ネギ。ネットリ重厚な麺と、まさに両極。
両者のカオをはっきり見せつつの、至上の相互補完が快感にござる。
これまた楽しみにしていた第2ステージへ。
簡易オジヤにすることはよく行われるが、この店のは段違いに本格的。
厨房に引き揚げて、ちゃんと調理されるのだ。
しかも、牛脂チャー増しの場合は、炒めたガーリックライスなのだ。
口中でハフハフと灼熱を転がしながら
芳醇に拡がる、ガーリックと牛脂とスープの味と香り。
シッカリと炒めが入り、灼けた金属のダイレクト感が、もぉタマラン!
☆☆☆
これほどのプロフェッショナルさは、いったいどこからキたのだろう。
この店のルーツを調べてみたら、
八千代で房総式を張ってた「拉通(閉店)」のスピン・オフとあった。
その名は知っていたが、単にユーザー同好会的な店だと勝手に思ってた。
なんと!これホド、デ・アったのか。